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2024年3月19日火曜日

ガス衣類乾燥機を修理する ファンベルト交換 / 見落としがちな 排湿筒 ガラリ 清掃

ガス衣類乾燥機 ファンベルト交換
清掃前 ガラリ
清掃後 ガラリ

先日、みんなの憧れ46worksさんが洗濯機を鮮やかに修理される動画が流れてきました。さり気なく、冷凍庫にベアリングを入れて「冷やしばめ」されているのが痺れます。

インターネット特にYOUTUBEの普及で、良くも悪くも、情報やノウハウの民主化が進みました。自身のDIY基準は、過去のポストから変わりません。大まかな工数を試算して、自身レバレートを掛けて妥当性を判断してます。

閑話休題。単純加熱なら、灯油or都市ガスがエネルギー単価が優れていますが、10年強選手のガス乾燥機がご機嫌ナナメに。

店主は、過去に産業用の恒温槽やシュリンカーに携わっていたので、過熱防止等の制御は理解してます。エラーコードを見て、フェールセーフが効いたのねと一通りチェックしてみることに。

吸排気フィルターは、こまめに清掃していてキレイだし、排湿フレキダクトも詰まっていません。サーミスタの類も問題ありません。見落としていたのですが、排湿筒・ガラリの詰まりが原因でした。高所作業になるケースが多いので、敢えてユーザー向け資料では触れられていないのかと。

上記対応で暫く問題無かったのですが、今度は別のエラーコードを吐くように。ファンベルトを交換して今に至ります。

※取付&加工法や使用パーツ等のご質問は、当店ノウハウのため、お応えしかねますことをご了承ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。 

2024年3月17日日曜日

Cannondale SuperSix EVO Gen.4 | キャノンデール スーパーシックス エボ 第4世代 デルタステアラー コラムカット 注意点

一般的なアヘッドステムの場合、締め代を確保するため、ステムorスペーサ上面を基準にコラムを2~3mm凹ませてカットするマイナス公差が通常加工です。

ただ、三角断面の「デルタステアラー」を採用した「Cannondale SuperSix EVO Gen.4 | キャノンデール スーパーシックス エボ 第4世代」は異なります。ヘッドキャップを「ツライチ用」or「汎用丸形」のどちらを用いた場合でも、コラム長はプラス公差に仕上げる必要があります。正確には、ステム上面から-1~+2㎜にするように指示されてます。
アンカー役のセットスクリューをトップキャップ側のナットで引き上げる構造なのが理由です。締め代は、トップキャップ裏の凹で吸収します。また、セットスクリュー長が限られているので、先述の公差で仕上げる必要があります。

ちなみに、デルタステアラーの表面は、ワイヤー/ホースとの摩耗防止のためInnegra繊維でラッピングされてます。
余談ですが、デルタステアラー側面には、オレンジ色のCAUTIONデカールが貼られています。そのままだと、左右フィラー(半円柱状のスペーサー)挿入時に干渉するので注意が必要です。

※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2024年3月14日木曜日

台北サイクルショー 2024 | Taipei International Cycle Show 2024 行ってきました Ridea Prism Wing wheel/TRP HYWIRE/Hyena/OOLO OOECAGO SCOOCAGO/igus BIKE など

Taipei Cycle 2024 / 台北 タイペイ サイクルショー 2024 

旅も人生も楽しむことがヘタクソな店主、毎度のLCCで日帰り台湾へ。「台北サイクルショー2024/Taipei Cycle 2024」に出張してきました。桃園空港→南港展覽館は、いつもの「1843バス」なら車中で1時間寝られる算段でしたが、飛行機遅延でMRT移動を余儀なくされて出鼻からつまづいた感。

ショー全体の雑感は、関連パーツ含めてE-BIKEが本流は変わらずの状況。例年に比べて、アナログバイクが目に付きましたが、スチールやチタンのメタルフレームもケーブル・フル内装が当たり前に。

大メーカーのブースは、サイズを従来の半分程度に抑えたところも散見され、業界の景況感が反映されたところ。EUROBIKEや費用etcを理由に欧米人は少なく、日本人含めアジア圏からの訪台者も減った印象。
Ridea Prism Wing wheel

ワイドタイヤ&リムによる低圧化を追い風に、「ニップルホール&リムテープ、スポークテンション構造で免れないリム変形」と言ったチューブレス・タイヤの阻害要因を排除するなら、行きつくところは自動車やモーターサイクル同様のワンピース・リムになるんじゃないかと。

