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2024年5月18日土曜日

ホイールトップ 新型 EDS-TX ビッグプーリー標準搭載 電動ワイヤレス変速機 | WHEELTOP NEW EDS-TX EDS-GX Electronic Derailleur System 上海 China Cycle 2024 中華コンポーネント&パーツ情報

WHEELTOP 新型 EDS-TX Electronic Derailleur System
ロード用の「TX-RA7800」
RD-RA7800は、ビッグプーリー標準搭載の模様 

日本国内は、2024年春からホダカさんを通して流通開始した、電動ワイヤレス変速機の「WHEELTOP EDS」。China Cycle 2024にて、早くも新型「WHEELTOP  EDS-TX Electronic Derailleur System」が発表されました。

対応ギア段数は、2×7~13s対応と現モデルを踏襲してますが、ロード用の「RD-RA7800」は、Absolute Black HOLLOWCAGEと似たビッグプーリー標準搭載の模様。

WHEELTOP 新型 EDS-GX 2× Electronic Derailleur System
グラベル用の「TX-RX7101-SGS」
RD-RA6101-SGSは、11-42Tで2×7~13s対応
WHEELTOP 新型 EDS-GX 1× Electronic Derailleur System
グラベル用の「GX-RX6700GS/6701SGS/7700GS/7701SGS」
RDは、素材カーボン/アルミとケージ長さ違いで4種あり








EDSは、グラベル用のリアディレイラーを追加した「EDS GX」も発表されました。フロントシングルorダブルによって、RD選択が変わります。こちらも2×7~13s対応。

WHEELTOP ブース


Lanxi Wheeltop Cycle Industrial Co., Ltd. 新社屋

日本国内だと、電動ワイヤレスコンポのEDSばかり注目が集まる「Lanxi Wheeltop Cycle Industrial Co., Ltd.」ですが、クランクセットやスプロケットも手掛ける、総合パーツメーカーです。

同社ブースを見ると、どうやら大きな新社屋&工場を竣工する模様。世界的に芳しくない自転車業界の現状を鑑みると、夜明け前の先行投資とも。ただ、中国市場は自転車ブームらしく、単純な逆張りとは言い切れないかもしれません。

Magene / マージーン ブース
QED セミ・ワイヤレス 電動コンポ グループセットを展示

L-TWOO / 蓝图 ブース
グラベル用コンポ:L-TWOO eGR

L-TWOO / 蓝图は、上市済みのセミワイヤレス・電動コンポーネント「eRX」、「eGR」他を展示していました。

Lofandi / GUANGDONG LOFANDI INTELLIGENT TECHNOLOGY CO.,LTD.
5-SPEED INTERNAL-GEAR HUB(MANIJAL&AUTOMATIC INTEGRATION)

メンテナンスフリーを謳うLofandi製の内装ハブ。これまで3速仕様でしたが、5速モデルを発表。シェアバイクは、同社のSmart hub lockを採用している模様。

S-Ride Bicycle Components ブース
S-Ride 油圧マスターシリンダー仕様のブリフター
Sensah SRX Pro:グラベル用スタビライザー付きRD
HL CORP / ZOOM:Integrated Cable Routing (ICR)

ディスクブレーキ/スルーアクスル/サスペンション等、あらゆる面で技術規格が先を行っているMTBですが、ことコクピット周りのホース&ケーブル内装に関しては、各社足並みが揃っていません。大手HL CORPが、Integrated Cable Routing (ICR)を発表するところを見るとこの流れに落ち着きそうです。
数多くの3Dプリントサドルも展示

ここ数年で大手ブランドが上市した、フル内装エアロフレーム/ワイヤレス電動コンポーネント/カーボンスポーク/3Dプリントサドルと言った新製品。それらが、あっという間にコモディティ化されてしまった感。無論、仕上げや耐久性等が同じとは言えませんが、一般の方がパッと見分けるのは難しいとも。

