2024年7月26日金曜日

DAHON K3 | ダホン ケースリー K3 × 強化リム 14インチ 20H ETRTO 16-254 × 強化スポーク リアホイール リビルド

DAHON K3 | ダホン ケースリー K3
強化リム 14インチ 20H ETRTO 16-254 × 強化スポーク
強化リム × 強化スポーク
フロントはアッシー交換
リビルドしたリアホイール
軽量フォールディングバイク「DAHON K3 | ダホン K3」。小径14インチホイールにもかかわらず、優れた操安性と軽快な走りを両立していることが人気の理由かと思います。

ただ、K3の後輪はサドル真下近くに配置されていて、体重の大半を受け止める構図です。また、小径ホイールの宿命で回転数も高く、繰り返し荷重に晒されます。走りが良いということで、ガッツリ乗り込まれるライダーさんだと、どうしてもここがウィークポイントに。

これまで当店では、スポークが飛んだ後輪を#13-14 バテッド&引張強度が高いスポークに入替てリビルドすることで対策してきましたが、今回はリムも変更して更なる強化を図りました。

そもそも14インチサイズは、キッズバイクが主です。体重のある大人&スポーツ走行用の高い内圧に耐えられるダブルウォールリムは、市場に殆どありません。今回探してきたモデルは、断面形状をワイド&ハイトアップして断面係数を稼いでいます。
Before:使用済み標準リム重量164g
After:新品強化リム重量230g
Before:使用済み標準リム
Before:使用済み標準リム

スポーツ自転車の場合、軽量化を狙うことが多い足回りですが、今回は、耐久性を上げるため、ワイド/ハイトアップ/肉厚化で164→230gと重量UP。ちなみに、元の標準リムは、ブレーキ当たり面の摩耗が進んで、Wear Line部分にクラックが入っていました。

フロントハブ分解

フロントハブもベアリングがゴリっていたので、上手くすればベアリングのみ交換でイケるかと途中までバラシしましたが、ハウジング(ハブ)が変形していて同芯度が確保できないと判断。また、リムブレーキ面摩耗が進行していたので、経済性も考慮してアッシー交換することに。余談ですが、スピンドルは、緩み止めが塗布されているので熱入れしないと分解できません。

※取付&加工法や使用パーツ等のご質問は、当店ノウハウのため、お応えしかねますことをご了承ください。

その他、当店の完成車&ホイールの在庫リストは、コチラをご覧ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2024年7月24日水曜日

2024/7/24 (水) 14時-18時 短縮営業となります

直近の御連絡になりますが、店主出張の為、以下の通りに変更させて頂きます。

2024/7/24 (水) 14:00~18:00 短縮営業(午後2時から営業)

店頭業務(接客&作業)で電話対応できないことが多々ございます。お手数ですが、お時間をずらして再度お電話頂ければ幸いです。同理由でメール返信も遅延気味ですが、予めご了承ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2024年7月16日火曜日

Tern Link B8 Disc SKY BLUE/BLUE GREY | ターン リンク B8 ディスクブレーキ スカイブルー/ブルーグレイ × 大型メッシュコンテナバスケット × セミ油圧ディスクブレーキ換装 テストバイク

Tern Link B8 Disc SKY BLUE/BLUE GREY
ターン リンク B8 ディスクブレーキ スカイブルー/ブルーグレイ
大型メッシュコンテナバスケット × セミ油圧ディスクブレーキ換装
大型メッシュコンテナバスケット
リクセン化しているので、ワンタッチで脱着可能
Luggage Truss 2.0

先のポストで紹介した「Tern Link B8 セミ油圧ディスクブレーキ換装 カスタムバイク」。その車体をベースに、試験的的に大容量の「大型メッシュコンテナバスケット」を追加した車体を製作してみました。大きさのバランスを見ることが主目的です。