シーラントありきな現在のチューブレスレディは、工業製品として未熟さが拭えず、将来は下記のようなセグメントを予想しています。

ハイエンド(レース向け):重量や転がり抵抗を重視、チューブレスレディ踏襲
ミドル:バトンホイール+チューブレス(シーラント不要)
エントリー:昔ながらのチューブド継続

勿論、シーラントで誤魔化せなくなるとタイヤメーカーは、部材精度の向上や成型機投資が必要に。更に「チューブレス+ラジアルケーシング」まで突き進んだ場合、現状で手札を揃えているのはMAXXIS (CST)だけになるかと。

TRP HYWIRE + Pinion C1.12i Smart.Shift Gearbox

アナログバイク(=ペダルバイク)用で、Eurobike 2023でも出展されていた電動コンポ「TRP HYWIRE」と「Pinion C1.12i Smart.Shift Gearbox」の組み合わせ。

内装変速機で最近上市された他社品としては、「Rohloff E14」や「Classified日本語サイト)」のリアハブ型が挙げられ、既存フレームにも適用できるのがメリット。一方でミッドマウント式は専用フレームが必要ですが、マスの集中化が図れます。

TEKTRO / テクトロ ドライブトレーン関連

これまでは、上位のTRPブランドのみであったドライブトレーン関連。満を持して?、ボリュームゾーンのTEKTROブランドでも展開。型番から推測するに、ケーブルピッチはシマノ互換かと。
CST OVERTON セミスリック・グラベルタイヤ
CSTブランドでもチューブレスレディ上市済み

シマノ
気が付けば、フレームとタイヤを除きすべてを自社傘下に

GIANT
台北ショー開催にあわせて新型TCRを発表

WTB
TCS ROCKET TIRE PLUG KITやMAX-FLOW VALVESの他、
同社イメージのブラウン色なTPU チューブを発表

MERIDA
差別化のために、カラーオーダー回帰か?

GW Manufacturing
NCから排出されたスクラップから100%リサイクルしたアロイ・スペーサー

EU市場からは各社に、リサイクルや梱包材で環境対応が求められている模様。2000年前後にあったISO14000トレンドを思い起こさせます。
INTENSE
Hyena / ハイエナ

「Hyena / ハイエナ」は、ポップなCIに変更。ディスプレイを備えた上位のHMIを投入したり、サークル錠含めたエコシステムを構築中。

JuinTECH / Juin Vent-Vane
アルミ放熱フィン付きローター
OOLO / OOECAGO & SCOOCAGO

C-TECH UNITED CORPORATIONが手掛ける「OOLO」。キックボードの現実解と物流ラストワンマイル対応を併せたフロント2輪のReverse Tricycle。現状、操舵にクセはありますが、このスタイルをベースに全固体電池と組合わせ、ペダリング不要になるのが2040年頃のパーソナルモビリティかと店主は予想してます。

igus BIKE

自転車屋だとドライブッシュ(すべり軸受)、FA/産業機械/生産技術屋だとケーブルベア(エナジーチェーン)でお馴染みの「igus/イグス」は、回転成形&再生プラスチックで作られた自転車を出展。ハンドルバーは、豊富なカラーバリエーションが特徴で強度も確保しているとの事でしたが、重量はそこそこありました。

Rapha Taipei Clubhouse·台北

南港展覧館からの帰り道、「Rapha Taipei Clubhouse」に立ち寄ってきました。此方の反応をみて、さり気なく英語接客に切り替えるスタッフさんを見てインバウンド対応っぷりが伺えました。
家楽福超市 台北重慶北店

台北駅周辺は、スーパーマーケットが少なく、手頃な価格と24時間営業で重宝していた「頂好 wellcome」。赤&黄の看板が目印でしたが、知らぬ間にジェイソンズと共にカルフールに買収され「家楽福超市」に。店頭の品揃えが以前に比べて、高級志向になったような…。

さらに、そのカルフールは統一集団に買収されるようで、日本国内のドラッグストアM&Aと似た構図。ちなみに台湾スーパー事情は、こちらのnote記事が分かりやすいです。
最後に台湾土産。訪台時のイミグレ後に頂いた「Covid-19 コロナ検査薬」を先着一名様に差し上げます。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2024年3月13日水曜日

春需なんてうそさ

春需なんてうそさ / Spring demand is a lie

春需なんてうそさ / Spring demand is a lie

春需なんて ないさ
春需なんて うそさ
つよきな とんやさんが
あおってくるのさ
だけどちょっと
だけどちょっと
ぼくだって ほしいさ
春需なんて ないさ
春需なんて うそさ

