2026年9月10日木曜日

次期 Shimano Dura‑Ace R9300 分析:ダイレクトマウント・チェーンリング / ワイヤレス化 / パワーメーターから読み解く技術的方向性

New Shimano Dura-Ace R9300
FC-R9300 プロトタイプ
Cyclingnews から

直近の Vuelta a España 2026(ブエルタ・ア・エスパーニャ 2026) で公開されたプロトタイプの写真により、シマノの次期13速 Dura‑Ace(R9300系)の外観と技術的方向性がほぼ把握できたと言えるかと考えています。

ここ数年の流れから、「フロントダブル/シングルのコンパチブル設計」と「フルワイヤレス化」 といった大枠は既定路線。そのうえで、店主が数年前から技術的に注目していたポイントは、次の3点でした。

  1. ダイレクトマウント化と断面係数を稼ぐチェーンリング形状の両立
  2. フルワイヤレス化に伴うフロントディレイラーのバッテリー配置問題
  3. パワーメーターの配置方式

1. ダイレクトマウント化と断面係数を稼ぐチェーンリング形状の両立

従来から、シマノ製 Di2 ロードコンポーネントのフロント周りで特徴的なのが、厚肉化されたチェーンリングスパイダーです。これは、インナー→アウター変速時にフロントディレイラーが高トルクでチェーンを押し上げる際、チェーンリングが撓まないようにするための構造的工夫です。

具体的には、

  • リング根本を厚くして断面係数を確保する
  • 内部を樹脂で充填し、共振・反響音を抑える(HOLLOWGLIDEの進化系)
  • クランク接触面も厚肉化し、リング側とインロー構造で噛み合わせて剛性を稼ぐ

といった複合的な設計が採用されています。

1xとのコンパチブル仕様を成立させるには、チェーンリングのダイレクトマウント化は必然です。1xであれば、極端な大径リングでない限り、上記のような“分厚いアウターリング”は不要になります。

一方で、2×のアウターリングは高トルク変速に耐える必要があるため、どうしても構造が複雑化します。今回のプロトタイプを見る限り、両立させるなら「もうこの形にするしかないだろう」という、いささか力業でまとめた造形という印象が滲むのも正直なところです。


New Shimano Dura-Ace R9300
RD-R9350 2*13s プロトタイプ
Cyclingnews から

2.フルワイヤレス化に伴うフロントディレイラーのバッテリー配置問題

写真から判断すると、FDへのバッテリー直載せはワイド化したタイヤとのクリアランス確保が難しく、採用が見送られた可能性が高いと考えています。その結果として、

  • 1x: RD にバッテリーを搭載する“完全ワイヤレス方式”
  • 2x:従来の外部給電を踏襲する“セミワイヤレス方式”

という構成に落ち着いたのではないかと推測しています。経営判断としても、

  • 1x: GRX「RD‑RX827」などと並行して新規設計を進め、ロード向けに軽量化やデザイン最適化を図る
  • 2x:既存技術をベースに投資を抑える

という二本立ての開発体制が最も合理的だったと考えられます。

確かに、公開された 2x仕様のプロトタイプで配線が確認された瞬間、Amgen Tour of California 2014 で SRAM が初代 RED eTap を Bissell Development Team のバイクに搭載してテストした際、ワイヤレスであることを隠すために“ダミー配線”を装着していた逸話が頭をよぎりました。しかし、今回のケースについては、以下を理由に同様の偽装である可能性は極めて低いと判断しています。

例えば、XTR の E‑MTB 向け 有線式 RD‑M9260‑12/‑11L のように、ワイヤレス RD と基本設計を共通化しつつ、電源供給だけを「オンボード・BT‑DN320」と「ビルトイン・BT-DN300」でスイッチングしようとしても、両バッテリーの公称電圧が異なるため駆動系の共通化は成立しません。

ゆえに、新型ロード 13速シリーズでは、1x系は XTR M9200 系列(7.6V)を、2x系はロード Dura‑Ace R9200 系列(7.4V)をそれぞれ踏襲する構成になると考えられます。同じグループセット内であっても、ドライバ IC を含む電気駆動部は電圧仕様の違いにより別設計になると予想されます。

