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2025年7月22日火曜日

GIANT GJ-35 LTD アルミロードバイク MAVIC Ksyrium PRO Carbon SL UST Disc / Campagnolo FD-SR203 CSD / Rotor 03 / MAXXIS High Road Gen.2 TLR / FC-R7000 リアスプロケット クロスレシオ化 カスタマイズ

GIANT GJ-35 LTD アルミロードバイク
MAVIC Ksyrium PRO Carbon SL UST Disc
Campagnolo FD-SR203 CSD / Rotor 03
MAXXIS High Road Gen.2 TLR
Shimano  FC-R7000 カスタマイズ

「GIANT GJ-35 LTD」アルミロードバイクのパーツ換装とメンテナンスを承りました。当店はGIANTの取り扱いが無いので詳細不明ですが、ジャイアントジャパン35周年記念モデルとのこと。

この車体に搭載されるコンポーネントは、シマノ4700系TIAGRA 10sコンポ。ただ、ケーブル・フルインターナル仕様のフレームゆえ、FDのみダイレクトルーティングに対応したR7000系105 11sが装備されており、標準状態でも些かチャンポン仕様の様相。



Supacaz OILSLICK STAR CAPZ
スプロケット:CS-HG500-10 11-34T→CS-5700 12-27T でクロスレシオ化
クランクセット:シマノ FC-R7000 11s へ換装

標準装備のProwheel製だと、インナーxトップ時にアウターチェーンリング裏面とチェーンが干渉していたので、BBも併せてオーナー支給の「シマノ FC-R7000 11s」へ換装することに。

この車体に限らず、サードパーティ製のクランクやリングを組み合わせるとよく起こる事象です。スパイダーやスピンドルにシムを入れて調整する手もありますが、アウターxローでチェーンが外れやすくなったりと落としどころが難しくなるのが現実。気になる方は今回のようにクランクセットごと交換してしまうのが早道です。

チェーンキャッチャー:Campagnolo FD-SR203 CSD (Chain Security Device) system
Campagnolo Rotor 03 / 160mm
黄 x 黒 x 紫 の配色
MAXXIS High Road Gen.2 TLR 28C
MAVIC Ksyrium PRO Carbon SL UST Disc
MAVIC Ksyrium PRO Carbon SL UST Disc
MAVIC Ksyrium PRO Carbon SL UST Disc

ホイールは、「MAVIC Ksyrium PRO Carbon SL UST Disc」へ換装。チューブレスレディを試されたいとのことで、タイヤは、「MAXXIS High Road Gen.2 TLR 28C」。シーラントは、「SILCA ULTIMATE SEALANT」を適用しました。タイヤとリムの勘合がキツメなこともあって、内圧保持は良好です。

Campagnolo Rotor 03 / 160mm
Campagnolo Rotor 03 / 160mm
Wolf Tooth Components | Centerlock Rotor Lockring–Internal Spline
Ultraviolet Purple
Campagnolo Rotor 03 / 160mm

ブレーキローターは、ロバスト性を重視して「Campagnolo Rotor 03」をご指定頂きました。制動力とタッチ向上を狙って、メタルパッドの「K04S-MX」との組み合わせ。

なお、カンパニョーロ製のディスクブレーキローターには、ロックリングが付属しません。同社のホイールは、予圧調整機構の構造上、外セレーション(外スプライン)タイプのロックリングが必要となっており、ロックリングはホイール側に付属します。

今回は、社外品の「Wolf Tooth Components | Centerlock Rotor Lockring–Internal Spline Ultraviolet Purple」に。カタログ写真よりも濃くて、「3D Violet / 3DV」に近い色調です。

MAXXIS High Road Gen.2 TLR 28C
MAVIC Ksyrium PRO Carbon SL UST Disc
Wolf Tooth Components | CenterlockRotorLockring–Internal Spline
Campagnolo FD-SR203 CSD (Chain Security Device) system
追加工中
Campagnolo FD-SR203 CSD (Chain Security Device) system
追加工中

FD台座に取り付けるチェーンキャッチャーは、「Campagnolo FD-SR203 CSD (Chain Security Device) system」をご希望頂きました。市販チェーンキャッチャーで最も理にかなったデザインと店主は捉えていますが、カンパニョーロ製含めて、組み合わせによっては、FD羽根等に干渉します。

FD台座の厚みによっては、チェーンキャッチャーの取り付け可否が左右されます。今回は、極端に強度を損なわない範囲で現合による追加工を施し、対応しました。大番手で表面処理した後、タッチアップを施して仕上げました。



※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

当店の完成車&ホイールの在庫リストは、https://www.avelotokyo.com/p/sale_11.htmlをご覧ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2025年7月18日金曜日

Tern Verge N8 | ターン ヴァージュ N8 シマノ SAINT M820 / Deore T610 / KCNC SC BONE FLAT / Physis 3D T-Bar / FFR ALUMI SEAT POST / FSA Vero / SCHWALBE MARATHON 折畳み フォールディング カスタマイズ

