2023年4月15日土曜日

JAMIS RENEGADE S3 Gloss Black | ジェイミス レネゲード S3 グロス ブラック 48サイズ GRX レイノルズ520 クロモリ グラベルディスク オールロード 展示販売中

JAMIS RENEGADE S3  | ジェイミス レネゲード エススリー
カラー: Gloss Black/グロスブラック
サイズ: 48(C-T451/ホリゾンタル換算T-T521、適応身長158-170cm)
価格: 242000円→193600円(20%off現金特価、10%税込、店頭品のみ)





「Jamis RENEGADE(=背教者、脱党者)」の刺激的なモデル名のとおり、舗装路に縛られずあらゆる路面を走破でき、ロードバイクの可能性を広げるアドベンチャーロード。

「JAMIS RENEGADE S3 | ジェイミス レネゲード エススリー」入荷しました。マット仕上げが多いJAMISですが、コチラは艶ありでグロス強めな仕上げになっています。スチール/クロモリ系のグラベル・オールロードバイクで、当店がお勧めするベストバイ・モデルです。前作も良いパッケージでしたが、本作はアップデートされ魅力が増しました。

1.フロントフォーク
タイヤクリアランス拡大され、700×50cぐらいまで呑み込めそうです。

2.ヘッドチューブ
寸胴な44mmHT→テーパードHTで軽量化。フォークの肩下長は変更なしと聞いていますが、インテグラル化でスタックハイトを抑えてフロントフォーク上方スペースを稼いでいるように思えます。

3.ケーブルルーティング
ダウンチューブに集約されバイクパッキングをし易くして、トップチューブバッグ用のアイレットも追加。

スチールフレーム+カーボンフォーク+GRXコンポ+油圧ディスクブレーキの組合せで、価格と機能性が絶妙にバランスされた1台です。キャリア&マッドガードダボ装備でロングツーリングやコミューティングにも対応。

コンポーネントは、ロードのティアグラ(2*10s)に相当する完成度の高い「GRX400系」を搭載。握りやすいSTレバーと油圧ディスクブレーキで、悪天候のダウンヒルも安心です。レイノルズ520チューブは、サイズ毎に最適化されたSSD採用。

クロモリフレームにテーパードのスルーアクスルカーボンフォークの組み合わせ。ホイールは、「WTB ST i23 TCS 2.0 (UST Tubeless Compliant System) 」でチューブレスにも対応。タイヤは、「WTB Ridder 700 x 37c」を標準装備。

リアもスルーアクスル仕様、目立たない処ですが、ドロップアウトはインローな造りで好印象。諸々各所のツボを押さえたチョイスでデフォのままで使いこなせます。詳細SPECは、JAMIS公式WEBをご覧ください。

JAMIS RENEGADE S3  | ジェイミス レネゲード エススリー
フレーム: Reynolds 520 double-butted SSD クロモリ
フォーク: Adventure ECO monocoque carbon 12mm スルーアクスル
カラー: Gloss Black/グロスブラック
サイズ: 48(C-T451/ホリゾンタル換算T-T521、適応身長158-170cm)
価格: 242000円→193600円(20%off現金特価、10%税込、店頭品のみ)
※ペダルレス仕様

その他、当店の完成車&ホイールの在庫リストは、コチラをご覧ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2023年4月13日木曜日

Cannondale CAAD13 Disc EF Team Replica | キャノンデール キャード ディスク 13 EF チーム レプリカ 48/51サイズ フレームセット 入荷

Cannondale CAAD13 Disc | キャノンデール キャード 13 フレームセット
カラー:EF Team Replica / EF チーム レプリカ
サイズ: 48(適応身長160-170cm、C-T442mm/T-T水平換算520mm)
サイズ: 51(適応身長165-175cm、C-T481mm/T-T水平換算530mm)
価格:165000円→完売
※右側(ドライブサイド) グラフィック

※左側(ノンドライブサイド) グラフィック

右側(ドライブサイド) グラフィック
組立イメージ

ジオメトリ表


ディスクブレーキ仕様のCAAD13フレームセットがデリバリー開始されました。グラフィックは、Supersix EVO LAB71で展開される「EF PRO CYCLING」のTeam Replicaから「LAB71」ロゴが無いだけで、ほぼ同じカラーリング。フレーム左右で、アシンメトリックの配色になってます。

