2026年7月16日木曜日

JAVA NEO-349 AL | ジャバ ネオ 349 アルミ 16インチ ETRTO 349 油圧ディスクブレーキ スルーアクスル 装備 9Sトライフォールディング バイク 折畳み自転車 日本でも流通開始

JAVA NEO-349 AL / neo 3
16インチ トライフォールディング バイク
Price : 109,780円 (税込み)
写真車体はPearl Whiteですが、国内初回便はTitanium カラーのみ

CHINA CYCLE 2025の頃から大手メーカーも参入しだしたトライフォールド(三つ折り)タイプの折り畳み自転車、いわゆる「ジェネリック&クローン Brompton / BrompNOT」市場。

先のポストでも触れましたが、中には単純なコピーでコストを下げたモデルも散見されますが、独自機構や新しいアイデアを盛り込んだモデルも登場し始めており、もはや「クローン=安易なコピー」と一括りにして揶揄できないフェーズに入ってきたと言えます。

そんな中でも、とりわけ注目を集めているのが JAVA neo シリーズです。メインランドチャイナ/台湾/東南アジア市場では 2025 年から流通しており、フォールディングバイクやミニベロに関心のある方なら、すでに気になっていた人も多いかと。店主もこれまで、下記の海外展示会に出展していた JAVA ブースで、その動向を追ってきました。


JAVA NEO-349 AL
Coaxial Pivot System

JAVA NEO シリーズのフレーム構成は、店主が把握している限り下記3種類が存在します。
  1. フレーム:アルミ / フォーク:アルミ(フルアルミ)
  2. フレーム:アルミ / フォーク:カーボン
  3. フレーム:カーボン / フォーク:カーボン(フルカーボン)
さらに、タイヤ径は 14(254)/16(349)/20(406/451) の4 種類が展開されており、海外市場では全容を把握するのが難しいほどのモデルが流通しています。

今回、日本国内でも代理店さんの取り扱いが正式に決まり、初上陸モデルとしては、シリーズ中で最もベーシックな「フルアルミフレーム + 16(349)ホイール」を組み合わせた仕様のみが、まず先行して展開されます。

気になる価格は 109,780円(税込)とのことで、円安・インフレの状況に加え、PL保険を付帯する代理店経由という条件を踏まえても、かなり頑張った値付けと言えるかと。越境 EC で個人輸入した場合と比べても、大きな差はない印象です。

余談を挟むと。2026年6月にフランスのスポーツ小売大手 Decathlon Pulse と、中国・上海のベンチャーキャピタル BA Capital が Brompton に少数株主として出資しました。Decathlonが約10%、BA Capitalが約5%の持分を取得した形で、経営権やブランドの独立性は維持されています。

BA Capital(黒蚁资本)は、中国・上海を拠点とする消費分野専門のベンチャーキャピタルで、2016年設立。Pop Mart(泡泡玛特)やHeytea(喜茶)など中国の有力消費ブランドを早期から支援してきた投資会社です。Bromptonへの出資もその一環で、中国市場展開を後押しする戦略的パートナーと言えます。

BA Capitalは、2021年設立のE-Bikeブランド「TENWAYS」にも先行して出資しています。TENWAYSの「中国発・欧州展開」戦略を支援する少数株主であり、同社は欧州、特にベネルクス市場で急成長を遂げています。さらに、TENWAYSは2026年に香港証券取引所へIPO申請を済ませました。
  
Bromptonは中国市場が最大の販売先となっており、BA Capitalの出資によって今後の成長戦略は同国への依存度を高める可能性があります。また、近年拡大した「BrompNOT」に対しては、知財や意匠の面から規制や抑制を強めることも考えられます。

フロント・油圧ディスクブレーキキャリパ
リア・油圧ディスクブレーキキャリパ
Coaxial Pivot System

閑話休題。フォールディングバイクでリア三角を縦方向に折りたたむ機構を有する場合、メインピボットとBB位置が一致していない構造が一般的でした。この場合、折りたたみ動作に伴ってチェーンが緩むため、テンショナーを追加する必要がありました。

これに対し、JAVA独自の 「Coaxial Pivot System」 は、回転中心とBBを同一軸上に配置しているのが特徴です。折りたたみ時もチェーン長が変化しないため、チェーンテンションを一定に保てる利点があります。

これにより、スポーツバイクの外装ドライブトレーンとの相性が高まり、カスタマイズの幅も広がります。標準装備されるフリーボディのスプラインは汎用性の高いHG-L仕様で、12速スプロケットまで装着可能です。

ただし、シマノ・コンポの場合、ロード用12速のワイヤ駆動「トリガーシフト」はラインナップされていないため、選択肢はDi2に限られます。また、リアディレイラーのケージ長が長めになるため、干渉しないか注意が必要です。

現実的なカスタマイズを考えると、ベテランライダーであれば手元に残っている可能性の高い、ロードバイク10~11速(7800~9100世代)のショートケージRDと、11-23~25T程度のクロスレシオ・スプロケットを組み合わせることで、玄人好みのキビキビとした街乗り仕様のバイクに仕立てられるかと。