シマノ ブース

先日、Cyclingnews/road.cc/Bikerumor/BikeRadar等、海外メディアが一斉に報じたシマノ特許情報。同社が2モデルチェンジ毎にギア段数を増やしていた従来の慣例を棄てて、次モデルに13sを投入するのは、このような早い潮流に抗う戦略が透けて見えます。

プラットフォーム更新が、4年×2サイクル→5~6年サイクルと短くなるだろうから、製品開発と生産現場は大変そう。また、エンドユーザー目線からは、互換品やスペアパーツ供給が短期間で打ち切られて困ってしまう側面もあります。

※取付&加工法や使用パーツ等のご質問は、当店ノウハウのため、お応えしかねますことをご了承ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2024年5月14日火曜日

上海 Shanghai CHINA CYCLE 2024/第三十二届中国国际自行车展览会/The 32nd China International Bicycle Fair 出張記

CHINA CYCLE 2024
第三十二届中国国际自行车展览会/The 32nd China International Bicycle Fair
SNIEC/Shanghai New International Expo Center/上海新国際博覧中心
会場MAP
とにかく広い会場
無料シャトルバス
建屋の間から覗けるのは隣接する
上海喜瑪拉雅美術館 & 上海卓美亞喜瑪拉雅酒店


以前から店主は、本展示会への訪問機会を狙っていましたが、例年、開催時期が日本のゴールデンウイークと重なって航空券が高く、費用対効果を考えると二の足を踏んできました。今年は、最終日がLCCチケットをセール価格で確保できたので訪中することに。言わずもがなの日帰り弾丸です。

GIANT ブース
MERIDA ブース

メインスポンサーは、GIANTとMERIDAの二大企業。各ブースを一通り見た雑感ですが、意外だったのは、電動アシストの無いロード/グラベル/MTB、所謂アナログバイクの展示が活況だったことです。

2022年前後から、中国国内はアウトドアブームらしく、それが自転車マーケットにも波及している表れかと。特にエアロ・ハイエンドロードバイクに注力するブランドが多い印象でした。
ブースで動画配信も
会場内のセブンイレブン

会場には、マクドナルド/コンビニ/カフェ等もあって、食事には困りません。店主の寂しいお財布事情も反映して、出張時は安価なローカルフードを選んでいますが、今回はセブンイレブンの「牛肉餡餅」に。ハンバーガーを圧縮して揚げた感じでしたが、美味しく頂きました。
CHINA CYCLE 2025は、5月開催予定

とにかく「CHINA CYCLE」は、見て回るだけでもクタクタになる想像を絶するスケールでした。上海浦東国際空港から地下鉄のアクセスも良く、他の内外自転車ショーに飽食気味の方は、是非一度足を運ばれてみては如何でしょうか?。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2024年5月13日月曜日

クローズドクランプ 巻きステム 拡張 ロックリング/C型リング プライヤー 流用で作業がラクに

クローズドクランプ 巻きステム ロックリング/C型リング プライヤーでラクに拡張可

NITTO STEM TOOL / 日東 ステムツール

殆どのクイルステムがそうであるクローズドクランプ/巻きステム。言い換えれば「フルオープンでないステム」をハンドルに通す際、時折クランプの拡張が必要に。特に、曲率が小さいブルホーンバーやModolo 8X-Tenosの場合が当て嵌まります。

こんな場合、出番は「NITTO STEM TOOL / 日東 ステムツール」やコインドライバー/大きめなマイナスドライバー/手製プレート治具辺りが王道かと。ちなみに、当店のお勧めは、握ると開く軸用の「ロックリングプライヤー」の流用です。

穴の無いロックリング(C型リング)を脱着する工具で、平たい先端が特徴です。クランプ径φ25.8のITM/ITALMANUBULIステムに、φ26.0ハンドルバーを無理やり取り付けるといった荒技も。お勧めはしませんが…。

※取付&加工法や使用パーツ等のご質問は、当店ノウハウのため、お応えしかねますことをご了承ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2024年5月11日土曜日

