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2025年3月24日月曜日

Cannondale SuperSix EVO Frameset | キャノンデール スーパーシックス スーパーシックスエボ フレームセット Std. スタンダード Mod.

Cannondale SuperSix EVO Frameset Std. Mod
Silver (SLV)
展開サイズ:44/48/51/54/56/58
フレームセット価格:290,000円(税込)
Cannondale SuperSix EVO Frameset Std. Mod
Black(BLK)
展開サイズ:44/48/51/54/56/58
フレームセット価格:290,000円(税込)
Cannondale SuperSix EVO Frameset Std. Mod
Meteor Gray (MTG)
展開サイズ:48/51/54
フレームセット価格:290,000円(税込)

先日、「Cannondale SuperSix EVO | キャノンデール スーパーシックス スーパーシックスエボ」のCY2025モデルが発表されました。トピックスの一つが、フレームセット販売の拡充が挙げられます。話題の中国ブランドホイールやアルマイトパーツを組み合わせて、お好みの一台に仕上げることも可能です。

一方、当店ではディスクブレーキ・ロードバイクが流通し出した当初から、まだ発展途上ゆえフレーム最適化や技術進歩の余地が大きいので、使い勝手や操作性を考慮したらMTB同様に完成車を数年単位で入れ替えて、消耗品のみ交換するのが得策とお伝えしてきたのも事実です。

ただ、近年は自転車価格の高騰もあって、おいそれと完成車パッケージで乗り換えるハードルが高くなってきたかと。また、ディスクブレーキ・ロードバイクも第三~四世代になってきて、進歩のスピードが以前よりも緩やかになっています。

「OLD100/142・φ12」規格が採用された第二世代以降のバイクにお乗りなら、殆どのパーツを移植できて換装コストが抑えられます。そして、アルミフレームにお乗りのライダーなら、カーボンバイクへスイッチする候補になるかと。

第四世代は、フル内蔵化されたコクピット周りもこなれた造りになっているので、ワイヤ式変速コンポでもまとめやすく、旧式の有線Di2コンポでも見た目をスッキリ仕上げられます。

「SuperSix EVO Gen.4」は、造形的にシートピラーの薄さに目を奪われます。また、リア三角は有機的に。フロントフォークは、シャープエッジと翼断面形状が強調されました。Di2バッテリーは、MY2015にデリバリーされたANCHOR TTバイク「RT9」と似たBB付近から挿入する方式。低重心化とシートポストの薄化に貢献してます。

オールラウンド・ロードバイクとして、高い評価を得る「Cannondale SuperSix EVO Gen.4」。最上位から順に、LAB71(ラブ・セブンティワン)、Hi-Mod(ハイモジュラス)、スタンダードMod(Std.)の3グレード展開となってます。

フレーム/フォークセットも同様なラインナップ。特に、スタンダードModは価格設定が29万円(税込)と中華フレームと比較しても、価格面でも競争力があり、リセールバリューを考えると、寧ろ割安とも捉えられます。上位モデルのHi-Mod:62万円、LAB71:85万円と2倍、3倍の価格差を考えると戦略性が伺えます。

店主目線だと、完成車ではラインナップされていない「Silver (SLV)」カラーがお勧め。フレームサイズが、完成車では流通していない44~58まで展開されているので、小or大柄な方にも最適です。

このフレームをベースに、昨今急速に浸透している中華カーボンホイールを組み合わせるのも一手です。自腹レース機材なら、このスタンダードMod.フレームに中華カーボンスポークホイール+シマノ105 Di2コンポ。予算が許せばFD:アルテ、クランク:Dura /アルテでセットアップするかと。ご注文をお待ちしております。

Cannondale SuperSix EVO Frameset(詳細→公式サイト
キャノンデール スーパーシックス スーパーシックスエボ フレームセット Std. Mod.
フレーム:SuperSix EVO Carbon
シートポスト:C1 Aero 40 Carbon, 0mm offset (44-48), 20mm offset (51-58)
サイズ:44,48,51,54,56,58(SLV)/48,51,54(MTG)/44,48,51,54,56,58(BLK)
カラー:① Silver (SLV) / ② Meteor Gray (MTG) / ③ Black(BLK)
付属品:Cannondale Gripper Aero Bottles & ReGrip Aero Cages
価格:¥290,000(税込)
※デリバリー開始予定:2025年7月以降

