2022年7月20日水曜日

Tern AMP F1 | ターン アンプ F1 BMX ミニベロ フルフェンダー 泥除け カスタム

F1 BMX」と聞いてピンとくる方は、昔からのスポーツバイク愛好者かと思います。リラックスした感じの街乗りバイクが良いなと、いざ「本気」なBMXに乗ってみると、サドルは低くて延々と立ち漕ぎを余儀なくされ&シングルでギア比が軽くて高速走行に向かないと日常使いに不便を感じるのが現実。

「TERN AMP F1」は、逆スローピングのF1フレームとBMXスタイルを融合したモデル。メカニカルディスクブレーキ/406極太ブロックタイヤ/多段ギアの快適仕様。ハンドル位置は高めで、前傾姿勢に抵抗がある方にもマッチします。小径特有のクイックさも抑えられているので、女性ユーザーにも宜しいかと。

今回、オーダー時に前後フルフェンダーを追加するカスタマイズのご要望頂きました。毎度のことですが、各パーツの組付け時は一手間加えて仕上げています。

当店では、この「Tern AMP F1」をベースにドロップハンドル化やバスケット&ラック追加等のカスタマイズ要望にお応えしてきた実績が御座います。

ベースバイク
TERN AMP F1 / ターン アンプF1 2022(詳細SPEC→tern公式WEBサイト
Speeds:8
Wheel Size:20″/406
Color:Burnt Umber / バーント アンバー

※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

その他、当店の完成車&ホイールの在庫リストは、コチラをご覧ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2022年7月19日火曜日

iRC ASPITE PRO S-LIGHT | アイアールシー アスピーテ プロ スーパーライト クリンチャータイヤ AGILEST/アジリストとの比較 etc

リムブレーキ・ロードバイクのタイヤ交換を承りました。オーナー様の乗り方や好みを考慮して、今回は、「iRC ASPITE PRO S-LIGHT | アスピーテ プロ スーパーライト」をセレクト。2022年春からデリバリー開始された新モデルです。

交換前の状態は、C17リム+旧ETRTO25Cタイヤが装着され実幅27mm。新型ASPITE PROは、新ETRTOゆえ呼び幅25Cだと実幅23~24mmと狭めになるので、「700×28C」サイズを選び狙い通り27mmの仕上がりに。

タイヤ実幅は、ビードtoビードのケース幅も目安になりますが、入気すると伸びますし、ビードフック形状の影響も受けるので、結局のところハメてみないと分からないのが現状です。
iRC HELLING BORN PATTERN

ロード用タイヤのトレッドパターンに関しては、「あんなの飾りです。 偉い人にはそれが分からんのですよ」のスリック原理主義の店主ですが、ASPITE PROは「iRC HELLING BORN PATTERN」を採用。倒し込み角度に沿ったパターンを配置して、コーナーリングフォース(CF)を生ませるのが狙いとのことで、同社の試験機でも効果が裏付けられているようです。

CFやスリップアングル(SA)に関しては、「二輪車用タイヤの基礎知識」や「チューニングを楽しむための動的感性工学概論」が参考になります。自転車の場合は、原動機付きの乗り物と異なる部分もありますが…。

ちなみに、この「iRC ASPITE PRO」は、2モデル展開ですが、耐パンクベルト(=ブレーカー)有無や用途が直感的に分かりずらくいのが難点。メーカーに確認しましたが、両者はケース(≒カーカス)やトレッドは共通で、違いは「ベルト仕様」のみとのこと。店主が勝手に命名するなら、下記のようになるかと。

ASPITE PRO S-LIGHT / トレッドの1.5倍幅 ナイロンベルト → Race
ASPITE PRO RBCC / サイド含め全面 40×40TPI クロスガード → Endurance 

店頭ではお客様から、同時期に発売された「Panaracer AGILEST/パナレーサー アジリスト」との違いを聞かれることも多いです。AGILESTは、しなやかさ+軽量を追求していることもあって、ベルト幅狭め+サイドウォール薄めゆえ、どちらかと言うとキレイな路面にマッチ&毎日~毎週と継続的に走り込むライダー向けかと。対してASPITE PROは、それよりもパンク&オゾン劣化耐性を重視される方に適するかと思います。

余談ですが、パナレーサーさんは2020年に外部から招へいした社長さん(=プロ経営者)が入られてから、色々種まきをされてきました。ただ、移行期ということもあって何処となく施策がバラバラな感じだったのですが、「AGILEST」ではマーケティングや広告手法含めて、それらが上手く合致した印象です。

