2022年7月12日火曜日

FD/RD | フロントディレイラー/リアディレイラー 外装変速機 調整方法

Shimano Docs より

自身で自転車を調整・整備される方だと、見慣れた図かと。RDハンガーのアライメントが確保されているのが前提ですが、このマニュアル通りに作業すれば及第点は取れます。

実際はメカニックによって異なりますが、当店はどうしているかというと…。チェーンとTop2枚目の隙間を見ながら仮合わせ、そこから駆動ロスを減らすため追い込む手順を踏みます。ワイヤ式のRDの場合、チェーンを送りながら「音」と「工具を介する振動」で位置決めをしています。Di2の原点出しに似たアプローチです。

ロー側のストロークも幾つか捉え方がありますが、当店ではトップ側ギリギリが基本です。また、ワイヤテンションは、初期伸びやシフトアップorダウン優先かで味付けします。加えて、走行時は荷重が掛かり変位するので、状況に応じて試乗して動的確認をします。

一方、FDは、ワイヤのプリテンションと初期伸びを見越して、マニュアルよりも羽根を外寄りで合わせるケースが多いです。ただ、エントリークラスのトリガーシフトだと、低テンション気味にしたほうが全体の帳尻が合わせやすく、現合感高めです。

また、手の力が弱いライダーなら、インナー→アウターでチェーンが掛かりやすいようにオーバーストローク量を加味する場合もございます。

※取付&加工法や使用パーツ等のご質問は、当店ノウハウのため、お応えしかねますことをご了承ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。