| BluePai / 蓝π ブース |
22026年5月、ゴールデンウィーク明けに上海・SNIECで開催された「CHINA CYCLE 2026」へ出張しました。本ショーで正式発表されたのが「BluePai(蓝π)」です。中国のシェアサイクル大手「哈啰出行(Hello/Hellobike)」が2026年に立ち上げた、“二輪モビリティ向けソリューションを提供する企業” となります。
BluePaiはシェアサイクル運営を行わず、B2B向けに Hellobike 本体が蓄積してきた運営ノウハウや技術を外部へ開放する「中立型・非競合の技術サービス会社」という位置づけ。ちなみに Hellobike は、上海や北京に映る青い車体でお馴染みのシェアサイクルで、アリババグループの支援を受けています。決済アプリ「支付宝(アリペイ)」から直接利用できる点も特徴です。
BLUE PAI(蓝派)は、Hellobike が約10年にわたり蓄積してきた位置情報、IoT車両管理、AIアルゴリズム、運営データを、外部のシェアサイクル運営者・車体メーカー・海外事業者へ提供するためのブランドです。自らシェアサイクル運営を行わず、パートナーと競合しない「純粋な技術サービス提供者」である点が大きな特徴で、中立性が強く打ち出されています。
ハードウェアからソフトウェア、運営支援までを一体化したフルスタックサービスを提供し、各国の安全認証に対応したデバイス、多言語SaaS、ローカルペイメント、法規対応支援にも強みがあります。東南アジア・豪州・中東など10カ国以上で運営立ち上げを支援しており、海外向けローカライズや運営ソリューションも幅広く展開しています。
BLUE PAI は「電動アシスト無しのシェアサイクル」だけでなく、電動アシスト車、電動バイク、換電式二輪、キャンパス向け小型EVなど、複数カテゴリの二輪モビリティに対応しています。
以前の投稿でも触れましたが、世界の大都市中心部の多くは急勾配が少ないことに着目すると、運営側の電池マネジメント不要な“アシスト無しシェアサイクル”が、現実的な落としどころだと店主は考えています。機能の多くをスマホ側に集約し、車体は電子キーのみを備えるペダルバイク主体のサービスは、運営の持続性という観点でも合理的です。
ユーザー層や運営企業のマネタイズを考えると難しいと思いますが、出張者目線だと、BLUE PAI のサービスや提携先が広がることで、各国旅行先において共通アプリでシェアサイクルを利用できるようになれば、利便性は大きく向上しそうです。
なお、当店の「CHINA CYCLE 2026」関連記事は、#chcy2026をご覧ください。
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