ちなみに、油圧ディスクブレーキのパッドはシマノ互換品のため、交換時の入手性も安心です。

店主は海外展示会で試乗した経験こそありましたが、あくまでブース内の限られたエリアにとどまっていました。今回は、そんな JAVA neo 3を公道で試乗する機会を得ることができました。

立ち漕ぎや、ハンドルに意図的に荷重をかけて乗り味を確認しました。複雑な構造ゆえに横剛性を懸念していたBB周りは、思いのほかしっかりしており、良い意味で肩透かしを食らった印象です。

一方でフロント周りの剛性は、やはり細めのアルミチューブと多関節構造ということもあって、DAHONやTERNのミドルグレード以上、あるいはTyrellと比べると一歩劣るのが正直なところ。ただ、実際には大半のライダーにとって気になるレベルではないと思います。

ヘッドチューブには、Bromptonなどと互換性のあるヘッドチューブマウント(台座)が備わっています。フロントキャリアブロックやバッグマウントを追加すれば、フロントバッグやキャリアをワンタッチで着脱できます。

他社ではヘッドチューブに台座プレートを溶接する方式が一般的ですが、NEOはヘッドチューブに直接タップを立てており、有効山数を確保するためボルト径がやや小さめです。そのため、積載荷重は控えめにした方が安心です。また、ヘッドチューブの曲面に沿って接触面積が広く取れるキャリアブロックを選ぶことをおすすめします。

総じて、価格を抑えつつ軽量なトライフォールディングバイクを求める方、あるいは自転車をいじるのが好きでカスタマイズを楽しみたい方にとって、ベース車としても面白い一台だと思います。

代理店を通じて国内に正式入荷される初回モデルは、下記仕様のチタニウムカラー 1モデルのみ となります。当店でも近日中に入荷予定ですが、今回の陸揚げ台数は少なめのため、気になる方はお早めにご検討ください。

JAVA NEO-349AL(16inch)
Color : Titanium
Frame :Aluminum 6061-T6
Frok : Aluminum 6061-T6
Weight : 9.8kg
Rear Derailleur : Shimano SORA / 9 speed
Brake System : Hydraulic Brakes (Mineral Oil)
Brake Mount : Flat Mount
Bottom Bracket : BSA 73mm
Seat Post : 31.8mm
Wheel : 16inch Aluminum (ETRTO349)
Tyre : 16inch 1-3/8
O.L.D : F74mm / R142mm (前後スルーアクスル)
Price : 109,780円 (税込み)


※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

当店の完成車&ホイールの在庫リストは、https://www.avelotokyo.com/p/sale_11.htmlをご覧ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2026年7月15日水曜日

SENTYEH | センサー PRO ECS / WHALEROAD R7 14s ロード/コミューター/ミニベロ/MTB用 ワイヤレス電動コンポーネント CHINA CYCLE 2026 #chcy2026

SENTYEH ブース

2026年5月、ゴールデンウィーク明けに上海・SNIECで開催された「CHINA CYCLE 2026」へ出張してきました。今回は「SENTYEH(旧名:SENSAH)」ブースをご紹介します。昨年のCHINA CYCLE 2025で、14速ロードコンポーネント「ECS」が話題となった同社。

例年は、SUMC等の計4ブランドで合同展示しており、かつてのSUNTOUR連合を彷彿させていましたが、今年は「iii PRO」が独立し単独ブースを構えていました。

SENTYEH PRO ECS ロードバイク用 1x14s 電動コンポーネント
SENTYEH PRO ECS ロードバイク用 1x14s 電動コンポーネント
ブリフター形状はSRAM AXS E1と似た印象
SENTYEH RPO ECS ロードバイク用 1x14s 電動コンポーネント
クランクセット
SENTYEH PRO ECS ロードバイク用 1x14s 電動コンポーネント

同社の電動コンポーネントは、CHINA CYCLE 2026での展示時点では「ECS」と「PRO」というモデル名が併記されており、一貫性に欠けていました。しかし、気づかないうちに公式サイトが開設されており、正式名称は「WHALEROAD R7」となる模様です。

また、電動ワイヤレスコンポーネントのマーケティングや海外販売ルートの確立を目的として、販売会社であるWHALEROADを新たに立ち上げたようです。さらに、2025年のECS発表当初にはフロント2×構成も構想されていましたが、昨今のトレンドに合わせて1×のみの構成に収束する見込みです。

SENTYEH ECS コミューター/折畳み/小径用 1x12s 電動コンポーネント
SENTYEH ECS コミューター/折畳み/小径用 1x12s 電動コンポーネント
RD:ショートケージ仕様で最ロー34T対応



従来は、ロードバイク・1x14s仕様の11-46tに対応したRDのみが公開されていましたが、コミューター/折畳み/小径用として 1x12s、最大ロー34tに対応したショートケージモデルも追加されました。