ベースに「Tern Link B7」を選んだのは、「前後フルフェンダー」&「キックスタンド」を標準装備で街乗り用途にマッチしているのと、ディスクブレーキ搭載でフロントバスケット下のケーブルルーティングに、気を遣わずに済むのが理由です。

まず、野暮ったくならなそうな大型メッシュコンテナを探してきました。それを追加工して「KLICKFIX ADAPTER PLATE」を取付け、いわゆる「リクセン化」です。許容荷重は、Luggage Truss 2.0:7kg、 KF ADAPTER PLATE:5kgになってます。

一般的な固定型のFバスケットも許容荷重は3~5kgですが、側面と底面の二点で支持しているのもあって実耐荷重はそれよりも大きめです。一方、KLICKFIXは脱着式で便利な反面、側面のみで固定するため、過度な実耐荷重は期待できません。

参考までに、「CMT/Combo Mount/コンボマウント」に取付られる堅牢な作りの「Transporteur Rack」でさえ、許容荷重は20kgに留まります。今回用いた大型バスケットの容量は、約47Lなので比重1以上の液体等を満載すると、明らかに荷重オーバー。また、ボリュームがあるので、空の状態でもバスケットが揺れが気になります。

Luggage Truss 2.0とヘッドバッチ台座の間に挟む形で、板金物のフック受けを追加してそこに、タイダウンベルト(荷締めベルト)を通せばバスケットの揺れは抑えられそうですか、荷重はM6ボルト2本で受けるのは変わりません。

本来の目的だった見た目のバランスの確認ですが、思いのほかプロモーションに違和感はありませんでした。ベルトをヘッドチューブに掛ける形で追加して締め付ければ、荷重を分散できるので、現実的な運用が出来るかもしれません。ただ、現状は万人にお勧めできるパッケージではありません。

ベース車体(詳細SPEC→メーカー公式WEBサイト)
Tern Link B8 Disc  | ターン リンク B8 ディスクブレーキ
カラー:SKY BLUE/BLUE GREY|スカイブルー/ブルーグレイ  
Speeds:8
ホイールサイズ: 20"(406)
適応身長: 142-190 cm
フォールディングサイズ: 38 × 80 × 68 cm

※取付&加工法や使用パーツ等のご質問は、当店ノウハウのため、お応えしかねますことをご了承ください。

その他、当店の完成車&ホイールの在庫リストは、コチラをご覧ください。

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2024年7月15日月曜日

Tern Luggage Truss CMT | ターン ラゲッジ トラス CMT KLICKfix フロントアタッチメント Quick Haul/SHORT HAUL/GSD/HSD/BYB コンボマウント対応

Tern Luggage Truss CMT | ターン ラゲッジ トラス CMT
価格:9680円→9200円(5%off現金特価、10%税込、店頭品のみ、工賃別途)
※車体は商品に含まず、フロントバスケットやカンガラックは別売り
商品構成

Tern Luggage Truss CMT | ターン ラゲッジ トラス CMT」は、KLICKfix Systemを採用により、ワンタッチで「フロントバスケット」や「カンガ ラック」が脱着可能なアダプタです。鍵が付付属するのでセキュリティも万全です。

「CMT/Combo Mount/コンボマウント」を備えたTern「Quick Haul/SHORT HAUL/GSD/HSD/ BYB」に対応。ヘッドチューブ台座に本アタッチメントを設置することで、先端にKLICKfix規格の「フロントバスケット」等を取付けが可能になります。

フレーム側にマウントするため、ハンドルを左右に切ってもラックは動かないので、バランスを崩しにくい設計。その日の荷姿によって、カゴorラックを使い分けるのも宜しいかと(SHORT HAUL取付例)。

BYB取付例
ロープロファイル設計により折りたたみ時も干渉しません
GSD取付例


Tern Luggage Truss CMT | ターン ラゲッジ トラス CMT (詳細SPEC)
カラー: ブラックのみ
価格:9680円→9200円(5%off現金特価、10%税込、店頭品のみ、工賃別途)
※フロントバスケットやカンガラックは別売り
※取り付け可能車種のご確認はこちらをご覧ください

