DJI Avinox Drive System / AMFLOW 屋外ブース |
2025年6月下旬、ドイツ・フランクフルトで開催された「EUROBIKE 2025」へ出張してまいりました。昨年のEurobike 2024で突如発表されて話題をさらった、「DJI」社のE-Bike市場への参入。同社は、E-Bike用モータドライブシステムの「DJI Avinox Drive System」と、それを搭載した自社完成車ブランドの「AMFLOW」を展開しています。
「DJI Avinox Drive System / AMFLOW PL」の出展は、屋外のDEMO AREAのみでしたが、TEST TRACKで試乗可能。店主も試乗したかったのですが、その注目の高さから終日行列が絶えず、時間の関係で断念しました。
Velduro Rogue |
Velduro Rogue |
Velduro Rogue |
Velduro Rogue |
先に開催された上海ショーで、3Dプリントモデルのプロトタイプお披露目された「Velduro Rogue」。EUROBIKE 2025では、より最終製品に近い形にアップデートして出展されました。
CRUSSIS e-Full 12.11-PRO X |
CRUSSIS e-Full 12.11-PRO X 取材光景 |
CRUSSIS ブース |
「CRUSSIS」は、2026年モデルとしてE-MTBシリーズにDJIのドライブユニット「Avinox M1」を搭載したモデルを発表。これはEUROBIKE 2025で初披露された注目のコラボです。同社ラインナップをみるとMY2026のE-MTBは、「DJI」に一本化されるようです。ブースでは、ちょうどGCNやBikeroumor等のメディアによる囲み取材が行われていました。
CRUSSIS × DJI Avinox M1の主な特徴
モーター性能
最大出力:1000W(通常250W)
トルク:105Nm(Boostモードで最大120Nm)
アシストモード
Auto/Eco/Trail/Turbo/Boostの5種類。
特にBoostは、最大30秒間、120Nm/1000Wのパワーを発揮。
モデルラインナップ(抜粋)
e-Full 12.11-PRO X(カーボンフレーム、800Wh):11,990ユーロ
e-Hard 11.11-PRO(アルミハードテイル、600Wh):4,690ユーロ
ONE-Full 11.11-(アルミフルサス、600Wh):4,490ユーロ
e-Full 12.11-(カーボンフルサス、600Wh):5,690ユーロ
このシリーズは、元4X世界チャンピオンのMichal Prokop氏が開発に関わっており、軽量かつ高性能なe-MTBとして注目されています。特にBoostモードの瞬発力は、トレイルライダーにとって魅力的かと。
フラッグシップモデルであるMY2026の「e-Full 12.11-PRO X」は、11990ユーロ(約207万円)。倒立式の「 FOX Podium fork」も搭載しており、昨今の高騰するスポーツバイク市場にあっては、もはや店主も麻痺しつつある状況で、「まあ、そんなもんですよね」という感覚になりつつあります。
モーターとバッテリーは、容量を維持したままコンパクト化が進み、正直なところ外観だけではペダルバイクとほとんど見分けがつかなくなっています。
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