Magene QED | マージーン QED セミ・ワイヤレス 電動コンポ グループセット 2*12s 上海 China Cycle 2024

Magene QED | マージーン QED
セミ・ワイヤレス 電動コンポ グループセット 2*12s
ブリフター:3ボタン搭載
ブリフター・ネームプレートは大きめ
リア・ブレーキキャリパ
フロント・ブレーキキャリパ
RD
FD

先日、上海・SNIECで開催された「CHINA CYCLE 2024/第三十二届中国国际自行车展览会/The 32nd China International Bicycle Fair」へ出張してきました。

Wheeltop/Ltwoo/Sensah等が次々と上市する電動コンポーネント市場ですが、Mageneも参入することに。今回が世界初披露と話題になった「Magene QED | マージーン QED」セミ・ワイヤレス グループセット」。ブースにあったのが最終製品版でなさそうだし、資料も無く立ち話レベルだったゆえ、不正確かもしれませんがザックリご紹介。
  • ブリフター/Brifterは、3ボタン式。割付はアプリで自由に可能にでき、Mageneでは標準割付は考えていない。
  • 油圧ディスクブレーキ・キャリパもラインナップ。シマノ製キャリパと互換性はあるの?と尋ねると、苦笑いしながらも”おそらく"大丈夫とのこと。
  • シフター~ディレーラー間は無線、バッテリー/FD/RDは有線で、Di2と同じ構成。
  • レバー/ディレイラー共に外観は、シマノ105の7150/7170系に似ている印象。
  • 前後変速は、2*12s構成。
  • ブリフターのネームプレートが大きめですが、どうもブレーキがワイヤプルと油圧のコンパチ仕様か?。
  • 固定ローラー台で動作を試しましたが、変速速度は前後共にシマノ105対比でちょっと遅い感。
  • RD変速に影響しているかもしれませんが、展示車のスプロケットは中国メーカー製で、シマノ製スプロケットも互換性ありとのこと。
  • FDリンク部は、もう少し剛性が欲しい処。もしかしたら、クランクアーム&リング剛性を意識して、意図的にモータートルクを逃がしているのかも?。
  • デリバリー時期は、中国市場は2024年7月、グローバルは2025年を予定。
Mageneの国内代理店は、ご存じGROWTACさん。路線は違えど自社でもコンポーネント開発製造されてカニバルので、取扱いや棲み分けが難しそうだなとか思ったりで…。とりあえず会話の中で、GROWTACさんがMageneパワーメーター・クランクをしっかり拡販されていることは伝えてきました(何様だオイ)。
同Mageneブースには、「X SHIFTER」と似た後付け電動シフトも展示されていました。フラットバー用ですが、シフトボタンを押すと、アクチュエーターがRDインナーケーブルを定量引っ張る仕掛け。デモ機に用いられていたRDはDEOREで、操作してみましたがボタン長押しの多段シフト機能は無さそうでした。

※取付&加工法や使用パーツ等のご質問は、当店ノウハウのため、お応えしかねますことをご了承ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2024年5月10日金曜日

中国ビザ申請サービスセンター東京 ビジネスビザ取得

Chinese Visa Application Service Center
中国签证申请服务中心

中国(Mainland China)へ出張することに。2023年頃から、入国処置が徐々に緩和しているので、日本人も「VISA/査証」免除になるんじゃないかなと淡い期待をしていましたが、2024/4月時点でビザ要な状況は変わらず。

日帰りゆえ、トランジットビザ免除を使って入国するのも考えましたが、そうすると「東京→上海→台湾/韓国/香港etc→東京」のように第三国を経由した旅程にせねばなりません。移動時間はかかるし、安い航空券も見つからないので、素直にビジネスビザを申請することに。

そんなこんなで、事前に申請書をアップロードして有明まで。「中国ビザ申請サービスセンター東京/Chinese Visa Application Service Center」へ。わざわざをビザ取って訪中する人は、少ないんじゃないかなと漠然と思っていましたが、なかなかの混み様でした。