言い換えれば、「アーキテクチャは共通だが、電気設計は別物」という関係で、ちょうど GRX の RX827(1xフルワイヤレス)と RX825(2xセミワイヤレス)を、それぞれ 13速化したような立ち位置になると見ています。そして、次々世代の14速 R9400系は1x仕様のみとなる布石とも捉えられます。

New Shimano Dura-Ace R9300
ST-R9370 プロトタイプ
クリック感UPのため3Dプリンタ製プレートを挿入することもあったサムボタンは配置変更
Cyclingnews から

3.パワーメーターの配置方式

BikeRadar で取り上げられ、2025年9月頃から噂になっていた SPD‑SL の後継ペダル。2026年春の欧州クラシック「パリ〜ルーベ(Paris‑Roubaix)」では実戦でのフィールドテストが行われ、さらに Mathieu van der Poel の“アランベール事件”でその存在が露呈し、事態収拾のためにチームとシマノが共同声明を出す状況にまで発展しました。

アクシデントがあったものの、ビッグレースでアシスト選手ではなくエースの機材に投入されたという事実は、完成度が高く、市販化が近いことを示すものと受け止められました。一方で、シマノが長年強みとしてきた SPD‑SL プラットフォームを捨て、クリート規格そのものを変更してきた背景には、ペダル式パワーメーターの導入を見据えた判断ではないかと店主は考えていました。

ところが、冒頭の Vuelta a España 2026 で確認されたプロトタイプを見る限り、ひずみゲージ配置は従来の FC‑R9200‑P を引き継ぎ、クランクメインアームで検出する方式を採用しているようです。

シマノはカーボンクランクに関して、欧州限定で流通した FC‑7800‑C 以降は量産を行っておらず、消極的な姿勢は明白です。冷間鍛造は同社のアイデンティティであり、基幹技術を継承する意味合いも大きいため、店主としては以前から 新型 R9300 系もアルミ鍛造+中空構造で登場するだろうと睨んでいました。

ただ、ペダル型パワーメーターを採用しないのであれば、チェーンリングのダイレクトマウント化に合わせて、同社も業界の主流となった スパイダー型を導入するだろうと考えていました。しかし実際には、左右独立計測を重視したのか、従来どおりクランクメインアームでのセンシング方式を維持する模様です。

ちなみに、カーボンクランクの場合、メインアームにひずみゲージを貼ると、構造の複雑さ・異方性・製造ばらつき・温度応答の不均一性が複合的に影響し、再現性が低下します。この点は、かつてパイオニア社のエンジニアからも直接聞いたことがあります。

a. 異方性による応力分布の不均一 :カーボンは繊維方向によって剛性が大きく変わるため、同じ踏力でもアームの部位によって変形量が大きく異なります。アルミやスチールのような等方性材料では応力分布が比較的均一で、ひずみゲージの配置が安定します。

b. 積層構造の個体差(製造ばらつき):積層順序・樹脂量・繊維角度のわずかな違いで剛性が変わるため、同じモデルでも個体差が大きく、校正係数が安定しにくくなります。

c. 温度応答の複雑さ:金属は線膨張係数が一定ですが、カーボンは繊維方向で膨張率が異なり、温度変化によるゼロ点ドリフトが大きくなりがちです。温度補正アルゴリズムが複雑化し、誤差要因が増えます。

こうした理由から、近年のカーボンクランク普及に伴い、中華ブランドを含めパワーメーターのトレンドはスパイダー型へ収斂しています。

「プロトタイプはアルミだが、製品版はカーボンになるのでは?」と期待される方もいるかもしれません。しかし、カーボンクランクならパワーメーターはスパイダー型が必須であり、今回のプロトタイプのひずみゲージ配置を見る限り、製品版もアルミ製クランクを採用することを示唆しています。


私たちは十数年に一度、いわゆる“ゲームチェンジャー”や“パラダイムシフト”と呼ばれる技術革新に遭遇します。シマノ製品でいえば、SIS インデックスシフト、HG ギア、STI レバー、Di2 などがその代表例として思い浮かぶ方も多いでしょう。

しかし、その革新と革新の間には、100 を 101 に積み上げるような地道な改良の期間が続きます。もちろんその積み重ねも不可欠ですし、メーカーやエンジニアは先行開発で要素技術を蓄積し、トレンドを見据えながらそれらを組み合わせて商品価値を高めていくしか方法はありません。