※取付&加工法や使用パーツ等のご質問は、当店ノウハウのため、お応えしかねますことをご了承ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2024年7月14日日曜日

ERGON GT1 | エルゴン GT1 マルチポジション エルゴノミック グリップ 折り畳み/フォールディングバイクにもおススメ 入荷

ERGON GT1 | エルゴン GT1 マルチポジション グリップ
サイズ:S/L
価格:6820円→6200円/左右set(10%off現金特価、10%税込、店頭品のみ、工賃別途)
マルチポジションを実現
大きめなウィングデザイン

「平たいグリップ」もとい「エルゴノミック」なグリップの先駆者である「ERGON」。当店でも、長年「GP1」が定番商品ですが、展示会でサンプルを見たときから気になっていた、新作「ERGON GT1 | エルゴン GT1」が入荷しました。

大雑把に言うと、「平たいグリップ/TOGS/バーエンドバー」が合体した一品。これにより、乗車姿勢や走行環境に応じて握り方を変えられるマルチポジションを得られます。手の平を載せるウイング(エラ)部分は、同社の他モデルと比べても大きめになってます。

当店では、特に「折り畳み自転車/フォールディングバイク」のユーザーさんにお勧めしたく。その理由は、下記二点が挙げられます。
  1. 上半身を預け、体重をハンドルに掛けるポジションになることが多いので、圧力分散が効果的に働き、上半身の緊張を和らげられる。
  2. 一般的なハンドル両端に追加する「バーエンドバー(アシストバー)」は、ハンドル-ポスト固定がクイックレバー式だと回転する恐れがあります。GT1は、ハンドル軸を持てるスタイルで、過大なモーメントが掛からないので安心。
注意点は、一般的なグリップの全長は130mm前後ですが、この「GT1」は146mmと長めです。短めなハンドル、ライザーバーでシフターやブレーキレバーの取付スペースがタイトだと収まらなくなります。尚、太さが異なるS/Lの2サイズ展開となってます。

RGON GT1 | エルゴン GT1 マルチポジション グリップ(SPEC詳細
カラー:ブラック
長さ:146mm
サイズ:S / L
価格:6820円→6200円/左右set(10%off現金特価、10%税込、店頭品のみ、工賃別途)

※取付&加工法や使用パーツ等のご質問は、当店ノウハウのため、お応えしかねますことをご了承ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2024年7月13日土曜日

トルク付加時の後輪の舵角 「PROFORMAT」と「KINGPIN」シートチューブのコンプライアンス 徒然なるままに ロード用 ディスクブレーキの今後の動向を考える その10

「Kingpin Suspension」を有する
Cannondale Topstone Carbon

2024年5月をもって幕を閉じた自転車ウェブメディア「La route」さん。その中の「ピーター・デンクとプロフォーマットと本田さんのニシキ」を読んで、ディスクブレーキ&スルーアクスルが標準規格になった現代ロードバイクのフレーム設計思想を考えてみようかと。

上記ポストは、バイシクルクラブ初代編集長の故・佐藤晴男氏が執筆された1991年の同誌記事、「走る自転車 走らない自転車」の紹介から始まります。

  • ウィップをなくせば(剛性を上げれば)パワーロスは防げるが、人間が踏み負けてしまう。
  • ウィップは必要だが、BB部の変形は後輪に舵角を付けてしまい、無視できない走行抵抗を生む。

「後ろを引きずるような印象のフレームは、踏み込んだときに後輪に舵角が付き、後輪の転がり抵抗が増大しているからではないか」…と言った内容で、ニシキ・エレベーテッドチェーンステーやアンカー・プロフォーマットを引き合いに出されて安井氏が考察されてます。

