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| Taichung Bike Week 2026 |
2026年9月中旬に台湾・台中市で開催された「Taichung Bike Week 2026」へ出張してきました。台中バイクウィーク(タイチュンバイクウィーク/Taichung Bike Week/TBW)は、フレーム&パーツOE市場・自転車業界関係者向けの国際B2B展示会です。
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羽田空港 HND 第3ターミナル 制限エリア セブンイレブン & ドン・キホーテ |
店主は、例年どおりLCCで日帰りの旅程でした。オンラインチェックインのおかげで早めにHNDの制限エリアへ入れたため、普段は行かないT3の保安検査場を出て右側、105番搭乗ゲート方面をぶらっと歩いてみました。すると、今さらながら気付いたのですが、奥にはセブンイレブンが。自販機よりもドリンク類の選択肢が広くて、LCBT勢にはありがたい存在です。
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| 台中市内の車列 |
台湾の乗用車市場は、アジアでも珍しいほど 日本車が圧倒的に強い“日本車王国” です。街を走る車の多くがトヨタ、ホンダ、日産で占められ、特にトヨタは 国内生産の強みを背景にシェア30%前後を維持しています。台湾ではトヨタ(国瑞汽車)、三菱(中華汽車)、ホンダ、日産、ヒュンデ、フォードが現地生産を行い、関税の影響を受けないため価格競争力が高く、これが日本車優位の最大要因になっています。
一方、マツダやスバルなどの輸入車ブランドは、関税の影響で価格が高く、販売台数ベースでは1〜2%と小規模です。それでも最近は、街中で マツダ車の存在感が徐々に増えていると感じます。CXシリーズのデザイン性が評価され、都市部のユーザーに支持されているようで、シェア率以上に“目にする頻度”が高まっています。
総じて台湾の市場は、国内生産の優位性 × 日本車ブランド力 × 都市部の需要が組み合わさり、トヨタを中心とした日本車が圧倒的な存在感を放つ構造となっています。
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| 街中で見かけた熱帯花木 サンタンカ |
高速バスで桃園国際空港(TPE)から南へ約2時間半。台中に着いた瞬間、空気の質が一変しました。TPEでは思いのほか暑さが和らいでいて、「そろそろ秋だな」と油断していたのですが、冷房の効いた車内から一歩外へ出ると、ムワッとした熱気が体を包み込みます。季節の境目を越えたというより、都市そのものが持つ温度に触れたという感覚に近いかもしれません。
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| シェアサイクル YouBike |
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| Taichung Bike Week 2026 |
TBWは、おおよそ1.5〜2年先のOE契約を見据えたアポイント制のB2B商談会が中心です。加えて、世界的な潮流に沿って各社ともE-BIKE関連が主軸となり、当社のような小規模企業が入り込む余地はほとんどありません。
3ホテルを会場として開催されるTBWですが、年々徐々に縮小傾向が続いています。以前は会場周辺で欧州完成車メーカーの幹部クラスを見かけることもありましたが、そうした光景も減りました。
2026年は 260社(前年 321社)
Splendor:190社 → 140社
Evergreen:90社 → 79社
Tempus:ほぼ横ばい
欧州からのバイヤーも近年減少傾向にあり、その理由として在庫調整、オンラインミーティングの普及、出張予算の削減が以前から指摘されていました。さらに2026年は「Italian Bike Festival(9/4–6)」や「Sea Otter Europe(9/18–20)」と開催期間が重複していたことも、来訪が減った一因と考えられます。

店主のような末端の立場でも、TBW会場で得られる断片的な情報をつなぎ合わせていくと、エンドユーザーが好むと好まざるとも、32インチホイール規格の拡大はすでに既定路線であることが分かります。MY2027ではMTBがすでに上梓されていますが、MY2028以降は本格的に存在感を示すことになるでしょう。
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| FSA Vision ブース |
2026年春~夏において、ジャイアントやメリダの株価には底打ち感が見られ、生産台数も昨対比で徐々にではあるものの好転してきており、メーカーによっては明るい兆しも出始めています。しかし、業界全体の不況感は依然として拭えないのが正直なところ。
世界的に消費者指数が伸び悩み、AIの急速な浸透による大規模な雇用不安まで囁かれる状況です。確かに「明けない夜はない」とは言われますが、自転車業界をシクリカルな市場として捉えた場合でも、次の本格的な好況期が訪れるのは2030年以降まで“お預け”になりそうです。
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| TBW 2027:2027/10/5~8 開催予定 |