今日の工業製品は成熟しており、そう頻繁にゲームチェンジャーが起こるわけではありません。ゆえに、革新の衝撃に慣れてしまったユーザーの関心を引きつけるため、売り手は差別化のために“その 1 の差分”を誇張し、プロモーション的に訴求せざるを得ないのも現実です。

自転車──とりわけスポーツバイクは、重量や空間的余裕の制約が極めて厳しく、追加装備による拡張性のハードルが高い分野です。ここ十数年で新たに一般化した架装といえば、GPSサイクルコンピューターとパワーメーター程度に限られます。

今回の R9300 系プロトタイプも、そうした「101 への積み上げ」の延長線上にある技術だと感じています。DM 化、2種のワイヤレス方式、パワーメーターの構成──いずれも劇的な変化ではなく、既存アーキテクチャを踏まえた最適化の結果として形づくられたものです。

それでも、こうした “静かな進化” の積み重ねこそが、次の大きな革新を支える土台になります。R9300 系がどこまで成熟し、どのような姿で市場に現れるのか。そして、その先に控えるであろう R9400 系が、再びパラダイムシフトをもたらすのか──。

技術の歩みを追いかける楽しみは、こうした「変わるもの」と「変わらないもの」の両方を見届けることにあるのだと思います。成熟した工業製品の世界では、劇的な革新よりも、静かに積み重ねられた改良の方が、後になって大きな意味を持つことが少なくありません。

R9300 系のプロトタイプが示した数々の“静かな変化”は、次の時代への布石として十分に興味深いものです。この先、どのような技術がどのタイミングで花開くのか──その過程を見守ること自体が、愛好家にとっての醍醐味なのではないでしょうか?。


※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。


当店の完成車&ホイールの在庫リストは、https://www.avelotokyo.com/p/sale_11.htmlをご覧ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2026年9月9日水曜日

2026/9/9(水) - 9/10(木) 終日休業のお知らせ

直近の御連絡になりますが、店主出張の為、以下の通りに変更させて頂きます。

2026/9/9(水):終日休業
2026/9/10(木):終日休業(定休日)

店頭業務(接客&作業)で電話対応できないことが多々ございます。お手数ですが、お時間をずらして再度お電話頂ければ幸いです。同理由でメール返信も遅延気味ですが、予めご了承ください。

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2026年9月8日火曜日

Cannondale Quick 2 Moonrock x OnebyESU Middle Fender | キャノンデール クイック 2 ムーンロック x ワンバイエス ミドルフェンダー クロスバイク ハイブリッドバイク カスタマイズ

Cannondale Quick 2  x OnebyESU Middle Fender
キャノンデール クイック 2  x ワンバイエス ミドルフェンダー カスタマイズ
フレームカラー:Moonrock | ムーンロック

新型「Cannondale Quick 2」は、軽量アルミフレームと洗練されたフィット感により、街乗りからフィットネスまで快適にこなす万能クロスバイク。信頼性の高い油圧ディスクブレーキと耐久性に優れたドライブトレーンを備え、日常の移動をより安全でスムーズに支えます。スタイリッシュなデザインも魅力で、毎日のライドを軽やかに彩る一台です。

当初は従来モデルからのカラーチェンジのみかと思っていましたが、BB幅が68mmから73mmへ拡大し、リアディスクブレーキ台座もフラットマウントからポストマウントへ変更されるなど、よりMTB寄りの規格が採用されています。先日、CUES ロード用コンポーネントのドロップハンドル仕様に油圧9s仕様のSTレバーが追加されたので、ドロップハンドルへカスタマイズするハードルも下がりました。

そんなクロスバイクというより、フラットバーのグラベルバイクやフルリジッドMTBの雰囲気を持つ Cannondale Quick 2 をご注文いただきました。今回は、店頭での組立整備にあわせて、オーナーご指定の前後フェンダーやコクピットパーツを追加で架装し仕上げました。

リアスプロケット
ワイドレシオ11-46t→ミドルレシオ11-41tへ交換
ギアステップが細かくなり変速性も向上します
クリックバルブチューブ | CLIK VALVE TUBE へ交換
キックスタンド追加
サークルロック(リング錠)追加
OnebyESU Middle Fender

サークルロック:傷防止用のラバーシート追加

日常使用のスタイルに合わせて、オーナーのご希望どおり前後フェンダー OnebyESU Middle Fender(ワンバイエス・ミドルフェンダー) とサークルロックを追加しました。なお、フェンダーはポン付けでは綺麗に装着できなかったため、追加工を施して取り付けています。