旧いパスポートをお持ちなら、それも持参したほうが無難そう。特に中国本土に入国歴がある方は、該当パスポートの「顔写真ページ」と「直近の入出国履歴」をコピー(モノクロでOK)持参すれば、現地でワチャワチャせずに済むのでお勧めです。

余談ですが、2023年の広汽トヨタに続き、2024/4/25にトヨタがテンセントと提携を発表したので、近いうちにビザ免除が期待できるかもしれません。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2024年5月3日金曜日

ディスクブレーキ ローター × 左チェーンステーキャリパ台座周り 傷防止

ノンドライブサイド(NDS)・ディスクブレーキキャリパ台座周り
カーボンシート施工後
施工前
後輪を取り付けると目立たちません

ディスクブレーキ搭載バイクを店頭で組立整備する際は、マスキングテープで養生しますが、日常使いで避けられないのが、リアホイール脱着時の左チェーンステーとローター干渉によるスクラッチ。φ140なら幾分余裕がありますが、φ160~だとクリアランスが狭いフレームが殆どです。

販売店やメカニックによっては、クリア保護シートを追加していますが、ステッカー同様に接着層が塗装を浸食してしまうことも考えうるため下手なモノは貼れません。また、厚みや変色の問題もございます。

保護用にアルミシールやステンレスプレートも考えましたが、見た目や加工性がイマイチ。ならばと、キツイ曲率のR面でも沿うように薄手のカーボンシートで試してみることに。接着層の攻撃性は低めのモノを選び、型紙を起こして貼り付けてみました。

ドレスアップ用途で施工性が良い反面、表面硬度は低いので、傷隠し&御守りレベルと言ったところ。リアホイールを取り付けると目立たず、さり気ない仕上がりなのは良いかと。

※取付&加工法や使用パーツ等のご質問は、当店ノウハウのため、お応えしかねますことをご了承ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2024年4月29日月曜日

ORTLIEB Velocity | オルトリーブ ヴェロシティ チェスト ストラップ バックル交換修理

ORTLIEB Velocity | オルトリーブ ヴェロシティ

完全防水バッグの代表格、抜群の信頼がある「ORTLIEB | オルトリーブ」。糸縫製ではなく、素材自体を溶着していることが特徴です。その中でもロングセールスを誇るのが、定番バックパック「Velocity | ヴェロシティ」。レギュラーのメッセンジャーバッグよりひと回り小さいモデルで、丁度よいサイズ感で小柄な方にもピッタリです。

販売開始から4~5回ほどのランニングチェンジを経ていますが、基本設計は変わっていません。店主は、初代モデルを通勤や海外出張等に20年近く使用。さすがに細かい綻びやクタビレ感はあるものの、シンプルな構造もあってまだまだ現役です。
ツメが折れたオス側バックル
そんな愛用しているVelocityですが、先日、チェストストラップのオス側のバックルを引っ掛けて壊してしまいました。残った片ツメのみでも固定できるのですが、割れ窓理論が浮かび気分がよくありません。プラリペア等の接着剤で修復を試みましたが、案の定上手く行かず。

それじゃ、ベルト幅に合うバックルをオスメス共に交換するばと思われるかもしれません。メス側は、ベルトがループ状に縫製されており、外すとなると一手間掛かるのでオス側のみで解決したいところ。どれも似たような寸法でしょと、ほのかな期待で手元のオスバックルを宛がってみても、合うはずもありません。
左:破損した元バックル / 右:取り寄せたバックル
金型は更新されていますが、外形は同じ
オス側のバックルを交換して復旧

輸入元の代理店さんに相談するのも何だかな~と、改めてバックルを観察するとモデル名らしき刻印が。それをヒントにWEB検索すると、補修パーツとして小売されているのを見つけて交換することができました。何気ないパーツも流通性のあるモノを採用してくれると、製品寿命が延ばせられると改めて思った次第です。

※取付&加工法や使用パーツ等のご質問は、当店ノウハウのため、お応えしかねますことをご了承ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。