1.エレベーテッドチェーンステー
チェーンジャムを防ぐために、1989年前後にRichard Cunninghamが発案したエレベーテッドチェーンステー。一世を風靡したこのフレームデザインに関しては、こちらのnoteに遷移が記されています。

自身の経験だと、当時のエレベーテッドチェーンステーを採用したMTBには、激しい走りをするとBB-リアホイール軸が捻じれて、勝手に変速&チェーンが外れてしまう車体があったと記憶してます。

リア・トラスが小さいので相応の横変位が考えられますが、相対的に縦変位が大きいことで本ポストで言われる進む感触が得られているかと想像します。もしかしたら、現代規格のスルーアクスルなら、捻じれが抑制されて丁度いい塩梅になっているのかもしれません。

2.PROFORMAT
MY2010前後のロードバイクは、タイヤ幅が23-25mmでエアボリュームが少ないこともあって、「Cervelo R3」の「スーパースリムシートステー」に代表されるような、チェーン&シートステーのリア三角を縦方向にたわませることで振動吸収性を狙った定番の設計思想でした。

Cerveloのエンジニアは、シートステーは強度部品としては殆ど意味をなさないと述べていたし、店主がFelt創業者のJim Feltと話したときも同様な考えでした。旧くは、「Ritchey Plexus」のソフトテールから続く流れとも言えます。

ただ、リア三角のしなりを狙うと、不要な横変位も生まれます。各社はそれを抑え込めようと「BMC granfondo GF01」のようにBB周りのボリュームを増やしたり、カーボンレイアップで工夫を重ねてきました。

Bridgestone ANCHORが「PROFORMAT/プロフォーマット」を発表した際、その言葉があまりに概念的でフワッとしていて解せなかった店主は、もう少し踏み込んで伺いました。その時の話で「PROFORMAT」は、「チェーンステー変形による後輪の舵角が走行抵抗を生む」に着目しながら、車体全体で「走る自転車」を追求。驚かされたのは、先述した定番思想と異なるアプローチだったことです。

3.Kingpin Suspension等のシートチューブ・コンプライアンス機構
近年のCannondale・ロードバイク、「SuperSix EVO/CAAD13/Synapse/Topstone」が走行性能と快適性を両立させていることで高い評価を得ています。

共通しているのは、「シートチューブ」を意図的にたわませる「コンプライアンス」機構で、分かりやすいのが「Topstone Carbon」の「Kingpin Suspension」です。元は空力改善が謳われ、現代のロードバイクで多く採用される「ドロップシートステー」ですが、その形状を利用してシートチューブを「く」の字にたわませるアイデアです。

意図的に屈曲点を設けて、横方向ではなく縦方向にたわませることで、「PROFORMAT」同様に後輪舵角を抑えていると推測されます。やり方は違えど、TREKの「IsoSpeed/IsoFlow」も同じ狙いかと。

リムブレーキ&クイックレバー固定時代のロードバイクは、タイヤのエアボリュームが少なく、フレームと車軸の拘束条件が曖昧だった背景もあり、車体全体で振動吸収やトラクションを稼ぐ職人的な設計だったと言えます。

ディスクブレーキ&スルーアクスル導入後、リム&タイヤ共にワイド化が進んだ足回り。路面から受ける衝撃吸収は、ホイールが大半を担う形になって役割分担が明確に。定常状態におけるフレームのウィップは、クルマで言うサスペンションでは無くて、エンジンマウント(=ラバーブッシュ)みたいな役割で、適切な逃がしを設けることで快適性や出力を安定させる役割と捉えられます。言い換えると、ライダー出力軸とドライブトレーン間をつなぐ「カップリング(軸接手)」と似た、ミスアライメントや振動を吸収する役目です。

