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SEKA Spear |
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CFDで空力を最適化したシートステー結合部 |
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ディスクブレーキキャリパ台座 |
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SEKA Spear |
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SEKA ブース |
店主、上海で開催された「
CHINA CYCLE 2024」へ出張してきました。俗にいう「中華フレーム」ですが、OE/ODM工場が起こした自社ブランドもあれば、ファブレスで生産委託しているところもあったりで、一括りに出来ない背景があります。
そんな中国ブランドのアナログバイクを早足ですが、グルっと拝見してきました。自転車業界の世界的不況や保護主義の流れを受けてか、自社ブランドでハイエンドモデルを投入するブースが多く見て取れました。ただ、リラやペソと並んで、独り負けの円安為替もあって割安感は薄くなっています。
従来の「中華フレーム」は、二番煎じな造形だったり、何処か垢抜けないグラフィックが付き物でしたが、「SEKA」の新モデル「
Spear」のように魅せ方も洗練されてきて、新しいフェーズに入ってきた印象を持ちました。
その一方、工業製品の基本である、はめあい/同芯度/平行度等の幾何&寸法公差に関しては未知数です。この辺りの話は、
過去ポストをご覧下さい。
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PARDUS GOMERA EVO |
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PARDUS ROBIN RS |
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PARDUS GOMERA EVO |
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GIRDER CYCLE |
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VAN RYSEL |
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JAVA:上位ブランドのJ-AIRを展開 |
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SAVA ブース |
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SAVA:ハンドル/ステム/フォーク一体型 |
JAVAは、上位ブランドのJ-AIRを展開。それと空目するSAVAは、2023に「ハンドル/ステム/ダブルクラウンフォーク」一体型のSTJARNを発表しましたが、今年の新作はコンサバ寄りに。
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XDS ブース |
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XDS:上位ブランドの「X-LAB」を展開 |
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X-LAB RT9 |
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X-LAB RT9 |
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何処かでみたような配色のX-LAB RT9 |
OE/ODM大手の「XDS」は、ハイエンドブランド「X-LAB」を展開。東レ・T1100カーボンを採用した「RT9」は、フレーム重量560g(Mサイズ)、バイク重量5.9kgと軽量に仕上がってます。
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BROSS SEEKER グラベルバイク |
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BROSS Zenith Plume |
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BROSS X GRC with Will Brigunt |
リムブレーキ時代のロードバイクは、フレーム/フォーク/足回りのトータルで乗り味や振動吸収を謡っていて、各社エンジニアの「設計ノフハウ」や「秘伝のタレ」が色濃く出ていたかと。
言い換えると、既存の大手ブランドがエアロ一辺倒になって、気付くとこれまで強みにしてきた「進む感」や「乗り味」といった特徴が訴求しにくくなって、新興ブランドとの差異が小さくなっているのかもしれません。
また、日本国内のユーザー目線に移すと、円安やインフレで自転車の価格が上がったことから、このような「中華ブランド」も選択肢に入ってきているかと。ただ、それらは日本国内流通の大半が「フレーム単体」なのがハードルになります。
安かろうと中華フレーム単体で入手しても、いざバラ完となると、工場向けよりも割高なパーツ代と組立工賃が加わり、大手ブランドの完成車を購入するのと費用的に大差なくなってしまう現実があります。フルエアロ・バイクの組立工数は、従来比3倍程掛かりますし。
また、リア多段化やディスクブレーキ化によって、各パーツとフレームのクリアランスが狭くなる傾向があって、バラ完はパーツの組み合わせによっては干渉リスクが高まっています。
それじゃと完成車デリバリーを期待しても、組立工場がシマノ製コンポーネントをボリュームディスカウントで確保するには、大きなロットを積む必要があります。それが出来ない場合、SRAMが受け皿になっていましたが、同社は工場を台湾に集約済でかつてほどの小回りは期待できません。
中国のデフレ輸出を阻止するため、関税障壁を設ける米国策も垣間見れ、半導体/通信機器/EV同様に、スポーツ自転車も
WHEELTOPや
Magene等の自国グループセットをパッケージした「オール中国」vs「欧米台日の連合」の構図になる未来も遠くないのかもしれません。
※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。