ベースバイク(SPEC詳細→公式サイト
Cannondale Quick 2 | キャノンデール クイック 2
カラー:Moonrock / MRK / ムーンロック


※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

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2026年9月7日月曜日

ZOLI(中立)|自転車・E-BIKE・モーターサイクル・家庭用まで手がける中国の総合ロックメーカー CHINA CYCLE 2026 #chcy2026


2026年5月、ゴールデンウィーク明けに上海・SNIECで開催された「CHINA CYCLE 2026」へ出張しました。今回は、会場で訪れた 「中立(ZOLI)」ブースをご紹介します。

中立(ZOLI)」は1987年創業の浙江中立集团有限公司が展開する、中国を代表するロックメーカーです。自転車・電動自転車・モーターサイクル・家庭用まで幅広いロック製品を手がけ、年間100種類以上の新製品を開発。中国国内はもちろん、欧米を含む50カ国以上へ輸出するグローバル企業でもあります。

店主のイメージとしては、ドイツのABUSの鍵部門と日本のOGK技研が合体したような製品ラインナップ。日本では知名度こそ高くありませんが、店主が定期的に動向をチェックしている注目メーカーの一つです。


なお、当店の「CHINA CYCLE 2026」関連記事は、#chcy2026をご覧ください。

※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

当店の完成車&ホイールの在庫リストは、https://www.avelotokyo.com/p/sale_11.htmlをご覧ください。

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2026年9月6日日曜日

Campagnolo Rotor 03 | カンパニョーロ ローター 03 AFS センターロック φ160 ディスクブレーキローター 入荷 下位モデル Campagnolo Rotorとの違い

Campagnolo Rotor 03 | カンパニョーロ ローター 03
仕様:AFS/センターロック
サイズ:φ160
価格:11550円→10500円/個(10%off現金特価/10%税込/店頭品のみ/工賃別途)

「Campagnolo Rotor 03 | カンパニョーロ ローター 03」を再入荷しました。上位グレードであるSUPER RECORD/RECORD向けのディスクブレーキローターです。シマノユーザーでも、「ブレーキフィール向上/熱膨張対策/見た目」を理由に、「SWISS STOP Catalyst Pro Disc Rotor」と並んで選ばれることが多い社外品かと。

Designed by Campagnolo ITALY / Made in TAIWAN

シマノ製ブレーキローターの特徴は、ステンレスとアルミをサンドウィッチ状にロールボンディングすることで、放熱性を高めた「ICE TECHNOLOGIESや「ICE TECHNOLOGIES FREEZA」です。発表当初から技術的にはスゴイけど、些か無理ゲーなんじゃない?と店主ボヤいておりましたが、エンジニアの奮闘により大幅に改良が進み、最新の「RT-CL900/800」なら不満がありません。

そうなると、「Rotor 03」をあえて選ぶ理由は、正直なところ“Campagnoloやで”とドヤれる点に尽きるかもしれません。ただし、回転数が増す小径車や体格の大きいライダー、あるいはハードなダウンヒルをこなす方にとっては、ロータータッチが減り、その効果をしっかり実感できるはずです。

高額なイメージが付く同社ですが、ことローターに関してはシマノ同等なのもうれしいポイント。店主は、フローティング構造は、自転車用ブレーキローターに適さないと考えてます。その点、Campagnoloは、セミフローティング構造を採用して良い落としどころになっているようで、ネガティブな面は出ていません。

Campagnolo Rotor 03 AFS φ160
上位モデルでスパイダーがアルミ製
Campagnolo Rotor AFS φ160
下位モデルでスパイダーがスチール製

ところで、見分けがつきにくいですが、Campagnoloのディスクブレーキローターは、2グレードが展開されています。スーパーレコード/レコード向けの上位モデルが、こちらの「Campagnolo Rotor 03」。EKAR等向けの下位モデルが「Campagnolo Rotor」となります。両者の違いはインナースパイダー素材で、「03」はアルミ製ゆえ軽量かつ放熱性に優れます。

Campagnolo Rotor 03:アウター素材ステンレス/インナー素材アルミ/重量121g
Campagnolo Rotor      :アウター素材ステンレス/インナー素材スチール/重量155g