CAAD13は、アルミ・ロードバイクですが、乗り味は非常にマイルドで荒れた路面でもトラクションが掛けやすい味付け。ねじれ剛性は維持しながら、シートチューブの垂直方向をたわみ易くした統合的なデザインが機能していることが実感できます。ちなみに、シートチューブの垂直方向たわみ易さは、エンデュランスロードのシナプス同等に設計されています。

エントリー~ミドルレーシングバイクとしては勿論、フルフェンダーが取付けられるアイレットも備えていて、高速ツーリング/ブルべや通勤用として現代版スポルティーフにも使えるところが、店主一番の推しポイントです。

フレーム小物は、「ワイヤ式シフト/有線式Di2/無線式Di2&etap」の3タイプのコンポーネントに対応。BB30A規格ですが、ベアリングは付属しません。シマノ ホローテック2クランクなら、スリーブジョイントBBと組み合わせたいところ。コストが気になる方は、「TOKEN NINJA bottom bracket」が候補に挙がります。

フレームからの組み上げになりますが、シマノ 105 Di2 R7150/7170コンポーネントでのセットアップが当店お勧めです。ディスクブレーキロードも登場してから、第3~4世代と進化してきたので、初期のバイクにお乗りの方ならパーツを移植されるのも一手かと。

あと恐らく、この「EF Team Replica」カラーのCAAD13 Discは、日本国内のみの展開と思われるので、希少性を謡ってeBayで…などとも。

仕様(詳細→公式WEBサイト
  • フレーム: SmartForm C1 Premium Alloy, direct mount rim brake, integrated cable routing w/ Switchplate, SAVE, BB30a, 130x9mm QR, Di2 Ready
  • フォーク: BallisTec Carbon, direct mount rim brake, SAVE, 1-1/8" to 1-1/4" steerer, integrated crown race, 100x9mm QR, 55mm offset (47-54cm) 45mm offset (56-62cm)
  • ボトムブラケット: Cannondale BB30(ベアリング付属しません)
  • シートポスト: HollowGram 27 KNØT, Alloy, 2 bolt clamp, 330mm
Cannondale CAAD13 Disc | キャノンデール キャード 13 フレームセット
カラー:EF Team Replica / EF チーム レプリカ
付属物:シートポスト/ヘッドパーツ/前後スルーアクスル/RDハンガー
サイズ: 48(適応身長160-170cm、C-T442mm/T-T水平換算520mm)
サイズ: 51(適応身長165-175cm、C-T481mm/T-T水平換算530mm)
価格:完売

その他、当店の完成車&ホイールの在庫リストは、コチラをご覧ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2023年4月11日火曜日

シートチューブ 内面研磨 作業


シートチューブ内面が粗いと、シートポストに線傷が入ります。嵌めあいがキツイ場合は、ポスト挿入時にすぐに気が付けますが、微小な凸だと付いた傷で判明します。シートチューブにシムが挿入されたモデルだと、起こりにくいのですが…。

一般的な自転車だと、ポストをしょっちゅう上下させることもないので、さほど気になりませんが、折り畳み自転車は、展畳の度にポストを摺動させるので線傷が増えてしまいます。

表面粗さが、仕上記号「▽▽」程度で手元に届いて欲しいのですが、現実は「▽」や「~」以下なケースもあって、ダミー・ポストに光明丹を塗布して、当たりを見ながら内面を研磨するという、地味な作業を強いられます。

※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2023年4月10日月曜日

目立たないけど 丸スポークでも起こる スポークねじれ

写真は、メンテナンスを承ったメーカー完組ホイールですが、スポーク中央部に捻じれが見受けられました。きし麺状のエアロスポークだと分かりやすいですが、一般的な丸スポークも捻じれが介在します。当店ホイールビルドの際は、ケミカル塗布/回り止め/馴染み等で捻じれを抑制してます。

特にWバデッドスポークの場合は、細い中央部に捻じれが生じやすく、アルミニップルとの組み合わせだと顕著です。ただ、最大応力はスポーク両端に掛かるため、過度に捻じれていなければ、そこから破断することはありません。

