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2025年10月22日水曜日

TOKYOBIKE PORTER | トーキョーバイク ポーター 電動アシスト e-bike カーゴバイク E-CARGO BIKE 試乗してきました

TOKYOBIKE PORTER | トーキョーバイク ポーター
電動アシスト E-カーゴバイク

2025年9月下旬の発表以来、店主が注目していたtokyobike初の電動アシスト車であり、しかもカーゴバイクである「TOKYOBIKE PORTER(トーキョーバイク ポーター)」。販売店向け展示会で試乗する機会に恵まれました。

本車は型式認定や普通自転車枠などのハードルをクリアしつつ、現実的な価格で販売開始される意欲作だと捉えています。機能性優先で、どうしても武骨になりがちなE-カーゴバイク群の中で、tokyobikeらしいシンプルかつ細身の意匠で統一されています。

ロングジョンスタイルでホイールベースは長くなりますが、フロント16インチ/リア20インチの小径ホイールを採用することで、国内の普通自転車の枠内に収まる設計になっています。アルミフレームを採用することで車体重量は23.5kgで、一般的な子乗せ電動アシスト車と同等の軽い仕上がりです。

フロント16インチ仕様で試乗前はやや不安はありましたが、乗ってみると小径ホイール特有の切れ込みやクセはなく、ハンドリングは自然でした。

試乗車のフロントラックは、折コンが積載されていました

内装3段
シンプルでスッキリした操作パネル
シマノ NEXUS 内装ハブ ディスクブレーキ 3スピード SG-3D55

リアハブはCENTER LOCKローターマウント搭載の「シマノ SG-3D55」。国内流通量は限定的ですが、一般的な内装3段ハブより許容トルクが高かったと記憶しています。
前後メカニカル・ディスクブレーキ搭載
調整幅が限定されるフルフェンダー/ディスクブレーキ装備ゆえ、リアドロップアウトは逆爪で、チェーン伸びはテンショナーで吸収する構成になっています。
リアディスクブレーキ台座
コクピット周りの剛性を重視するなら、ヘッドチューブを上部に延長してトップチューブから補強パイプを追加してトラス構造にすればと安易に思いますが、見た目がゴチャつくしステップスルーのしやすさが犠牲になります。

ブレーキローター:前後φ160
ハブ仕様からフロント6H、リアセンターロック

ブレーキローターは、前後φ160。フロントタイヤは16インチでかなり小径なので、駐輪レールに挿入する際に、ローターを曲げないように注意が必要です。

モーターユニットはAKM(AIKEMA)製のZ5です。ユニットメーカー仕様では最大トルクが80Nmとされていますが、航続距離や小径ホイールゆえのホイールスピンを避けるためか、チューニングされた出力は抑えめに感じられます。マイルドな味付けでおおむね30〜40Nm程度ではないかと思います。ストロングアシストなE-BIKEに慣れている方には、やや物足りなく感じられる可能性があります。
前輪操舵はステアリングロッド式

センターWレッグスタンド台座は、サンドイッチ形状で強度確保
リアライト標準装備
リアタイヤは、縦剛性のあるタイヤに交換すると店主好みにマッチしそう

なお、今回ご紹介した「TOKYOBIKE PORTER」は当面、清澄白河をはじめとする同社直営店のみで販売されます。購入を希望される方は、該当店舗へお早めにお問い合わせください。

※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

当店の完成車&ホイールの在庫リストは、https://www.avelotokyo.com/p/sale_11.htmlをご覧ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2025年7月29日火曜日

BOMBTRACK MUNROE CARGO MATTE TEAL FRAMESET | ボムトラック マンロー・カーゴ マットティール フレームセット M(460)サイズ カーゴバイク 展示販売中

BOMBTRACK MUNROE CARGO | ボムトラック マンロー・カーゴ
フレームセット
カラー:MATTE TEAL | マットティール
サイズ:M(C-T460、ホリゾンタル換算T-T588、適応身長165-180cm)
価格:143,000円→130,000円(10%off現金特価/10%税込/店頭品1台のみ/工賃別途)