上位「03」スパイダーは、加工性の良いアルミを用いており、複雑形状に肉抜きが施されています。なお、アーム数は、φ160:7本、φ140:6本となっており両グレードで共通設計。

ローター厚みの公称値は、シマノ:1.8mm、Campagnolo:1.85mm。ただ、両社ともにマイナス公差で製造されており、実測するとCampagnoloはシマノ対比0.01~0.02mm程度厚い傾向にあります。

ちなみに、appleよろしくの「Designed by Campagnolo ITALY / Made In TAIWAN」ゆえ、製造元はアソコかしら?と邪推も浮かびます。


Campagnolo Rotor 03 | カンパニョーロ ローター 03
仕様:AFS/センターロック
サイズ:φ160
価格:11550円→10500円/個(10%off現金特価/10%税込/店頭品のみ/工賃別途)
※ロックリングは付属しません

※取付&加工法や使用パーツ等のご質問は、当店ノウハウのため、お応えしかねますことをご了承ください。

その他、当店の完成車&ホイールの在庫リストは、コチラをご覧ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2026年9月5日土曜日

magene | マージーン 再設計された QED ブリフター / T500 スマートトレーナー / Magene Smart Connected Ecosystem 他 CHINA CYCLE 2026 #chcy2026

magene (マージーン) ブース
PES P515 Power Meter Set

2026年5月、ゴールデンウィーク明けに上海・SNIECで開催された 「CHINA CYCLE 2026」 に出張しました。今回は 「magene (マージーン)」 ブースをご紹介します。同社は、2015年にパワーメーターやサイクルコンピューター等の電子デバイスを皮切りに、自転車業界へ参入開始。その後、スマートトレーナーやE-Bike市場へ進出。さらに2024年からは、QEDシリーズでセミワイヤレス変速システムを発表して、コンポーネント市場へも拡大してます。

QED ブリフター
QED ブリフター
リザーバー容量を従来比55%拡大
PES Road Bike Electronic Shifting System も準備中か?

2025年にラインナップが拡張され、上位から「TEO / QED / PES」の各グレードで展開される同社の電動変速コンポーネント。QEDのブリフターは再設計され、リザーバー容量が従来比で55%拡大。これにより、パッド位置のロバスト性が向上しています。ディレイラーの応答時間は、フロント0.35秒、リア0.1秒を実現。さらにエントリーモデルである PES Road Bike Electronic Shifting System も控えている模様。 

カスタマイズ可能なボタンを備え、スマートGPSサイクルコンピューターやライトとのシームレスな連携も可能になっていますが、現時点では中国本土のみでの展開とのことです。

magene QED ディスクブレーキ・キャリパ
効率的なエア抜きを狙ったと思われるブリードポート配置
T500 Smart Trainer
T500 Smart Trainer

欧州ブランドのスマートトレーナーのOEMも手掛ける同社。自社ブランドの「T500 Smart Trainer」は、88N·m のピークトルク、±1% のパワー精度、最大出力 2200W、最大勾配 20% を再現可能となっています。

C706 Smart GPS Bike Computer
C606 V2 Smart GPS Bike Computer
C506 Smart GPS Bike Computer
Magene Smart Connected Ecosystem

Mageneのスマートコネクテッドエコシステムは、スマートGPSサイクルコンピューターを制御ハブとして使用し、センサー、ライト、アクションカメラ、電子変速システムなど、あらゆるサイクリングギアをシームレスに接続・連携して管理します。

Magene Smart Connected Ecosystem

サイクルコンピューターの環境光センサーにより、ヘッドライトとテールライトの自動ON/OFFやモード切替が可能。さらに、ブリフターのボタン割り当てによってアクションカメラや電子ベルの操作も行えるようになりましたが、現時点では中国語版のみの対応となります。

AT1600 S / AT 1200 S
Smart Bike Headlight
L508 Radar Tail Light / L308 Intelligent Expression Tail Light
H803 Heart Rate Armband / H613 Heart Rate Monitor
H603 Heart Rate Monitor / H303 Heart Rate Monitor
EXAR カーボンホイール & TPU チューブ

なお、当店の「CHINA CYCLE 2026」関連記事は、#chcy2026をご覧ください。

※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

当店の完成車&ホイールの在庫リストは、https://www.avelotokyo.com/p/sale_11.htmlをご覧ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。