Gen. 4/SuperSix EVO 2が良いのは分かるけど、コストを抑えたコンプリートバイクをお探しの貴方には、「カーボンフレーム+105 メカニカル+カーボンホイール」で構成したお得な「Cannondale SuperSix EVO 4」をご用意しております。

その他、当店の完成車&ホイールの在庫リストは、コチラをご覧ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2025年3月23日日曜日

FOCUS CAYO | フォーカス カヨ リムブレーキ ロードバイク メンテナンス SPEEDPLAY | スピードプレイ ペダル ベアリング交換

FOCUS CAYO | フォーカス カヨ リムブレーキ ロードバイク
メンテナンス
少々懐かしい感がある「FOCUS CAYO | フォーカス カヨ」リムブレーキ・ロードバイクのメンテナンスを承りました。当時の記憶だと、IZALCOよりコンフォート寄りに位置付けされたモデルだったかと。

ご依頼当初は、フルオーバーホール(OH)をご希望でしたが、オーナーからお聞きした不具合や費用対効果を鑑みて、ワイヤ全交換と前後ハブを中心に手を入れる最小限のメニューで作業を進めることにしました。
Before
Before
Before

お伺いした症状から、フリーボディのベアリングが逝っていると推測してましたが、案の定、NGだったので交換。それに併せて、前後ハブを分解洗浄+グリスアップ。その他、見込んでいた作業を進めた終盤まで来て、整備スタンド上でクランクを回しながら、変速調整をすると何処かしらからビビリ音が…。

SPEEDPLAY | スピードプレイ ペダル
スピンドル
ニードルベアリング
ニードルベアリング側 サークリップ

異音の発生源を探ると、「SPEEDPLAY | スピードプレイ」ペダルの片側にガタツキが。状況をオーナーにお伝えして、ペダルも整備に着手。幸いスピンドル摩耗は進行してなかったので、ベアリング交換で対応しましたが、思いのほか手間取ることに。

ペダルボディから古いベアリングを抜き取る際、ニードルベアリング側にも止め輪溝があるにも関わらず、サークリップが入っていません。「オヤッ?」と思いながら確認したところ、どうやら過去に分解された痕跡が見受けられました。

また、ロックタイトが塗布されるはずの軸端ボタンボルトのヘクサロビュラ(トルクス)穴が潰れており、加熱せずに緩められたのかと。それらもあるべき姿に戻して復旧しました。

※取付&加工法や使用パーツ等のご質問は、当店ノウハウのため、お応えしかねますことをご了承ください。

その他、当店の完成車&ホイールの在庫リストは、コチラをご覧ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2025年3月1日土曜日

Cannondale SuperSix EVO 2 Meteor Gray MTG | キャノンデール スーパーシックスエボ 2 メテオグレー Gen. 4 シマノ ULTEGRA Di2 R8170/カーボンホイール/カーボンハンドル ロードバイク

Cannondale SuperSix EVO 2 | キャノンデール スーパーシックスエボ 2
カラー:Meteor Gray | MTG | メテオグレー
「Cannondale  SuperSix EVO 2」のご注文を頂きました。オーダー時にフィッテイング、それをベースにセットアップしました。ディスクブレーキ搭載の「SuperSix EVO」は、世代を重ねることで着実に進化。

細かい処ですが、立ち漕ぎした際もロータータッチや異音は無く、ストレスがありません。エアロダイナミクスを意識しながらも、2010年代のエアロモデルにありがちなヒラヒラ感やピーキーさもなく、高次元でバランスが取れています。

ざっくりした表現をするなら、熟成されたリムブレーキ最終期のハイエンドクラスに追いつき、スルーアクスルでより進む車体になった感。ホース類のフル内臓化によりスッキリした外観を獲得した反面、ハンドルポジションの微調整がトレードオフになったのは、現代バイクの共通課題です。
GARMIN / WAHOOマウントは標準装備
カーボンハンドルバー:Vision Trimax Carbon Aero bars
コンポーネント:シマノ ULTEGRA Di2 R8170 12s
前後ホイール:HollowGram R 45 carbon wheelset
こちらの「Cannondale SuperSix EVO 2」は、バランスの取れた定番パーツで構成されており、ポジションさえ出してしまえば、ベテランライダーも不満が出ることは少なく、しいて挙げるならライダー好みが反映されるサドルを交換するぐらいかと。