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| 信義智慧財產權事務所(Shinn Yi Patent & Trade Mark Attorneys) |
市内で偶然見かけた「信義智慧財產權事務所(Shinn Yi Patent & Trade Mark Attorneys)」という特許・商標業務を行う事務所。オフィス内には自転車が置かれており、業界とのつながりがうかがえました。
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J寶ことマッチョ・アンパンマンでおなじみの 台湾の朝食チェーン店「JSP 呷尚宝」
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| Uni-PROSPERiTY 樂家康超市 西屯青海店 |
スーパーマーケットチェーンの「家樂福(カルフール)超市」。以前は「便利購(コンビニエンスストアとスーパーの中間形態)」と呼ばれていた中小型の店舗です。なお、台湾のカルフールは統一グループへ買収されたことに伴い、フランス本社からのブランドライセンス契約の終了。
それに合わせて、2026年7月より大型量販店は「萬家福」、中小型のスーパー(超市)は「樂家康」へと順次ブランド名が刷新されています。
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2010年代後半に増加した汽車美容(コーティングや手洗い洗車店)ですが、 EV増加や人件費高騰を理由に減少傾向とのこと |
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| タワマンや高級レジデンスの建設ラッシュが続くTMRT GREEN LINE沿線 |
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| Top City 台中大遠百(遠東百貨) |
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| 桃園国際空港 TPE 非制限エリア フードコート |
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| 桃園国際空港 TPE 非制限エリア フードコート |
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| 桃園国際空港 TPE 非制限エリア フードコート |
店主が初めて訪台した2010年代初頭は、「NTD×3倍=日本円」という計算が自然で、台湾は“安くて快適な旅先”という印象が強い時代でした。しかし、今や2026年現在の換算は 「NTD×5倍」 へと移行しています。長期化した円安と台湾側のインフレが重なり、桃園国際空港(TPE)のフードコートで軽く食事をするだけでも 1,500〜2,000円 が当たり前になりました。
こうした変化は台湾だけに限りません。中国本土や東南アジアでも同じ現象が進行し、各国の経済発展と円安が重なった結果、物価は日本とほぼ同等、場合によっては日本の方が安いという逆転すら見られます。かつての「東アジア・東南アジアは安い」という感覚は、今や大きく様変わりしています。
当店が携わる自転車産業の製品は、その大半を輸入に依存しており、円安の負の影響を強く受けています。しかし、日本経済の屋台骨である国内製造業の競争力維持を考えるならば、一定の円安を受け入れざるを得ないという点も理解しています。
ただ、アベノミクス期を除けば1990年以降ずっと、政府はアクセルを踏み続け、日銀は慎重姿勢でブレーキをかけるという“両踏み”のあべこべな政策運営が続いてきました。こうした経緯を眺めていると、「そんな単純な話ではない」と言われそうですが、個人的にはどうしても「緩和・引締、どっちなんだい?」と遠い目になってしまうのです。
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定点観測している空港の自販機・ペットボトル水
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定点観測しているTPE空港の自販機・ペットボトル水ですが、2018〜2025年までは25NTDで持ちこたえていたものの、ついに30NTDへ値上げされました。容量は580mlから620mlへと微増しているものの、単価は上昇しています。
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| セブンイレブンのホットドッグ(熱狗)用 ローラーグリル |
かつて店主が台湾のコンビニで、ホットドッグ用のパンを使わず ソーセージだけをレジに通すと、店員さんに「え?」という顔をされたものです。ところが最近訪台すると、同じように ソーセージ単体で購入する人をチラホラ見かけるようになり、 「店主が先駆者だったのでは?」 とさえ思えてきます。
なお、当店の「Taichung Bike Week 2026」関連記事は、
#TBWT2026をご覧ください。
※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。