SENTYEH ECS MTB用 1x14s 電動コンポーネント
SENTYEH ECS MTB用 1x14s 電動コンポーネント
トリガーシフト
SENTYEH ECS MTB用 1x14s 電動コンポーネント
SENTYEH ECS MTB用 1x14s 電動コンポーネント
RDおよびスプロケット
SENTYEH ECS MTB用 1x14s 電動コンポーネント
SENTYEH ECS MTB用 1x14s 電動コンポーネント
SENTYEH ECS MTB用 1x14s 電動コンポーネント
SENTYEH PRO ECS MTB用 1x14s 電動コンポーネント

おそらく初お披露目されたMTB用のワイヤレス電動コンポーネント「SENTYEH PRO ECS」。あくまで参考出品レベルとの事でしたが、RD本体はロードと共通のようでした。大きいロースプロケットに合わせて、ガイドプーリー配置で逃がしている感じかと。

スラント角の最適化には課題が残るものの、多段化とフロントシングル化が進む現状を踏まえると、ロード/グラベル/MTBでRDを共通化し(必要に応じてケージのみ交換)、車種ごとの差異はフロント歯数に集約する構成が、コスト面でも合理的だと考えられます。

SENTYEH ECS MTB用 1x14s 電動コンポーネント
トリガーシフト

MTB、コミューター、フォールディングバイク向けのトリガーシフターも追加されました。リアディレイラーは、フラットバー用トリガーシフターとドロップハンドル用ブリフターのどちらにも対応しているとのことです。

SENTYEH コンポーネント
SENTYEH コンポーネント
SUMC CAHIN LUBE DRY / WET

なお、当店の「CHINA CYCLE 2026」関連記事は、#chcy2026をご覧ください。

※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

当店の完成車&ホイールの在庫リストは、https://www.avelotokyo.com/p/sale_11.htmlをご覧ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2026年7月14日火曜日

Tyrell IVE | タイレル イヴ + IVE用リアキャリア + IVE用キックスタンド 18インチ ETRTO 355 クロモリ スチール フォールディングバイク

Tyrell IVE | タイレル イヴ + IVE用リアキャリア
カラー:ラスティブラスメタリック&ピアノブラック
ホイールサイズ:18インチ ETRTO 355

Tyrellのフォールディングバイク「IVE」は、日常の移動から週末のサイクリングまで幅広く使える“寄り添う相棒”です。折りたたみが簡単で安定感に優れ、オプションで輪行や積載にも対応します。

Tyrell IVEは「乗り手に寄り添う」をコンセプトに設計された折り畳み小径車で、ワンタッチでリアフレームを折り畳める操作性や、折り畳んだ状態で自立する「シッティングスタイル」など、扱いやすさを重視した設計が特徴です。専用バッグやリアキャリアなど多彩なオプションが用意され、ライフスタイルに合わせたカスタマイズが可能です。

一般的な小径・折り畳み自転車が苦手とする低速域や漕ぎ出し時の安定感の高さが、IVEの走行面における大きな特徴です。ドライブトレーンやブレーキはシマノ製を採用しており、安心して使えます。前後ホイールはシールドベアリング仕様で回転性能にも優れています。

スチール製で加工が難しいフレームにもかかわらず、細部に工夫が施されており、折り畳み時の収まりの良さが感じられます。2015年の上市から10年余りを経たIVEは、細かなブラッシュアップを重ねて高い完成度に達しています。部品点数や関節部が多くなる折り畳み車でありながら高精度で生産されており、実際に触れると「良くできた工業製品」であることが実感できます。
ハンドルに装備されるロックオフレバー

ハンドルにあるロックオフレバーを操作するだけで折畳み動作をスタートでき、ワンタッチでリアフレームの格納が完了できます。

IVE用リアキャリア
IVE用リアキャリア
フェンダー穴は、グロメットでブランキング
IVE用キックスタンド
キックスタンドはフレーム内に収まり、折り畳みも支障無し
今回は車体オーダー時に、純正リアキャリアの架装も併せてご依頼いただきました。それに伴い、フェンダーステー撤去後に残った孔はグロメットでブランキングして仕上げています。


Tyrell IVE | タイレル イヴ ジオメトリ


走行面では抜群の安定感を謳い、凸凹路や曲がりくねった道でも安心して走れるようチューニングされています。折り畳みサイズはH610×W710×D350mmとコンパクトで、車載や輪行にも適しています。また、モデルによっては18インチホイール、車重約11.5kgと扱いやすいスペックで、日常使いにちょうど良い軽さと取り回しを両立しています。

折りたたみの簡単さと安定した走行性、豊富な純正オプションで「初めての小径車」や「輪行メインのユーザー」に特に向いています。通勤・街乗りから旅先での移動まで、気軽に持ち運べる一台です。折り畳み手順は、上記動画と共にミズタニ自転車さんのWEBサイトをご覧ください。

バースバイク
Tyrell IVE | タイレル イヴ(詳細SPEC→公式サイト
カラー:ラスティブラスメタリック&ピアノブラック
ホイールサイズ:18インチ ETRTO 355


※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

当店の完成車&ホイールの在庫リストは、https://www.avelotokyo.com/p/sale_11.htmlをご覧ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。