前後カーボンホイールは、「HollowGram R 45」を装備。タイヤは、「Vittoria Rubino Pro 700x25c」。内幅21mmリムとの組み合わせで、実幅28mm弱のツライチな仕上がり。
Chain Suck Protector | チェーン サック プロテクター 追加
Chain Suck Protector 取付例

組立整備時にチェーン巻き込み時にフレームを保護する「Chain Suck Protector | チェーン サック プロテクター」を追加取付しました。小ぶりで目立たず、ヘアライン処理されて高級感があるので御守りにお勧めしています。

Cannondale SuperSix EVO 2 (SPEC→公式サイト)
キャノンデール スーパーシックス エボ  2 (Gen. 4)
カラー:Meteor Gray | MTG | メテオグレー
コンポーネント:シマノ ULTEGRA Di2 R8170

※取付&加工法や使用パーツ等のご質問は、当店ノウハウのため、お応えしかねますことをご了承ください。

その他、当店の完成車&ホイールの在庫リストは、コチラをご覧ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2025年2月13日木曜日

COLNAGO MASTER X-LIGHT × Campagnolo CHORUS | コルナゴ マスターエックスライト × カンパニョーロ コーラス クロモリ スチール リムブレーキ ロードバイク メンテナンス

COLNAGO MASTER X-LIGHT × Campagnolo CHORUS
コルナゴ マスターエックスライト × カンパニョーロ コーラス
クロモリ スチール リムブレーキ ロードバイク
「COLNAGO MASTER X-LIGHT | コルナゴ マスターエックスライト」のハンドル交換他、回転部のグリスアップ等メンテナンスを承りました。MASTER X-LIGHTは、チューブ断面に星形/ジルコ加工を施した細身のシルエットが特徴。
Campagnolo CHORUS | カンパニョーロ コーラス

不朽のラグド&クロムメッキフレームに最新「Campagnolo CHORUS | カンパニョーロ コーラス」を組み合わせた一台。本車体のような、フロント2枚(2x)とリアワイドギア構成だと、アウターローの往なし方は他社コンポーネントに一日の長があるのが正直な処です。ただ、イタ車の中でシマノ・コンポが似合うとされるCOLNAGOも、改めて見るとカンパ組ならではの立ち姿の良さが実感できます。
フリーハブ・ラチェットスプリング(Pawl Spring)交換
昔、カンパニョーロ製・本デザインのクランクセットを初めて見たとき、アウターリングのフィキシングボルトがインナーを外さないと増締めできないなんて、カンパニョーロらしくないと思ったものですが、スパイダーアーム側からもトルクス穴にアクセスできる設計になってます。
シフト・インナーワイヤのタイコ側で素線解れが発生していたので、手を入れるには良いタイミングだったと言えます。

ベースバイク
フレーム:COLNAGO MASTER X-LIGHT | コルナゴ マスターエックスライト 
カラー:PR08
コンポーネント:Campagnolo CHORUS | カンパニョーロ コーラス


話変わって。時々、ご質問頂くフルオーバーホール(フルOH)の要否ですが、当店考えは、「やるに越したことはないけど、殆どのライダーの場合、費用対効果を考えたら、走行距離に応じたワイヤ他消耗品交換&回転部グリスアップに留めて、後は壊れた時に考えるで良いんじゃない?」になります。

後述するような、天候問わず走るライダーでなければ、油圧ディスクブレーキも吸湿性が無い「ミネラルフルード」なら、ピストン戻りが悪くなってからの対処すれば問題ないかと。

理由は、スポーツバイクは、30-40年前と比べてアルミパーツが多用され錆固着が発生しにくくなったことや、回転部にシールが装備されて防滴性が高まったのが挙げられます。かと言って「水没はダメ。ゼッタイ。」なのは、変わりないのでご注意を。

また、総じてヘッドセットは汗水に弱く、特にローラ台/トライアスロンライダーには高頻度のグリスアップをお勧めしてます。そして、下記のような雨/雪/泥を厭わず走り続けるハードコア・ライダーの場合は、フルOHやそれに近いメニューをお勧めしています。
  • 悪天候下でも運用される通勤/ブルベ/レース/エンデュランスバイク
  • MTB/CX/グラベルレースバイク
一方で、程度の差こそあれ損耗の症状は徐々に進行します。一般ユーザーだとそれら不具合に気が付かないことも多く、ダウンタイムを防ぐため、人間ドッグ的にフルOHを希望されるケースもございます。

※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

当店の完成車&ホイールの在庫リストは、在庫表をご覧ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。