Tern Verge N8 | ターン ヴァージュ N8
シマノ SAINT M820 / Deore T610 / KCNC SC BONE FLAT / Physis 3D T-Bar
FFR ALUMI SEAT POST / FSA Vero / SCHWALBE MARATHON
10s化 カスタマイズ

日本人の体格に合わせて設計された、Vergeシリーズの定番モデル「Verge N8(ヴァージュ N8)」。クルマにたとえるなら、VWのゴルフのように、ternブランドのベンチマークとも言える一台です。

そんな「Verge N8」ですが、今回はオーナー様のご要望により、フレーム/フォーク/ホイールを除く全パーツをシマノ・SAINTなどへ換装・アップグレードする、こだわりが詰まったカスタマイズを承りました。

ハンドルバー:KCNC SC BONE FLAT
ハンドルポスト:Tern Physis 3D T-Bar 290mm ブラック
エクステンション:Syntace VRO X-RAY 25.4 CLAMPS
標準よりも低めのポジションを確保するため、上記組み合わせに
シフター:SAINT SL-M820
I-SPEC B仕様も考えましたが、ポジションの自由度を優先してバンド式を選定
ハンドルバー:KCNC SC BONE FLAT
Vブレーキ:DEORE BR-T610
シートポスト:FFR ALUMI SEAT POST 339 φ33.9mm×550mm ブラック
クランクセット:FSA Vero Built for Tern 53T
チェーンキャッチャー:Tern Mainstay Chain Guide

Verge N8に標準装備されているクランクセットは、アウター側にチェーンリングを装着する構造です。一方、アップグレードとして採用した「FSA Vero」は、インナー側にチェーンリングが取り付けられる仕様となっており、BB(ボトムブラケット)をそのまま流用するとチェーンラインが内側に寄りすぎるため、軸長による調整が必要になります。

OLD寸法やリア段数などの条件から概算してBB軸長を選定しますが、クランクアームの形状やチェーンリングの歯厚の違いにより、正確なチェーンライン(歯先位置)は仮組みを行わなければ判断できません。

ちなみにペダルは、折畳や脱着機構は不要とのことで「MKS TOURING-LITE」をご指定頂きました。

RD:SAINT RD-M820-SS 10S
スプロケット: CS-M771 10S 11-36T

ドライブトレーンは、オーナー様が希望される歯数構成をお聞きして、それを踏まえてCUES含め幾つかのプランをご提案しました。路面クリアランスにも配慮して、DH用のショートケージを備えるシマノ・SAINTを選択。

前後タイヤ:SCHWALBE MARATHON
前後タイヤ:SCHWALBE MARATHON
前後タイヤ:SCHWALBE MARATHON

コクピット周りには軽量化を意識したパーツを採用する一方、足回りは堅牢性を重視した構成に。タイヤは、環境配慮型のADDIX ECOコンパウンドを採用した「SCHWALBE MARATHON」へ。モデルチェンジでトレッドパターンも刷新されています。ただし、ビードラインを均等に整えるには、従来同様のひと手間が必要です。

シフター:SAINT SL-M820
ブレーキレバー:DEORE BL-T610
シートポスト:FFR ALUMI SEAT POST 339 φ33.9mm×550mm ブラック
挽き目仕上げ
FFR ALUMI SEAT POST 重量:301g
標準シートポスト:566g

シートポストは、価格と重量のバランスが取れた「FFR ALUMI SEAT POST 339」へ換装して、566→301gへ-265gの軽量化。WOOdman Post GT2と出自は同じと思われますが、FFRブランドの方が価格を抑えられます。

安価なアルミ製ポストもありますが、耐荷重が低くモーメントで反ってしまう懸念があります。また、TernやDAHONのような折り畳みモデルには、カーボン製のポストやハンドル導入を当店ではお勧めしていません。展畳の度に、摺動でクランプ部のレジンが痩せてしまう懸念があるからです。

ハンドルバー比較(共に490mmにカット)
左:標準装備品 / 右:KCNC SC BONE FLAT
標準ハンドル 重量:225g
KCNC SC BONE FLAT 重量:107g

ハンドルバーは、標準装着品も490mmにカット済み。換装したスカンジウム製の軽量モデル「KCNC SC BONE FLAT」も同じ長さに追加工しました。225g → 107gと-118gの軽量化を達成して、半分以下の重量に。両者の端面を比較すると、肉厚の薄さが際立ちます。

Before

上位グレードのブレーキとドライブトレーンに換装したことで、操作感がカチッと明確になり、軽快なフィーリングが際立ちます。シフターに関しては、親指によるプッシュ操作に限定されるものの、SAINT SL-M820はシフトアップ側でも2段変速に対応しており、加速しやすい小径車との相性が意外なほど良好です。

ベースバイク
Tern Verge N8|ターン ヴァージュ N8
カラー:Gunmetal/Dark Silver (White)|ガンメタル/ダークシルバー(ホワイト)  
Speeds:8
ホイールサイズ: 20"(406)


※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

当店の完成車&ホイールの在庫リストは、https://www.avelotokyo.com/p/sale_11.htmlをご覧ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。