当店とは縁遠い「春需」。一般車メインの販売店さんだと、年間売上の1/3以上をそこで稼がないと死活問題とも言われます。学生向けノートPC&タブレット市場も、同じような状況みたいですね。

御多分に漏れず、当店も寒い時期は業績が悪いのだから、春需で取戻さないといけないのですが、「毎度おなじみ流浪の自転車屋」らしく、ムリ/ムダ/ムラは良くない平準化すべしと何時だって低空飛行定常運転です(オイ)。

まあ、人々の活様は多様化したし、自転車の販売チャネルも、一般車:大型店、電動アシスト車:家電量販店に集約された背景もあります。それにしても、CBAさんとダイワサイクルさんの出店攻勢はすごく、IBD終焉を感じさせます。

まあ、そんなこんなで、悲哀を込めて「春需なんてうそさ、全部嘘さ、そんなもんさ」と口ずさんでいたら、有難いことに新学期を控えて通学用の自転車を何台かご注文を頂きました。もしかしたら、シュレーディンガーの猫の如く「春需」はそこにあるのかもしれません。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2024年2月4日日曜日

iRC TANKEN GEKKOTA TUBELESS READY & BOKEN G-CLAW TLR | アイアールシー タンケン ゲコタ チューブレスレディ & グラベル用 ボウケン ジークロウ チューブレスレディ 700×50C

iRC TANKEN GEKKOTA TUBELESS READY
カットサンプル
下側:TANKEN GEKKOTA TUBELESS READY

店主が個人的に興味があった新作タイヤ、「iRC TANKEN GEKKOTA TUBELESS READY | アイアールシー タンケン ゲコタ チューブレスレディ」を商売そっちのけでおさわりしてきました。

このタイヤ、同社のダート系モーターサイクル用「GEKKOTA/ゲコタ」コンパウンドを流用して、「低反発」を謳ってます。トレッドを指で押すとショアA15~20ぐらいの感触で、加硫不足?と疑うぐらい硬度が低いのに驚かされます。そして、卓球の粘着ラバーPF4を彷彿させるようなタッキネス。

確かにこのトレッドだと、濡れた岩場も路面を掴む安心感が得られそう。反面、リエゾンやアプローチでは脚が削られ、スタミナが無いライダーはキツイと容易に想像できます。話を伺うと、インプレでも同じ意見が挙がっているとのこと。

そうなると、E-MTB向けかとも考えますが、舗装路を高トルクで走ったらすぐに完摩してしまいそうなので、リアはノン・GEKKOTAを選択するのが経済的。ともあれ、市販品でここまで振り切ったタイヤは稀有なので、下り系ライダーは一度試してみるのをお勧めします。

店主のタイヤ知識は、昔の乗用車/トラックバス用ラジアルタイヤに偏っていますが、カットサンプルを拝見すると、ハイ・ビードフィラー構造が伺えます。その外側を耐サイドカットを兼ねた長めなチェーファーで覆っている感じかと。

ビードフィラーを有する構造だと、成型前にビードコアにプリセットするプロセスになるかと想像できます。一般的にビードフィラー(=スティフナー/エイペックス)は、ビード形状の維持と剛性に寄与しますが、TANKEN GEKKOTAの設計意図はサイド補強が主かと。モーターサイクル用タイヤに近づいた構造ですが、少なくとも市販品に関しては、硬/軟フィラー配置までは至ってないようです(間違っていたら、ご指摘ください)。

ふと思ったのは、このGEKKOTAをロード/グラベル/CXタイヤのショルダーに配して、ウエットコンディションの一発レース用途に選手供給したら良いプロモーションになるんじゃないかと。水面下で既にテスト済かもしれませんが…。
BOKEN G-CLAW TUBELESS READY 
ボウケン ジークロウ チューブレスレディ 700×50C

北米のみに上市予定だったグラベルタイヤ、「BOKEN G-CLAW TLR | ボウケン ジークロウ チューブレスレディ 700×50C」が日本国内でも展開されることに。

廃番のMTBタイヤ「G-CLAW TUBELESS READY」をグラベル用にリブランディングしたモデル。「700×50C」と旧作と同サイズですが、ケース構造&コンパウンドの変更有無は聞きそびれてしまいました。

グラベル用としては、ワイドタイヤゆえ装着できるバイクは限定的かと思われますが、適用範囲が広そうなトレッドパターン。フルリジッドのMTBに履かせたり、モンスタークロス的な車体に合わせると面白いかと。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2024年1月26日金曜日

