2025年7月8日火曜日

中華ブランド ロードフレーム考察 2025 SEKA/TRINX/WINSPACE/Li-Ning/UCC | CHINA CYCLE 2025 出張記

SEKA ブース

2025年5月に上海で開催された「CHINA CYCLE 2025」へ出張してきました。2024年に引き続き今回も中国ブランドのアナログバイクを早足ですが、グルっと拝見してきました。今回は、「SEKA/TRINX/WINSPACE/Li-Ning/UCC」をご紹介します。

2025 Q2 Seka Spear RDC & POWBOX
Team Edition
Seka Spear RDC

MY2024に穴あきフレームの先駆けとなった「Seka Spear」。2025年のCHINA CYCLEでは、他社品でもフレームやシートポストなど所々に穴を開けたロードバイクが目に付きました。SEKAは、中国のアマチュアチーム「Powbox-SEKA Team」に供給される「2025 Q2 Seka Spear RDC & POWBOX」が限定販売される模様です。

TRINX ブース
TRINX ブース

フレーム製造/塗装から組付までを自社工場で賄う「TRINX」。スチール/アルミ/カーボンモデルまで手掛けています。ハイエンドモデルと言うよりも、クロスバイク含めエントリー~ミドルハイまでを手厚くラインナップしている感。ちなみに、MTBのTRINX FACTORY TEAMを有します。

WINSPACE ブース
WINSPACE ブース

近年「WINSPACE」は、従来のラインナップに加えて、手頃な価格で提供するセカンドライン「LEGiT」を立ち上げています。

Li-Ning Speed Bike
Li-Ning Star Pro Cycling Team チームジャージ
Li-Ning ブース

Li-Ning(李寧有限公司)」は、年間売上高数十億ドルを誇る中国のスポーツ産業の巨大企業。1990年に元体操選手の李寧氏によって設立。同社は、バスケットボール/ランニング/バドミントン/トレーニング向けのスポーツウェアやシューズを中心に展開してます。

Li-Ningは、NBA選手とのコラボレーションや、パリ・ファッションウィークへの参加など、スポーツとファッションの融合にも力を入れています。また、同社は中国市場において、ナイキやアディダスに次ぐ第3位のシェアを持つスポーツブランドとしても知られています。

さらに、Li-Ningは「Double Happiness」(卓球用品)、「AIGLE」(アウトドアスポーツ)、「Kason」(バドミントン用品)などのブランドも展開しており、スポーツ用品業界で幅広い事業を展開しています。

同社は、以前から「Li-Ning Star Pro Cycling Team」を擁してしましたが、フレームは提携した他社品を用いておりました。そんなLi-Ningが、自社でロードバイクの開発に着手した初号機がこの「Li-Ning Speed Bike」。その豊富な資金力を活かし、すでにSilverstone Sports Eng. Hubで風洞実験を行っているようです。

UCC ブース
UCC:Rolling Steel

UCCは台湾発祥の自転車メーカーで、20年以上の歴史を持つスポーツバイクブランド。2008年から中国市場にも進出し、現在は広州に拠点を構える「広州环球自行车工业有限公司」として事業を展開しています。日本国内で流通するスチールバイクに関して、同社がOEMしているモデルも少なくありません。

なお、当店の「CHINA CYCLE 2025」関連記事は、コチラをご覧ください。


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