※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2022年7月16日土曜日

Tern crest | ターン クレスト ミニベロ フロントバスケット/Wレッグスタンド/フルフェンダー 街乗り ライザーバー カスタム

ROJI BIKES(=Tern × Kitt design)のフラットハンドル・ミニベロ、「Crest/クレスト」のオーダーを承り、カスタマイズを加えて納車させて頂きました。

今回は、フロントバスケット&前後フルフェンダー、更に駐輪時の安定性を高めるために、Wレッグスタンドへ換装して仕上げました。

ベースバイク(詳細SPEC:Tern公式WEBサイト
Tern ROJI Bikes Crest | ターン ロジバイク クレスト
Wheel Size:20”(451)
Speed:1×8

※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

当店の完成車&ホイールの在庫リストは、コチラをご覧ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2022年7月15日金曜日

2022/7/15(金)午後1時から営業となります

直近の御連絡になりますが、店主出張の為、以下の通りに変更させて頂きます。

2022/7/15 (金) 13:00~18:00 短縮営業 (午後1時から営業) 

現在、店頭業務(接客&作業)で電話対応できないことが多々ございます。お手数ですが、お時間をずらして再度お電話頂ければ幸いです。同理由でメール返信も遅延気味ですが、予めご了承ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2022年7月13日水曜日

tern Verge P10 × Luggage Truss 2.0 × Loader Rack 2.0 × 20" Performance Fenders(451)| ターン ヴァージュ P10 × ラゲッジトラス × ローダーラック × パフォーマンスフェンダー

ハンドルバー幅:620→540mmへカットオフ
リアラック固定部:ステーがアイレット(ダボ穴)に面接触するように板金処理
フェンダー&ラック固定部:チェーン干渉回避の為、ボルト先端をツライチ化

人気の「Tern Verge P10」のご注文を承りました。ここ数年お伝え続けていますが、Ternのフォールディングバイクで店主がおススメしているのが「Verge N8」、そしてこの「Verge P10」です。451ホイール&油圧ディスクブレーキ装備で、価格2倍の兄貴分「Verge X11」とぱっと見区別できない存在感。

今回、オーダー時に下記オプションパーツを追加するカスタマイズもご要望頂きました。毎度のことですが、各パーツの組付け時は一手間加えて仕上げています。


ベース車体
カラー:Dark Bronze/Steel(Silver Blue) ダーク ブロンズ/スチール(シルバーブルー)
ホイールサイズ: 20インチ (451)
折畳みサイズ: W80×H74×D38cm
適応身長: 142-190cm

※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2022年7月12日火曜日

FD/RD | フロントディレイラー/リアディレイラー 外装変速機 調整方法

Shimano Docs より

自身で自転車を調整・整備される方だと、見慣れた図かと。RDハンガーのアライメントが確保されているのが前提ですが、このマニュアル通りに作業すれば及第点は取れます。

実際はメカニックによって異なりますが、当店はどうしているかというと…。チェーンとTop2枚目の隙間を見ながら仮合わせ、そこから駆動ロスを減らすため追い込む手順を踏みます。ワイヤ式のRDの場合、チェーンを送りながら「音」と「工具を介する振動」で位置決めをしています。Di2の原点出しに似たアプローチです。

ロー側のストロークも幾つか捉え方がありますが、当店ではトップ側ギリギリが基本です。また、ワイヤテンションは、初期伸びやシフトアップorダウン優先かで味付けします。加えて、走行時は荷重が掛かり変位するので、状況に応じて試乗して動的確認をします。

一方、FDは、ワイヤのプリテンションと初期伸びを見越して、マニュアルよりも羽根を外寄りで合わせるケースが多いです。ただ、エントリークラスのトリガーシフトだと、低テンション気味にしたほうが全体の帳尻が合わせやすく、現合感高めです。

また、手の力が弱いライダーなら、インナー→アウターでチェーンが掛かりやすいようにオーバーストローク量を加味する場合もございます。

※取付&加工法や使用パーツ等のご質問は、当店ノウハウのため、お応えしかねますことをご了承ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2022年7月11日月曜日

Tern Bicycles CLUTCH Beige | ターン クラッチ ベージュ 42/48サイズ ROJI BIKES クロスバイク 展示販売中

Tern Bicycles CLUTCH Beige | ターン クラッチ ベージュ
Size:42/650C (適応身長145-155cm)
Size:48/650C (適応身長155-165cm)
Price:63800円→完売
センタースタンド台座装備

TernとKitt design のコラボレーションから始まった「ROJI BIKES」。エントリーモデルの「CLUTCH(クラッチ)」は、4つのサイズ展開で2種類のホイールサイズ(650C/700C)を用い、さらに6色のラインナップ。