話を「シートチューブ・コンプライアンス機構」戻して、まとめると。従来設計でリア三角を縦方向にたわまようとすると、色々工夫しても横方向の変位が避けられない。それじゃと、スルーアクスル化も踏まえてリア三角は剛体へ、シートチューブをたわませるデザインを採用に。結果的に佐藤晴男氏が唱えた「しなやかで、かつ後輪舵角が付きにくい自転車」が、「気持ちよく、かつよく走る自転車」を体現できているのが、現代ロードバイクなのではないでしょうか。

ロード用 ディスクブレーキの今後の動向を考える 関連ポスト

※取付&加工法や使用パーツ等のご質問は、当店ノウハウのため、お応えしかねますことをご了承ください。

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2024年7月12日金曜日

Selle Royal CLASSIC VIVO REFLECTIVE MODERATE | セラロイヤル クラシック ヴィーヴォ リフレクティブ モデレート コンフォート系サドル クロスバイク/街乗りバイクに最適

 

 Selle Royal CLASSIC VIVO REFLECTIVE MODERATE
セラロイヤル クラシック ヴィーヴォ リフレクティブ モデレート
価格:4060円→3480円/個(15%off現金特価、10%税込、店頭品のみ、工賃別途)
取付例


街乗り用なので、クッション(=アンコ)が柔らかめのサドルが欲しいけど、ダサいのはイヤというワガママな貴方にピッタリなモデルを入荷しました。「Selle Royal CLASSIC VIVO REFLECTIVE MODERATE | セラロイヤル クラシック ヴィーヴォ リフレクティブ モデレート」です。

世界2大ブランドとして、台湾VELOと並ぶSelle Royal製で、幅広い用途とクリーンな外観を持ち合わせています。モデレートライディングポジションで、クロスバイク等の街乗りに最適なサドルです。特徴は…。
  • 反射フィルム:サドル後部に配置され、ヘッドライトを反射して安全性を高めます。
  • チャンネルデザイン:人間工学に基づいた、男女問わず軟部組織の圧迫感を軽減するデザイン。また、接触エリアはエンボス加工も施され、しなやかなタッチ&適度なグリップ力を発揮します。
抑えめな価格ながら、機能的でグッドルッキングなサドルでおススメです。詳しくは、下記WEBサイトをご覧下さい。


Selle Royal CLASSIC VIVO REFLECTIVE MODERATE
セラロイヤル クラシック ヴィーヴォ リフレクティブ モデレート
重量:435g
サイズ:L263xW178mm
乗車姿勢:MODERATE/60°
価格:4060円→3480円/個(15%off現金特価、10%税込、店頭品のみ、工賃別途)
※ICS 非対応

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2024年7月10日水曜日

Panaracer GRAVELKING R | パナレーサー グラベルキング R TUBED F728-GK-R-SX2 700×28C 薄々軽量ケーシング TuffTex R 搭載 オールロード向けタイヤ 少量入荷

Panaracer GRAVELKING R | パナレーサー グラベルキング R TUBED
品番:F728-GK-R-SX2
サイズ:700×28C
ケーシング:TuffTex R
価格:7150円→6080円/本(15%off現金特価、10%税込、店頭品のみ、工賃別途)


2024年春にフルモデルチェンジを果たした「GRAVELKING/グラベルキング」。注目されるのは、やはり新しいトレッドパターンを採用したフラッグシップ・TLRの「GRAVELKING X1/グラベルキング X1」かと。

そんな中、先のポストでも触れましたが、当店では、TUBEDの「GRAVELKING R | パナレーサー グラベルキング R 700×28C」をお勧めしてます。あまり日の目を見ないモデルですが、グラベルと言うよりもオールロード用途にマッチしたタイヤです。パナレーサーさんにも話を伺いましたが、「ツーリングやブルべ」ライダーを想定して開発されたとのこと。

店主は、28~35mm幅と太めなオープンチューブラーのバルーンな乗り心地が好みなのですが、この構造のタイヤが抱える大きな欠点に「装着性の悪さ」があります。そこで、加硫工法で装着性を担保しながら、同様なフィーリングが得られるモデルとして、「GRAVELKING R」が候補に挙がってきた次第。