SUGINO CAPACITY BOOSTER & Cycloid SHC Super Hill Climb 12s | スギノ エンジニアリング キャパシティブースター サイクロイド SHC 偏心プーリー & 楕円チェーンリング 初見感想

SUGINO CAPACITY BOOSTER
スギノ エンジニアリング キャパシティブースター
偏心プーリー
ガイドプーリーも偏心しており、スプロケット距離が一定に

先日開催された「サイクルパーツ合同展示会」で初公開された「SUGINO CAPACITY BOOSTER | スギノ エンジニアリング キャパシティブースター」。

ブースで「Suginoさんも潮流に乗ってビッグプーリーやっちゃうのね」と、いささか冷ややかな反応を店主が見せると、担当の方が「いやいや違うんですよ」と言うことで話を伺ってきました。

開発の発端は、シマノ12s用に対応した同社新製品の非真円(≒楕円)チェーンリング、「Cycloid SHC/サイクロイド SHC/Super Hill Climb 12s」。従来の11sなら、楕円リングに換装してチェーンテンションが吸収できない場合は、RDをロングケージ仕様に交換することを提案できたが、12sはケージ長が一種に集約されてしまったため、その手が使えなくなって別の手段を講じる必要に。

この「SUGINO CAPACITY BOOSTER」は、ケージは純正のまま、偏心ビッグプーリーのみを差し替える構成。偏心プーリーは、他メーカーでも散見されますが、パテント面は問題ないとのこと。

長期使用を想定して、フルセラでは無くボールのみセラミック製で、ラバーシールも装備。ガイドプーリーも偏心することでリアスプロケットとの距離が一定に保たれ、変速性が確保されてます。

真円ギアと組み合わせて、普通のビッグプーリーとしても使用可能。プーリー厚の違いから、「R9200」と「R8100/R7100」の2モデル展開。

ちなみに、初代サイクロイドはシマノ・バイオスペースに対抗して上市されたような記憶が。一般的なローラチェーン用のスプロケット歯形は、JISのS歯形ベースですが、「Cycloid SHC」は、「全歯たけ」が高いので、サイクロイド歯形を意識したのかしら?と思いましたが、そうではないようです。ちなみに歯車(ギア)の話になりますが、サイクロイド歯形に関しては下記参照下さい。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2024年1月23日火曜日

キャノンデールジャパン主催 Cannondale Topstone Carbon | キャノンデール トップストーンカーボン グラベルバイク 試乗会 2024/2/17(土)神奈川県川崎市 MAGNETにて開催 ご案内

2024/2/17(土)にキャノンデールジャパンさん主催で、グラベルバイク「Topdstone」の試乗会を開催されます。ちなみに、サイクルスポーツさんの紹介記事が見やすいです。

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オンオフ問わずあらゆる道を走破できるキャノンデールのグラベルバイク「トップストーンカーボン」の試乗会を2月17日(土)に開催します。

開催場所は神奈川県川崎市のサイクルウェア販売店「MAGNET」。

多摩川グラベルへのアクセスが抜群なMAGNETを拠点に、地元を知り尽くしたガイド付きで1時間半の試乗を楽しめるグラベルガイドツアーのほか、それぞれのペースで自由に1時間の試乗を楽しめるメニューをご用意しました。

バイクはキャノンデールの代名詞とも言えるレフティ付きの試乗車を中心に、その性能を体感して頂くだけでなく、グラベル初心者からベテランまで楽しめるよう、様々なグラベルイベントを知り尽くしたスタッフを配置。バイク以外の楽しみ方もお伝えする予定となっております。

グラベルバイク「トップストーンカーボン」試乗会
開催日:2024年2月17日(土) 
場 所:MAGNET (神奈川県川崎市中原区上平間377-20)
参加費:無料
参加特典:MAGNET割引クーポン
試乗車台数:8台

事前予約フォーム:

<試乗車リスト>
【XSサイズ】Topstone Carbon 2 Lefty (カラー:ゴールドラスト)
適正身長:147cm - 165cm

【XSサイズ】Topstone Carbon 2 Lefty (カラー:ラグナイエロー)
適正身長:147cm - 165cm

【Sサイズ】Topstone Carbon 2 Lefty (カラー:ゴールドラスト)
適正身長:160cm - 175cm

【Sサイズ】Topstone Carbon 4 (カラー:スモークブラック)
適正身長:160cm - 175cm

【Sサイズ】Topstone Carbon 4 (カラー:オリーブグリーン)
適正身長:160cm - 175cm

【Mサイズ】Topstone Carbon 2 Lefty (カラー:ラグナイエロー)
適正身長:170cm - 185cm

【Mサイズ】Topstone Carbon 4 (カラー:オリーブグリーン)
適正身長:170cm - 185cm
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当店から離れておりますが、参加費無料ということもあり、グラベルバイク「Topdstone」を購入検討されている方は、この機会を是非ご活用下さい。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2024年1月22日月曜日