※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2023年4月9日日曜日

シマノ SM-RT86 160mm ディスクブレーキローター 6ボルト/6H/6穴 アイステクノロジー DEORE-XT アルテグラ グレード お得な値上前の価格でご提供中

SHIMANO シマノ SM-RT86 160mm ディスクブレーキローター
ICE TECHNOLOGIES
6ボルト/6H/6穴 仕様
価格:5321円→4830円/個(10%off現金特価、10%税込、店頭品のみ、工賃別途)

拡散接合でステンレス/アルミ/ステレンスの三層構造にすることで、冷却性能を高めたICE TECHNOLOGIESを搭載したディスクブレーキローター「SM-RT86」。

DEORE-XT T780/T8000およびアルテグラグレードで、シマノ製6ボルト対応ローターの最上位モデルに該当します。

シマノ含め業界的にセンターロックへの移行が進んでおり、廃番傾向の「6穴(=6H/6ボルト)」仕様のディスクブレーキローター。特に高機能型のモデルは、選択肢が限られます。このSM-RT86も廃番と思いきや生産継続となりましたが、シレっと価格が5321円→6943円と+30%の値上げに。

耐応力性や組立サイクルタイムの面を考慮すると、センターロック式が理にかなっているのですが、ハブとのマッチングで6ボルトタイプが必要な方もまだまだ多いかと。

ステンレス一枚ものだと、足回りが味気ないだよねとか、性能と重量をバランスさせたいライダーさんにはおススメです。店頭在庫限り、旧価格ベースでご提供します。アイステック非搭載の下位モデル「SM-RT76」が5536円なのでお得です。

SHIMANO シマノ SM-RT86 160mm ディスクブレーキローター(SPEC→シマノ公式)
ICE TECHNOLOGIES/アイステクノロジー
6ボルト固定
レジン&メタル対応
ナロータイプ
重量:135g (160 mm/カタログ値)
価格:5321円→4830円/個(10%off現金特価、10%税込、店頭品のみ、工賃別途)

※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2023年4月8日土曜日

Cannondale Treadwell 27.5 Fender Set | キャノンデール トレッドウェル 27.5 フェンダーセット 純正オプション ドロヨケ 入荷

Cannondale Treadwell 27.5 Fender Set
キャノンデール トレッドウェル 27.5 フェンダーセット
価格:9900円→完売
※フレームへの固定ボルトは付属していません

取付例
※車体他は商品に含まれません

Cannondale Treadwell EQ | キャノンデールトレッドウェル EQ」に標準装備される「Treadwell 27.5 Fender Set」が入荷しました。

好みのフレームカラー等を理由に、ラック&フェンダーレスのTreadwell 2を選択したけど、やっぱりフェンダーは欲しいというオーナー様にお勧めです。

※フレームへの固定ボルトは付属していません。

Cannondale Treadwell 27.5 Fender Set
キャノンデール トレッドウェル 27.5 フェンダーセット
カラー:ブラック
商品番号:K11020
価格:9900円→完売

※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2023年4月7日金曜日

台北サイクルショー 2023 | TAIPEI CYCLE 2023 行ってきました Hyena Nidec Acer など

台北サイクルショー 2023 | TAIPEI CYCLE 2023」へ行ってきました。会場では多くの日本人も見かけました。当店のWEBサイトは、エンドユーザーより業界人に読まれている肌感があるのですが、誰得な話題を中心にお届けします。

ショー全体としては、MTBとE-MTB回帰といった感じで、大手ブランドの出展数は減少傾向。出展していても、イクスクルーシブなミーティングのみのブースも増えました。展示品もどこかで見たことがある焼き直し感が否めず、前向きな表現なら成熟した市場を体現しているところ。

一方で、アナログバイク向けのホイールやパーツ類は、ハイエンド化がさらに進んで、これまでの価格イメージに捕らわれず、技術的に作れるならマーケットが小さくても上市しようとする流れも感じられました。
プーリー駆動のE-BIKEエンジン
「ハイエナジー」が社名の由来になっている「Hyena/ハイエナ」。リアハブドライブ型のE-BIKEエンジンが主力商品になりますが、本ショーの冠スポンサーになっていることもあって目立っていました。ちなみに現CEOは、Giant Electric Vehicleを経たエンジニアです。