話は逸れますが、しなやかな乗り心地/低い転がり抵抗/軽さを重視するなら、「Vittoria CORSA PRO SPEED」に代表される薄いケースとトレッドの組み合わせに行きつきます。ただ、薄いトレッドはマイレージを期待できず、パンクのリスクも高まります。

サイドカットは多少目をつぶり、耐パンク性を担保しながら、しなやかな乗り心地を確保するとなると、必然的に薄いケース(≒サイドウォール)+適度な厚さのトレッドを組み合わせが頭に浮かぶかと思います。そう、それが「GRAVELKING R」なのです。

玄人ライダーから支持される、Rene Herse/ルネエルス「Extralight」同等の「TuffTex R」ケーシングを採用して、しなやかな走りを楽しめます。耐パンク&サイドカットに関しては、ビードtoビードで薄めな補強シートが1枚入っているようです。話を脱線させると、UNBOUND Gravel 2024に出場したRene HerseのJan Heine氏は、Extralight+TPUチューブの組み合わせでXL 350 MILEを完走しています。

ちなみに、30C~サイズで「TuffTex R」を採用したTLR「GRAVELKING R」も展開されていますが、気密性はスタンダードと遜色ないとの談。

重量面ですが、オールラウンドに使えるターマック向けロードバイク用クリンチャーだと、28c幅で220~250g/本なので、それよりもちょっと重めです。なお、GRAVELKINGのクリンチャーモデルは、フックレスリムに非対応なのでご注意下さい。

正直、突発トラブルを除き、スポーツ自転車用タイヤは通販で購入される方が多いので、店頭在庫する意味は薄いのですが、お求めやすい価格もあって店主気まぐれで入荷しました。

Panaracer GRAVELKING R | パナレーサー グラベルキング R TUBED(詳細SPEC
品番:F728-GK-R-SX2
サイズ:700×28C
新ETRTO:28-622
ケーシング:TuffTex R
価格:7150円→6080円/本(15%off現金特価、10%税込、店頭品のみ、工賃別途)

※取付&加工法や使用パーツ等のご質問は、当店ノウハウのため、お応えしかねますことをご了承ください。

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2024年7月9日火曜日

Tern Kanga Rack | ターン カンガ ラック KLICKfix 対応 フロント&リアラック 少量入荷

Tern Kanga Rack | ターン カンガ ラック
価格:12100円→11500円(5%off現金特価、10%税込、店頭品のみ、工賃別途)
※車体およびLuggage Truss アダプタは商品に含まず 
使用例
使用例
使用例

「Tern Kanga Rack | ターン カンガ ラック」は、KLICKfix Systemを採用したワンタッチで脱着可能なラックで、多様な形状のバッグを付属ベルトで固定します。基本的には、フロント用ですが工夫次第でリア側でも活用できます。「RIXEN & KAUL ヴァリオ ラック KF873」と姉妹モデルですが、Kanga Rackの方がお求め易い価格設定になってます。

ヘッドチューブ台座にLuggage Truss 2.0/CMTを設置して、そこに本ラックを取付けします。フレーム側にマウントするため、ハンドルを左右に切ってもラックは動かないので、バランスを崩しにくい設計。その日の荷姿によって、「Front Basket |フロントバスケット」と使い分けるのも宜しいかと。

※取り付けには、Luggage Truss 2.0 もしくは Luggage Truss CMT が必要です。

Tern Kanga Rack | ターン カンガ ラック (詳細SPEC)
カラー: ブラックのみ
価格:12100円→11500円(5%off現金特価、10%税込、店頭品のみ、工賃別途)
※取付けには、Luggage Truss 2.0 もしくは Luggage Truss CMT が必要です
※取り付け可能車種のご確認はこちらをご覧ください

