2014年4月12日土曜日
BH Bikes ビーエッチ エアロロード RC1 6800系アルテグラ
2023年7月20日木曜日
CY2023 Cannondale キャノンデール ロードバイク&グラベルバイク モデル選び ポジショニングマップ
CY2023 Cannondale ロードバイク ポジショニングマップ ※当店が独断と偏見で作成 |
現代のロードバイクですが、エアロ/オールラウンド/エンデュランス/ライトウエイト/オールロード/グラベルと細分化が進み、お客様から結局何を選べば良いの?とご質問頂きます。
2023年2月13日月曜日
GROWTAC EQUAL | グロータック イコール 手組用ディスクブレーキハブ
GROWTAC EQUAL | グロータック イコール 手組用ディスクブレーキハブ |
「NOVATEC・ABG」や「Bitex・Anti-Bite Systems」同様 噛みつき防止プレート装備 |
フリーボディ:SRAM・XD & CAMPY も対応 |
3D-CAD 断面図(グロータックWEBサイトから) |
店主、将棋は全く分からないのですが、「第72期王将戦」。藤井王将vs羽生九段の対局は、2勝2敗のタイとなり盛り上がりをみせておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて、「GROWTAC/グロータック」さんが、「EQUAL/イコール」ブランドで2023年春に発売を予定している「手組用ディスクブレーキハブ」。最初、WEBでサンプルを拝見したときは、お馴染み「NOVATEC」や「Bitex」標準品をカラーオーダーにしたものと思って、正直惹かれませんでした。
そんな新製品に俄然興味が湧いたキッカケは、なんと自社開発らしく、同社サイトに掲載されたハブ断面図にあった「ベアリング予圧システム」の文言。図を見る限り主軸キャップのねじ込みはドン突きなので、ウェーブワッシャーで内輪に予圧を掛ける構造なのかしら?と同社に確認したところ、その通りとのこと。本構造のメリットは3つが挙げられます。
- 鋼球&軌道面が摩耗しても、継続的に内輪へ予圧が掛かって「深溝玉軸受」を寿命まで使い切れる(=長寿命化)。
- ベアリング内部が摩耗しても、予圧機構がOLDに影響しないため、ホイールセンターやローター位置がズレない。
- ソリッドなカラーで両端の内輪を押さえると、ドロップアウト平行度/軸たわみの影響が懸念されるが、ウェーブワッシャなら押さえ力の均一化が期待できる。
MAVIC QRM AUTOと同様な仕組みですが、EQUALは3ポール式クラッチ採用で軸周りをシンプルにしてベアリングを大口径化、交換も容易になっているのが読み取れます。
TA外径は、最小スプロケ径に制約されるので、最小歯数が12や13Tと昔のままなら、軸径はもっと太くできた可能性はあります。一方、フロントハブは、内側からの積上げで比較的自由に設計ができそうです。
そんな背景もあって、GROWTACさんの「Build your own bicycle.」と言う、選択肢をメーカー都合でなくライダー主体に取り戻すというポリシーは共感しますし、「手組用ディスクブレーキハブ」は大いに期待してます。
そんな同社商品ですが、全てを手放しで万人にお勧めしてはおりません。例えば、機械式ディスクブレーキ。着目点や思想は理解できますが、悪条件下でもエンデュランスに走るけどステア慣性を抑えたいライダーには、制動力/ロバスト性を踏まえて、当店では「油圧+Di2」をお勧めしてます。
ワイヤ駆動である限り、仕事は「引き量×力」で規定されます。GROWTACさんもそんなの百も承知で、その中で可能な限り機械損失の低減を図ってます。店主自身も1990年代にMTB機械式ディスクブレーキで、ケーブル損失を抑えるためアウターをステンレスパイプに変えたり試行錯誤したことがありますが、油圧式には敵わないと諦めた経緯があります。
30年程を経て、現代のワイヤ式ディスクブレーキは改良されましたが、ガッツリ走るライダーだとワイヤプル+油圧キャリパが妥協点なんじゃないかなとも。
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多分に余談を挟みましたが、開発投資&在庫リスクを冒してマスプロメーカーを起業、事業拡大されているGROWTACさんには敬服するばかりですし、新製品の「EQUAL 手組用ディスクブレーキハブ」は、良さそうだぞというお話でした。
※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。
お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。