独ブランド・カーゴバイク「BOMBTRACK MUNROE CARGO | ボムトラック マンロー・カーゴ」。以前、試乗車をお借りした際の店主インプレッションは、コチラをご覧ください。

CYCLE MESSENGER WORLD CHAMPIONSHIPS/CMWC 2023 Yokohama」等をご覧になって、カーゴバイクが欲しいけど、フルサイズのロングテールやロングジョンだと、駐輪スペース等で現実的ではないと思われている方にもお勧めの一台。また、普段の買い物に実用的な自転車が欲しいけど、ママチャリはチョットな~だったり、クロスバイクだと荷物の積載に制約が多いと思われている方にもハマるかと。

前後異径のファニースタイル+フレーム固定フロントラックを組合せたカーゴバイクは、以前から他ブランドでも展開されてますが、高価ゆえ下手すると乗り出しが中古の軽トラと良い勝負になってしまう価格的ハードルが御座いました。その点、マンローカーゴは現実的なプライスです。

荷物が嵩む、普段の通勤&買い物等の用途は勿論。グラベルライド/ツーリング/キャンプにも良い相棒になりそうです。アルミフレーム採用により、無骨なルックスとは裏腹に軽量なのも特徴の一つ。耐荷重30kgの堅牢なフロントラックを装備しており、工場で使われる樹脂コンテナボックスや木箱を載せるカスタマイズも容易です。

当店では、これまで前後フルフェンダー/リアラック/コンテナバスケットを追加するカスタマイズの実績も御座います。

このモデルに限らず、経済性を考慮するといわゆる“バラ完”よりも完成車のご購入をおすすめすることが多くなっています。しかしながら、大人の事情により、2025年7月現在「MUNROE CARGO」Mサイズ完成車の国内入荷の見込みは立っておりません。

将来的に、運よくMサイズ完成車が日本に入荷した場合でも、昨今の為替レートやインフレの影響を踏まえると、お渡し価格は30万円前後になる可能性がございます。

本モデルをお探しの方は、入手出来るかが不透明な完成車を待つよりも、まだ手頃なフレームセットをベースに組み上げるのも一手かと存じます。特殊なフレームに見えても、採用している各規格はオーソドックスゆえ、パーツ類は流通量が多く入手性には困りません。

店主が考えるセットアップ例を挙げると…。

A. シマノ ESSA / CUES
完成車に搭載されるコンポーネントは「Microshift」。スペアパーツの入手性などを理由に、シマノ製コンポを希望されていた方もいらっしゃるかと。実用性に優れた「ESSA」や、耐久性が期待できる「CUES」あたりで組み上げてみるのも一つの選択肢と言えます。また、発表されたばかりの自動変速システム「Q’AUTO(クォート)」でセットアップするのも一興かと。

B. ちょっと旧いMTBからのコンポ移植
BOOST以前のφ12x142mm規格のリアハブを搭載した、ちょっと旧いMTBを弄ばしているなら、殆どのパーツを移植できて、ローコストで乗り出すことが可能です。上手くいけば新規に必要なのはフロントホイールぐらいでグッとコストを抑えられます。ダイナモハブと「DT SWISS U 663」リムを組み合わせなんかも良いですね。

C. F451 x R700C ハイスピード仕様
指標になる完成車に装着される前後タイヤサイズは、「F20 x 2.30(60mm) / R27.5 x 2.20(56mm) (カッコ内は実幅)」。「Omnium Cargo」のようなハイスピード・カーゴバイクを意識して仕上げるなら、外径を合わせながらインチアップして、足回り「F20×1-3/8 WO(37-451) / R700 x 38C〜40C(38~40-622) 」と細身にするのも一手です。

