2024年4月21日日曜日

東京BRT 新橋~国際展示場 水素燃料電池バス 体験記 FCバスに揺られながら 築地市場跡地の再開発を考える

東京BRT 燃料電池バス

先日所用で、有明の「東京ビッグサイト(東京国際展示場)」方面へ赴くことに。当店が東日本橋にあった頃は、ママチャリで出向いていましたが、浦和からだと「ゆりかもめ」or「りんかい線」が王道。ただ、両ルートともに大回りで時間を要します。

そういえばと今回は、2020年10月からプレ運行中の「東京BRT」を利用することに。新橋駅から有明まで一直線に進むため、所要時間&コストが1/2~2/3程度に圧縮できます。余談ですが、2024/4月時点ではGoogle MAPで東京BRTを使ったルートは、サジェストされません。

事前確認は、バス停位置のみだったのですが、いざ乗車してみると補器類の音しか聞こえないし、発進時のトルクもあって加速もスムーズなので、これはディーゼルじゃないなEVかしら?と思ったら「燃料電池バス/FCバス」でした。

FCバスは1億円/台で、ディーゼル4~5倍の導入コストが掛かるらしいですが、量販商用車として、ここまで完成度が確保されていることに驚かされました。いや、本当にスゴイ。本スキームは存じませんが、経産省から1/2程度の補助金が出るケースが多いようですね。

導入&運用コストを考えると、乗車率が低い山間部を走るような路線に導入されることは、当面なさそうですが、緒言表を見ると最大FCスタック出力≒モーター出力なので、長い登坂はシンドイのでは?と想像します。ちなみに、東京BRTは3車種の車両が運用されている模様。
東京BRTの新橋バス停ですが、ゆりかもめ・エレベーターの地上出口近くに配置されており、導線設計が既存施設を上手に取り入れられています。ちなみに近年、近くの「汐留エリア」は空洞化が叫ばれていますが、築地市場跡地の再開発で人の流れを捕まえられれば、賑わいを回復できるかも?と思ったり。

「食のテーマパーク」構想で一度頓挫した三井不動産を中心とする本再開発計画。2022~2023年には現実味を帯び、対抗馬が無いことから確定的とも言われてましたが、2024/4/19に正式採択されたようです。東京ドーム跡地の住宅開発も見据えた、両手とも言える三井不動産さんの手腕には脱帽するしかありません。
東京BRT車内:フリーWiFi & AC100Vあり
豊洲エリアのマンション群を横目に
豊洲の車窓から:豊洲千客万来
国際展示場 バス停に到着

そんな東京BRTですが、臨海地下鉄の開業までの「つなぎ」という見方もあるようです。

2018/7月頃 選手村建設地 風景
2018/7月頃 選手村建設地 風景

さて、不動産業界を賑わす「HARUMI FLAG/はるみフラッグ」ですが、2018年夏はこんな感じでした。カップラーメンをすすりながら、こうして振り返っても、街並みが大きく変わっており湾岸エリアの開発スピードは凄まじしさを増すばかりです。

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