※取付&加工法や使用パーツ等のご質問は、当店ノウハウのため、お応えしかねますことをご了承ください。

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2024年7月8日月曜日

Tubular Rim Tape / MIZUTANI Original | チューブラー リムテープ / ミズタニ オリジナル TRT-1S 19mm幅 少量入荷 ミヤタ TTP の替わりにどうぞ

Tubular Rim Tape / MIZUTANI Original | チューブラー リムテープ / ミズタニ オリジナル TRT-1S
サイズ:サイズ:幅19mm × 長さ2100mm
価格:1250円→1180円/個(6%off現金特価、10%税込、店頭品のみ、工賃別途)
※リム1本に1ロール使用


チューブラータイヤをリムに貼り付けるための両面テープ、「TRT-1S Tubular Rim Tape | チューブラー リムテープ 」が入荷しました。長年、Miyata TTPシリーズがその役を担っていましたが、2023年末に生産終了。ミズタニさんがオリジナルで代替品を上市されることに。

「TRT-1S」は、ミヤタ製と比べて薄く硬めなので、縫合部の凸が大きいタイヤは注意が必要かと。反面、伸縮性が低く、均一な厚みで貼り付けられるメリットもあります。なお、バルブホール用の穴が空いており、バルブ周囲も漏れなく貼り付けできます。リム1本に1ロールを使用しますので、前後タイヤ交換時は本テープは2個必要になります。

Tubular Rim Tape / MIZUTANI Original | チューブラー リムテープ / ミズタニ オリジナル TRT-1S
サイズ:サイズ:幅19mm × 長さ2100mm
価格:1250円→1180円/個(6%off現金特価、10%税込、店頭品のみ、工賃別途)
※リム1本に1ロール使用

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2024年7月7日日曜日

KLEIN QUANTUM RACE × Campagnolo SCIROCCO | クライン クアンタム レース × カンパニョーロ シロッコ リムブレーキ 完組ホイール

KLEIN QUANTUM RACE | クライン クアンタム レース
Campagnolo SCIROCCO | カンパニョーロ シロッコ

Made in Italy

破断した「Rolf Vector PRO」リアハブ

MY2004頃の「KLEIN QUANTUM RACE | クライン クアンタム レース」。標準装備されていた「Rolf Vector PRO」のリアハブが破損されたとのことで、お客様からご相談頂きました。

「Rolf」は過去にTREK傘下になった時期があり、そこから離脱するタイミングで「Rolf Prima/ロルフ プリマ」となり、直近ではWHITE INDUSTRIESが親会社となりました。該当するホイールは、TREK時代の古いモデルに該当します。

ハードな使われ方はされていませんが、16Hの少ないスポーク数で高張力を掛けて形成されるホイールゆえ応力腐食割れかと。ヒストリカルバイクなので、出来るだけ当時構成を維持すべく、ハブ入替で復旧したかったのですが、歴史的経緯からスペアパーツ入手が難しい現状。

ハイロー(正しくはローハイ?)フランジ+ペアスポークの似たようなリアハブも見つからず、もし入手出来たとしても、部品代とリビルドでコストはそこそこ掛かってしまいます。価格を抑えながら、そこそこ軽量ホイールとなると、自ずと完組ホイールでリプレイスとなります。

かと言ってリムブレーキ・完組ホイールは、既に選択肢が絞られ、加えて昨今のインフレや円安為替で価格が上昇しています。リアだけ交換も候補に挙げましたが、900g以下となると単体販売されるモデルだとそれなりに値が張ります。

色々と勘案した結果、「Campagnolo SCIROCCO | カンパニョーロ シロッコ」に漂着することに。Campagnoloは、2011年にルーマニアにおける二つ目の工場を立ち上げて、MechRom 1及び2の二拠点を有していますが、今回入荷したホイールは、未だ「Made in Italy」でした。

※取付&加工法や使用パーツ等のご質問は、当店ノウハウのため、お応えしかねますことをご了承ください。

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