少々マニアックな選択肢ではありますが、もし使わなくなったディスクブレーキ仕様のロードバイクをお持ちであれば、パーツを移植して、ドロップハンドル仕様のカーゴバイクとして仕立ててみるのも面白いかもしれません。ハンドルには、グラベル向けの大きめのフレア付きタイプを採用すれば、操作性と雰囲気の両面でさらに魅力的な一台になりそうです。

ちなみに、Party Paceを提唱する「Path Less Pedaled」でも「This Cycle Truck is a Gamechanger」として取り上げられています。

完成車イメージ

耐荷重が大きく、展開幅の広いタイプのキックスタンドは流通量が少ないのですが、当店では「URSUS JUMBO 80 Double kickstands」を店頭在庫しております。また、2025年11月頃からは、完成車にも採用されている「SEIDO アーケード キックスタンド」(予価:5,500円/個)が国内でも流通開始となる見込みです。


BOMBTRACK MUNROE CARGO
ボムトラック マンロー・カーゴ フレームセット(詳細SPEC→公式サイト
構成:フレーム/フォーク/ヘッドセット/フロントラック/前後スルーアクスル
カラー:MATTE TEAL | マットティール
フレーム&フォーク素材:6061 アルミニウム
サイズ:M(C-T460、ホリゾンタル換算T-T588、適応身長165-180cm)
価格:143,000円→130,000円(10%off現金特価/10%税込/店頭品1台のみ/工賃別途)
※ダブルレッグスタンドは付属しません。


※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

当店の完成車&ホイールの在庫リストは、https://www.avelotokyo.com/p/sale_11.htmlをご覧ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2025年3月8日土曜日

Tern HSD P9 × Physis Handlepost 350mm × DuoStand G3 | ターン エイチエスディー P9 × ロング ファイシス ハンドルポスト × デュオスタンド Gen.3 Eカーゴバイク セミフォールディング 小径 ロングテールバイク カスタマイズ

TERN e-Bikeシリーズの「Tern HSD P9」。上位モデル「GSD」をベースにしながら、リアラックを別体にするなどして手の届きやすい価格を実現した革新的なEカーゴバイクです。ハンドル&シートポストが簡単に折り畳める「セミフォールディング」構造を採用。倒立させることで、駐輪時の占有スペースを最小にすることが可能です。

たくさんの荷物を運搬できるカーゴバイクとして日常使いは勿論、キャンプやフィッシング等、アウトドア・アクティビティのツールとしても有望な一台です。

DuoStand G3 ナット上面が正しい取付方法
標準スタンドそのままだと、DuoStand G3と干渉

この車体、背丈の高いオーナーがアップライトなポジションを確保するため、ハンドルポスト「Physis Handlepost」を標準の290→350mmへ換装済み。今回、駐輪時の安定性を高めるために、キックスタンドを片足→ダブルレッグに換装しました。

両立スタンドは、第3世代の「DuoStand G3」を選定。Gen.2と比較して、ベース周りが広くなって堅牢な作りに改良されています。なお、取付の際はナット側を上面にしないと、スタンドを立てたときにボルトが当たって、可動域が狭くなるので注意が必要です。

利便性を考えて、「ヤクルト・スタンド」のように標準スタンドとの共存を目論んでいましたが、干渉してしまい実現できませんでした。

ベースバイク(詳細→公式WEBサイト
Tern HSD P9 | ターン エイチエスディー P9
カラー:Tarragon/タラゴン

※取付&加工法や使用パーツ等のご質問は、当店ノウハウのため、お応えしかねますことをご了承ください。

その他、当店の完成車&ホイールの在庫リストは、コチラをご覧ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2024年9月15日日曜日

BOMBTRACK MUNROE CARGO MATTE TEAL × SCHWALBE SUPER MOTO | ボムトラック マンロー・カーゴ マットティール × シュワルベ スーパーモト M(460)サイズ 前後異径 カーゴバイク セミファット カスタム仕様 展示販売中