ショーに合わせて公開されたロード用の新モデル「E-Road AIR Drive System Unit」。同社250Wモータと比較試乗しましたが、小型軽量化で190Wと小さいため発生トルクは弱めですが、応答性含めて好印象。

ショーバイクとして出品されていた「プーリー駆動型のE-BIKEエンジン」は、注目を集めていましたが、高回転するプーリー軸で耐久性はなのでしょうか?。現行の貧弱なRDハンガーに駆動装置を載せたら、位置精度の確保が難しい&負荷でもげてしまいそうです。ただ、SRAMが発案して、シマノも採用する見込みの挟み込みRDハンガーを見据えた施策なら、現実感がグッと増してきます。

会場では数台のSTREEK CargoTrikeが展示されてました。初めて試乗しましたが、操舵感が独特。フロント足回りは、繊細なセッティングが求められる印象で、違うタイヤへ履き替えた場合もアライメント(トー/キャンバー角)の再調整が必須になりそうです。

Nidec(=ニデック/日本電産)製のE-BIKE用モーターや太陽誘電のセラコン代理店の「HONEY HOPE HONESTY ENTERPRISE CO., LTD.」ブースでは、150Wワイヤレス充電器も紹介されていました。

「acer」は、今まで「xplova」ブランドで小規模展示でしたが、今回は本家の看板を掲げて2ブース出展。パーソナルコミュータ含め、注目を浴びていました

E-cargo 向けTEKTRO製 ディスクブレーキ
マスターシリンダー容量を倍加して1レバー×2ピストン駆動
ブラッシュアップ&メンテ性も改善した模様

都市部の自動車使用を制限する流れにある欧州マーケットを見据えて、E-cargo Bikeは継続して展示。ひと昔前のアイデア商品的なショーバイクは減って、現実的にBullittの流れを組むDOUZE Cyclesのようなデザインに集約されてきました。それに用いるパーツも徐々に出揃ってきた感じです。

CN-LG500 国内流通品は、和泉チエン製ですが、
CUESの本格展開に向けてか?、KMCでも製造される模様
インドのタイヤメーカー Hartex
設計方向性はMaxxisライク
KPLUS:以前はKuji色を廃していましたが、方針変更か?。
インフルエンサーマーケティングで上手く高価格帯へシフトした感
ZIV:キラキラ インフルエンサーにオジサンはたじろいでしまいます
拡張整備が進んだ台北駅
急ピッチで高層ビル建設が進む南港エリア
多くのIT&半導体企業がオフィスを構えます
多くのブランドショップが軒を連ねる、市政府駅周辺
意識高めな、Apple 信義 A13
台湾のセブンイレブンでお馴染みのセルフ・ホットドッグ
ソーセージ単体でもレジを通せます
成田空港から夜出発でしたが、人が少なく漂うディストピア感
搭乗した飛行機は満席でしたが、日本人は極僅か
昭和なオジサンとしての役目も果たしました

展示ブースの割付ですが、近いうちにアナログバイク/E-Bike/パーソナルE-モビリティで大別が求められそうです。ただ、パーソナルE-モビリティはメインプレイヤーが違うし、国によって法令や区分も異なるので実際のビジネスを考えると、CESやモーターショーのほうが実益が得られそうな気も。

今回も、自社畜王の面目躍如とばかりにLCC日帰り旅程。従来、桃園国際空港→台北/台中への移動はリーズナブルな高速バスを重宝していましたが、新幹線の延伸/MRT開通/Covid-19による客数減を理由に減便や廃線に。

そんなこともあって、南港から空港へMRTで帰る途中に商業地区を散策。開発が進むと同時に街並みの均質化も進んで、どこも同じような風景になるんだなと、少々郷愁の念にかられたりして台湾を後にしました。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2023年4月6日木曜日

