2013年6月12日水曜日

流行の700*25C ロードタイヤ 思うところ


「ロードタイヤで23→25Cに太くすると良いの?」、バリバリ系ショップではない当店でも、よく質問されるようになりました。ロード専門店さんでは、2~3年前から話題になっていましたが、最近急激に認識が広まったキッカケは、2013年の春先に小売店向けに開催されたシマノのテクニカルセミナーでのプレゼンかと思います。

物理モデルのみの話では、どれを支配要素に選択するかで答えは変わって来ます。実製品は、呼び寸法と実寸法が違ったり、コンパウンドや構造は勿論、リム断面形状や入気圧によっても影響を受けるので、手放しで25Cタイヤ最高!とは言えないでしょう。

個人的には、総じてコーナーでのショルダー接地面UPによる安心感やエアボリュームUPで乗り心地がソフトになるメリットは感じます。ロードバイクユーザーの大半がロングライド用途なので、使用目的にはあっているとも言えます。

ここは是非、数値比較が得意なドイツメデイアさんやバイクジャーナルさんに構造と材料が同じタイヤで転がり抵抗(RR)や空気抵抗を定量評価して検証して頂きたいものです。既にしているかもしれませんが・・・。

まあ、何処と無く、かつてクルマのホイール&タイヤメーカーが仕掛けたインチアップキャンペーンと同じ香りがします(笑)。既存のフレームやブレーキアーチに干渉しない適当なサイズということで、25Cに落ち着いたと言った処ではないでしょうか?

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。