BOMBTRACK MUNROE CARGO MATTE TEAL × SCHWALBE SUPER MOTO
ボムトラック マンロー・カーゴ マットティール × シュワルベ スーパーモト
サイズ:M(C-T460、ホリゾンタル換算T-T588、適応身長165-180cm)
価格:完売
モーターサイクルからインスパイアされたトレッドパターン
フロントタイヤ:SCHWALBE SUPER MOTO 20x2.40
リアタイヤ:SCHWALBE SUPER MOTO 27.5x2.40
リアステー周り:ギリギリながらクリアランス確保

独ブランド・カーゴバイク「BOMBTRACK MUNROE CARGO | ボムトラック マンロー・カーゴ」。以前、試乗車をお借りした際の店主インプレッションは、コチラをご覧ください。

CYCLE MESSENGER WORLD CHAMPIONSHIPS/CMWC 2023 Yokohama」等をご覧になって、カーゴバイクが欲しいけど、フルサイズのロングテールやロングジョンだと、駐輪スペース等で現実的ではないと思われている方にもお勧めの一台。また、普段の買い物に実用的な自転車が欲しいけど、ママチャリはチョットな~だったり、クロスバイクだと荷物の積載に制約が多いと思われている方にもハマるかと。

前後異径のファニースタイル+フレーム固定フロントラックを組合せたカーゴバイクは、以前から他ブランドでも展開されてますが、ビスポークやフレーム売りで高価ゆえ、下手すると乗り出しが中古の軽トラと良い勝負になってしまう価格的ハードルが御座いました。その点、マンローカーゴは現実的なプライスです。

荷物が嵩む、普段の通勤&買い物等の用途は勿論。グラベルライド/ツーリング/キャンプにも良い相棒になりそうです。耐荷重30kgの堅牢なフロントラックを装備しており、工場で使われる樹脂コンテナボックスや木箱を載せるカスタマイズも容易です。

MY2024は、フレームカラーが「ブルーグレー」になって、インダストリアルor軍用車テイストが増した雰囲気になりました。ちなみに当店は、代理店さん曰く「日本一マンロー・カーゴを販売している」らしく、これまで前後フルフェンダー/リアラック/コンテナバスケットを追加するカスタマイズの実績も御座います。

バランスが取れたそつのないパッケージで、標準状態でも十二分な戦闘力を誇る「MUNROE CARGO」。カーゴバイクと言うことで、最初から太めなタイヤが装着されていますが、今回は、ぎりぎりのタイヤクリアランスを狙ったセミファット・パッケージをご提案します。

換装に用いた前後タイヤは、「SCHWALBE SUPER MOTO | シュワルベ スーパーモト」。モーターサイクルのようなマッシブな見た目を狙いました。前後異径で意匠を揃えるのが難しいなか、このタイヤはシンデレラフィット。ムチムチ感と相まり、見た目のホイールベースが短くなって、どことなくチョロQを彷彿させる仕上がりに。

換装前後のタイヤ幅 (カッコ内は実測値)
標準(KENDA):F20 x 2.30(60mm) / R27.5 x 2.20(56mm)
カスタム(SCHWALBE):F20x2.40(64mm) / R27.5x2.40(60mm)

標準のフロントタイヤは、ラック30kg積載を考慮してか、耐圧100psi(≒7Bar)のモデルを履いていますが、そこまで加圧するのは非現実的で、前後ともに3~4barぐらいかと。ちなみに、SCHWALBE SUPER MOTO耐圧は、F4.5/R4.0Barとなってます。

ベースバイク
BOMBTRACK MUNROE CARGO
ボムトラック マンロー・カーゴ(詳細SPEC→公式サイト
カラー:MATTE TEAL | マットティール
フレーム&フォーク素材:6061 アルミニウム
サイズ:M(C-T460、ホリゾンタル換算T-T588、適応身長165-180cm)

換装タイヤ
F:SCHWALBE SUPER MOTO 20x2.40
R:SCHWALBE SUPER MOTO 27.5x2.40 

合計価格:完売

その他、当店の完成車&ホイールの在庫リストは、コチラをご覧ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。