I Am a Cat eye | 吾輩は猫目である ナラティブ

送りバント的に消散されたイメージ
※画像の大部分を加工しております

その1

吾輩は猫目である。 名前はまだ無い。 どこで生まれたかとんと見当がつかぬ。 何でも暗いところでひとりぼっちでいたことだけは記憶している。 吾輩はここで初めて人間というものを見た。 しかもあとで聞くとそれは猫目という人間中で一番珍しい種類らしい。 猫目とは、瞳の色が猫のように変わるという特徴を持つ人間のことである。 猫目は不思議な力を持っていると言われており、そのために迫害されたり、 狩られたりすることもあるという。吾輩はそんな猫目の一人である。

吾輩を拾ってくれたのは、 鈴木という名前の若い男である。 彼は猫目の研究者であり、吾輩を自分の研究室に連れて行った。彼は吾輩に様々な検査をしたり、質問をしたりしたが、 決して嫌なことはしなかった。 彼は吾輩に優しく接してくれた。 彼は吾輩に「君は特別な猫目だよ。 君の瞳は他の猫目と違って、 感情によって色が変わるんだ。 それはとても珍しいことなんだ」 と言った。吾輩は彼の言葉を信じた。 吾輩は彼に感謝した。 吾輩は彼を好きになった。

しかし、吾輩と鈴木の平穏な日々は長くは続かなかった。 ある日、猫目を狙う組織が鈴木の研究室に襲撃をかけてきたのだ。 彼らは吾輩を捕まえようとしたが、鈴木は必死に吾輩を守ってくれた。 彼は吾輩に「逃げろ! 君は生きなきゃいけないんだ!」と叫んだ。吾輩は鈴木の言うとおりにした。 吾輩は研究室から飛び出して、走り続けた。 吾輩は鈴木のことを思った。 彼は大丈夫だろうか。 彼は生きているだろうか。 彼にもう一度会えるだろうか。

吾輩は涙を流した。 吾輩の瞳は悲しみの色に染まった。
吾輩は猫目である。 名前はまだ無い。
どこに行けばいいかとんと見当がつかぬ。 何でも危険な世界でひとり。


その2

吾輩は猫目である。名前はまだ無い。 どこで生れたかとんと 見当 ( けんとう ) がつかぬ。 何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。吾輩はここで始めて人間というものを見た。しかもあとで聞くとそれは探偵(たんてい)という人間中で一番 面白 ( おもしろ ) い仕事をする者だった。

探偵に拾われてから吾輩は色々な事件に巻き込まれるようになった。探偵は吾輩に話しかけることができるらしい。吾輩も彼に答えられるようになった。彼は吾輩の目に興味を持っていた。吾輩の目は特別だったのだ。

吾輩の目は人間の心を見通すことができる。嘘や隠し事、欲望や恐怖、愛や憎しみ……すべてが吾輩の目に映し出される。探偵はそれを利用して事件を解決する手助けをしてくれると言った。

しかし、人間の心を見通すことは楽しいことばかりではなかった。時に悲しく、時に怖く、時に嫌悪感(けんおかん) を覚えることもあった。人間の秘密を暴くことは罪(つみ) なのだろうか? 吾輩は猫目である。


その3

吾輩は猫目である。名前はまだない。どこで生まれたかもわからないし、親も知らない。ただ、この世界が見えるのは猫目のおかげだということだけはわかる。人間たちは私を不気味だと言って嫌う。私に触れようとする者もなく、私に話しかける者もない。私は孤独である。

ある日、私は書生という人間に拾われた。彼は私を自分の部屋に連れて行き、餌や水を与えてくれた。彼は私のことを「ネコメ」と呼んだ。彼は私の猫目が好きだと言った。彼は私に優しくしてくれた。

彼と一緒に暮らすうちに、私は彼のことが好きになった。彼の声や匂いや温もりが心地よかった。彼が笑うときや泣くときや怒るとき、私はすべて見ていた。彼が帰ってくるのを待つ時間が長く感じられた。

しかし、幸せな日々は長く続かなかった。ある晩、彼が帰ってこなかった。その日からずっと帰ってこなかった。部屋に残された私は飢えと寂しさに苦しみ始めた。餌も水も尽きてしまった。窓から外の景色を眺めても、何も変わらなかった。