ダウンチューブは、扁平のエアロ仕様。最近は、コストを抑えるため標準的なチューブを用いるモデルが多い中、エッジが立っています。昨今のトレンドを取り入れ、MY2022からライザーバーへ変更されています。ヘッドバッチ、搭載パーツ、足回りを考えるとお買い得な1台です。

センタースタンド台座装備で街乗りにも便利です。こちらは「Beige 48サイズ」。ご身長155-165cmの方にマッチします。同カラーの42サイズも御座います。詳しくは、コチラから。

Tern CLUTCH ROJI BIKES クロスバイク
Speed:1×8
Frame Size:42/650C (適応身長145-155cm) 
Frame Size:48/650C (適応身長155-165cm) 
Price:63800円→完売

当店の完成車&ホイールの在庫リストは、コチラをご覧ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2022年7月10日日曜日

1980~1990年代 MTB&トライアスロンを想起させた アメリカ・グラベルシーン

1990年台初頭、米のMTBシーンから
皆の憧れ John Tomac
トライアスロンの米国4強時代
マーク・アレン/デイヴ・スコット/スコット・ティンリー/スコット・モリーナ

2012年頃から、米グラベルシーンの盛上がりを遠く日本から見ていた店主。それは、まさしく1980~1900年代のNORBA・MTBやトライアスロン黎明期を思い起こさせるムーブメントでした。当時を知る人なら、おそらく同じ感覚をお持ちの方も多いかと。

共通する魅力は、自由な雰囲気の中でスタイルを持ったアメリカ人ライダーが牽引している処。現状ではライダーの大半がプライベーターで、実力や環境もワークスライダーと拮抗しており、Red Hook Critから主戦場を移したColin Stricklandのようにガレージで自ら車体をメンテンナンスしている光景は、当時のMike KingらMTBライダー達をだぶらせます。

一方、トップライダーの一人、Peter Stetinaにはプライベートメカニックが存在したり、Unbound Gravel 2021/200 Femaleで優勝したLAUREN DE CRESCENZOのエイドを見るとワークス体制で参戦しており、徐々にプロスポーツ化への基盤が固まりつつある側面もあります。

そんな中、米で開催された2022 unbound GRAVEL。プロカテゴリーのバイクをチェックすると、Peter Stetinaの20202021バイクでも当てはまりますが、ドライコンディション&高速コースだと、フロントチェーンリングは、52/36や50/34tが選ばれており、タイヤ外径を考慮すると、ギア比は普通のロードバイクと大差ありません。

当時は、発表前だったのでスパイフォトレベルでの報道のみでしたが、Ted Kingは、2021 Unbound Gravelで新型のグラベルバイクを投入。それはMY2022で発表されたSuperSix EVO CX/SEでした。そして、殆どの選手がロードシューズ&ペダルであり、欧のパリルーベやストラーデビアンケに近い感覚なのかと読み取れます。

バイクスポンサーがAllied Cycle Works→Pinarello→Canyon→TREKと着実にステップアップしているAmity RockwellSPDへスイッチした一人ですが、機材提供を受けてないライダーの多くが、SPDかSPD-SLなのは、耐久性や信頼性の実績から頷ける選択かと。

また、シマノからスポンサードされているライダーは、フロントダブル。スラム勢は、シングルと言うのが大勢。リアスプロケットが、シマノGRXは11s、SRAMは12sと仕様違いもありますが、やはりFDの信頼性が反映されていると見受けれます。

レース直前の不幸なアクシデントで、2022 Unbound Gravelを欠場したColin Stricklandですが、2019優勝バイクを見ても分かるように、この頃からDHバーが定番化。また、GRXデリバリー前の2020年時の車体は、XTRのDi2・RDを装備。2021は自作のフレームバッグ投入から分かるように、機材面も発展途上ですし。本人も当時、別の仕事をこなしながらレースに挑んでいました。

加えて、機材供給のサポートを受けているトップライダーであっても、潤沢な手厚いバックアップ体制ではないことが垣間見れます。例えば、元プロロードレーサーで、パートナーとBike SportsをCo-Founderとして立ち上げたWhitney Allison。彼女は、右STレバーのネームプレートを欠損したバイクのままで参戦していて、直近のunbound GRAVEL 2022では、STレバーはそのまま更にアウターリングを105にダウングレードしたバイクで4位で完走してます(おそらくバイク2台体制ですが、unbound GRAVELは決まってボロい方で出走)。

そして、世界的な広がりをみせるグラベルレースは、目論見通りUCI傘下&ワールドシリーズ化や世界選手権が開催となり、選手層が厚いヨーロッパライダーが参入する系図も時代は繰り返される感。次第にレギュレーションは厳密化され、古き良き黎明期は終わりを迎えるかと思うと、少し寂しい気持ちにもなります。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。