Magene / マージーン C606 Smart GPS Bike Computer / L308 Intelligent Expression Tail Light 初見感想

Magene C606 Smart GPS Bike Computer
2023年/6月のEUROBIKEで初お披露目、2024/1/16に正式発表された「Magene / マージーン」の「C606 Smart GPS Bike Computer」をサイクルパーツ合同展示会のGROWTACさんブースで触れてきました。

新作はGarmin Edge 540/840と似たフォームファクターで、お馴染みのDC Rainmakerでも紹介されており、気になっていた方も多いかと。近年のGPSサイコン市場は、高価格帯:Garmin/Wahooの二強、低価格帯:Bryton/iGPSPORT辺りで落ち着いてきた感でしたが、後者マーケットにMageneが割り込んできた感。

競合品と同サイズの2.8インチ液晶を装備。パッと見のUIは、Garminライク。タッチスクリーンの反応は、キビキビして好感触。一方で、目的地設定やルート作成はスマホ頼みなようで、使い勝手は割り切りが必要そう。また、内部ストレージが4GBなのは少々心許ないところ。
Magene L308 Intelligent Expression Tail Light


同時に発表された「L308 Intelligent Expression Tail Light」は、専用アプリでCOB LEDのドット絵が作成できるのが特徴。加速度センサー内臓で、ストップランプ機能もあり。ボディ厚はソコソコありますが、AirTagの収納機構は無し。

数年前のknog Blinder発売時に、Modemakerアプリでユーザーがグラフィックやアニメーションを作成できるように店主は要望していましたが、Mageneが具現化してきた感。

C606 Smart GPS Bike Computer / L308 Intelligent Expression Tail Light共に2024年春頃からデリバリー開始予定とのことですが、「大陸から直接/GROWTACさんオンライン/当店他」の何方から購入されるかは、貴方次第です。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2024年1月20日土曜日

WHEELTOP ホイールトップ EDS TX / OX ワイヤレス電動変速機 初見感想

WHEELTOP EDS TXシリーズ
FD/左シフトは1ボタン式
RD/右シフトは2ボタン式
レバー&RD素材は、カーボンorアルミの2種
RD:バッテリー脱着不可
FD:オートトリムあり

先日、業者向けの「サイクルパーツ合同展示会」に出かけてきました。自転車に限らず、この手の展示会は本国サイトから発信される先行情報もあり、オオっとなることは少なくなりました。ただ今回は、この日に新しいプロダクツをぶつけてきた意欲的なブースが目立ちました。

その中でも、情報をリークさせるタイミング・ルート共にバッチリ合わせ、一番の注目を集めたのは、ホダカさんが取り扱われるワイヤレス電動変速機「WHEELTOP/ ホイールトップ EDS」かと。

ロードバイク用「EDS TXシリーズ」。お触り程度ですが、テスト車体のクランクが、Di2対応のFC-R7100だったこともありFD動作も総じて良好。動作速度は2種から選べるようですが、シマノと比較すると少し遅いかなと言ったところ。

RDの外観はSRAMライク。パテント回避のため、充電はパワーメーター・クランク同様の有線で電極をつなぐ方式。現場で確認した仕様は、ザックリ下記になります。

バッテリー:FD/RD共に脱着不可
シフターボタン:左FDは1個/右RDは2個
FD:オートトリムあり
油圧ホース・オリーブ/インサート:SRAM互換
フルード:ミネラル
ブレーキパッド:シマノ互換

ブレーキレバーのリーチアジャストが装備されれば、旧型のワイヤ式コンポ環境で、手が小さい&握力が弱いライダーが苦手とするFD操作を電動化できるメリットがあるかな?と思います。
EDS OXシリーズ
ケージサイズ:3種あり
MTB用の「EDS OXシリーズ」は、フォールディングバイクのカスタマイズに用いても面白いかと。EDS TX/OX共に2024年春ごろから、日本国内で販売開始の予定とのこと。

電動化でコモディティが進んだ表れとも言えますが、総じて企業競争は、商品価格や性能面で切磋琢磨が生まれ、ユーザーにとってメリットがあるので、新規参入は喜ばしくホダカさんには頑張って欲しいです。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。