何日経っただろうか。弱り果てた私はベッドの上で横になり、彼の枕を抱きしめた。最後に一度だけ彼の顔を見せて欲しいと思った。それが叶わぬことだと知りつつも。

吾輩は猫目である。名前も愛情も得られなかった。そして今、死んでゆく。


その4

吾輩は猫目である。名前はまだ無い。どこで生まれたかとんと見当がつかぬ。何でも暗い森の中で一人ぼっちだった事だけは記憶している。吾輩はここで始めて人間というものを見た。しかもあとで聞くとそれは魔女という人間中で一番恐ろしい種族だという。

魔女は吾輩を拾って自分の家に連れて行った。家というか、小さな茅葺きの小屋だったが。そこには魔女の他にも色々な動物が住んでいた。犬や猫や鳥やネズミやカエルなどだ。魔女はそれらの動物を使って魔法をかけるらしい。

吾輩はその中でも特別な存在だった。なぜなら、吾輩の目が不思議な力を持っているからだ。吾輩の目は猫のように細く、色も青く、光に当たると虹色に輝く。その目で相手を見つめると、相手の心が読めたり、思い通りに操れたりするのだ。

魔女はそれに気づいて、吾輩を自分のペットにした。そして、吾輩に様々な命令を下すようになった。「村人から金品を盗め」「森に住む妖精を捕まえろ」「敵対する魔法使いを倒せ」などだ。

最初は従わざるを得なかったが、次第に吾輩も反抗するようになった。自分の力を使って自由に生きたいと思うようになったからだ。しかし、魔女も強力な魔法を持っており、容易に逃げ出すことはできなかった。

そんなある日、森の中で一人の少年と出会った……


冒頭の雑コラは、さておき。話題の生成AIに「吾輩は猫目である」のタイトルで幾つか物語を起こしてもらいました。

映画「フィフス・エレメント」でミラ・ジョヴォヴィッチ演じるヒロインのごとく膨大な情報を吸収する大規模言語モデル。現状は、それっぽいけどインチキ&知ったかぶりな出力も返しますが、驚異的な速度で進化する姿を見ると、シンギュラリティは思いのほか早く訪れるのかもしれないと感じさせます。そして、2000とか3000年とか言われる人類有史は、それらAIに喰わせる教師データを作るための下積みに過ぎなかったのかとも。

直近では、メディアの予想通りMicrosoft社はOfficeに生成AIを実装したMicrosoft 365 Copilotが発表され、パワポ職人は不要な風向きに。DXが進めば、教師データの時差も減ってホワイトカラー・ワークは地盤沈下が起こりそうです。

創造性とは?と改めて問われてるような気もしますが、当時の論文や知識のみをAIに喰わせてシンセティックデータを用いた自己学習によって、ニュートンやアインシュタインのように微積分や相対性理論を動機付けなしで導出できるようになったら、シンギュラリティは現実味を帯びるじゃないかなと、専門家じゃありませんが…(New York General Group, Inc.が近いことに取り組んでいる模様)。

世間的に仕事の進め方は、DAOと合わさってプロジェクト形式へシフトして行きそうですが、店主自身はエンジニアリング×メカニック×ホニャララの組み合わせで生業に励みたく。体良く「エッセンシャル~」と冠が付けられことに、モヤっとした心情もあったりで。一方、フィジカルな体験やナラティブによる説得性が高まる気配も感じます。音楽に関して店主まるっきし知識が無いのですが、例えば、ニラジ・カジャンチ氏のレコーディング風景を見ると、どんな仕事も奥深いものです。


はたまた、AIとVRが融合する未来も透けて見えます。米メタのメタバース部門トップのビシャル・シャー・VPのインタビューから垣間見れるよう、人類の生活が実社会から仮想空間に移り、VR上で自身の理想を着飾ったアバターで過ごすようになりそうです。

その内、仮想空間でのやり取りも億劫になり自身のアバターをAI化して自動化。本人が亡くなっても、本人よりも本人らしいアバターが存在し続ける、そんな昔読んだSFみたいなこともあながち夢物語ではないような。

長々と駄文を重ねましたが、「猫目」もとい大企業「CATEYE/キャットアイ」殿に、アホ店主の思い付きをぶつけたプロダクツを製作頂いている匂わせナラティブでした。出来上がりに笑って頂けたら幸いです。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。