2023年8月20日日曜日

Bianchi INFINITO CV | ビアンキ インフィニート カウンターヴェイル メンテナンス Redshift SHOCKSTOP SUSPENSION STEM/レッドシフト ショックストップ サスペンションステム 異音対策

Bianchi INFINITO CV | ビアンキ インフィニート カウンターヴェイル 
コクピット周り:2ポートジャンクションを追加
RD周りE-Tube:Stay Cable 化
Redshift SHOCKSTOP SUSPENSION STEM
ハンドルバー固定部:プリロードボルト干渉跡
オーナー様が直近に出走されたブルべで掌の痛み&異音が出たとのことで、部品交換&点検etcを承りました。今回は、「パリ・ブレスト・パリ/PBP/Paris Brest Paris」出場のため渡仏直前ゆえ憚られましたが、割と手を入れる作業になりました。

ハンドルバーは、以前使われていた形状違いのモデルへ交換。共に内蔵型なので、必然的にブレーキワイヤとE-Tubeは再施工。飛行機輪行でハンドルを取り外したいとのことで、フレーム内のE-Tubeも引き直し2ポートジャンクションを追加。併せて、RDも外しやすいようにStay Cable化しました。

異音の原因は、よくあるヘッドセットやBB辺りを疑っていましたが、「Redshift SHOCKSTOP SUSPENSION STEM/レッドシフト ショックストップ サスペンションステム」が原因でした。内蔵エラストマにプリロードを掛けるボルトが緩んでいて、ハンドルに押し当てる状態だったので、高強度ねじロック剤を塗布して締め直しました。

勘の良い方なら、これらの作業内容だとコンポ載替とほぼ同じでは?と察しになられるかと思いますが、その通り。当店の基本スタンスは、トラブル回避の為、レースやイベント直前でのパーツ換装はお勧めしてません。PBPを問題無く完走されれば良いのですが、何はともあれご安全にを祈るばかりです。

※当店、Bianchi/ビアンキの取扱いは御座いません。
※取付&加工法や使用パーツ等のご質問は、当店ノウハウのため、お応えしかねますことをご了承ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2023年8月19日土曜日

Panasonic XEALT M5/S5/L3 | パナソニック ゼオルト エムファイブ/エスファイブ/エルスリー E-Bike 電動アシスト自転車 試乗してきました

XEALT S5(ゼオルト エスファイブ)/e-クロスバイク/Sport Utility Bike
XEALT M5(ゼオルト エムファイブ)/ e-MOUNTAINBIKE
 XEALT L3(ゼオルト エルスリー)/ライトスポーツバイク

2023年夏、XEALTシリーズは「M5/S5/L3」の3モデル展開になりました。少し前の話になりますが、2023年6月初旬にパナソニックサイクルテックさん主催の販売店向けE-BIKE展示試乗会へお邪魔してきました。主目的は、新型モデル「XEALT S5(ゼオルト エスファイブ)」のチェックですが、自由に走って良いとのことだったので、上記3台をじっくり乗り比べることが出来ました。

E-マウンテンバイクの「M5」は、パッケージとしてはそつなくまとめていながら、国内市場向けゆえの650B(=27.5)ホイール装備なのが一因かもしれませんが、ジオメトリの古さが拭えない感。エントリーユーザーなら気にならないかもしれませんが、店主意見としては「スラック・ジオメトリ」採用待ちかなと。

新型フレーム採用で注目の「S5」ですが、街乗り&ツーリング用途なら、選んで間違いのないE-Bikeの一台かと。細かい気になる点はありましたが、店舗での整備時に解消出来るところもあり、「前後フルフェンダー/リアラック/キックスタンド/給電式LEDライト」が標準装備ということもあって、総じて価格競争力が高いモデルです。

モータは、GX Ultimateベースに日本向けにチューニングした2.95kgと軽量な「GXドライブユニット」を搭載して最大トルク90Nmを発生。この「S5」の漕ぎだしがトルクフルだったので、制御系エンジニアに確認しましたが、「車輪周長やギア比は考慮されているもののMTB「M5」と同じアシスト特性にしている」とのことで頷けました。

L3」は、従来のジェッターをベースにしながらE-Bikeに寄せた味付けが施されたエントリーモデル。20万円以下と価格的ハードルを低めですが、前後スルーアクスル仕様で価格が2倍の上位「S5」と比較するのは酷ですが、乗り味は一世代前の感が拭えません。

ママチャリからのステップアップとして、L3を選ぶなら不満は出にくいでしょうが、20万円以上のロードバイク等スポーツバイクを嗜んだ方だと、物足りなくなると想像できるので、そういうライダーには上位の「S5」や、Cannondale「Quick Neo」や「Topstone Neo 5」を当店ではお勧めします。
会場:熊谷スポーツホテル PARK WING
初夏の晴天で試乗日和
路線バス本数が少なく1時間待ちだったので、
運動不足解消を兼ねて帰りは会場→熊谷駅まで徒歩移動


さて、最後に自転車オタク&元FAメカトロ・エンジニアの店主目線で余談を書くと…。

パナソニックサイクルテック(以下PCT)さんは、国内の電動アシスト自転車に限れば、市場シェアで頭一つ抜けている状況です。E-Bikeの基幹部品であるモーターとバッテリー、さらにフレーム製造と組立工程を同社グループで内製できるのが強み。ここ数年、PCTは工場設備投資を行っておりますが、積極的な投資は継続する模様です。

今の製造業の流れを鑑みると、垂直統合が必ずしも絶対解ではありませんし、多分な政治力も必要ですが、EU市場に進出できるならPCTはE-Bike市場で稀有なポジションになれる可能性があります。

バッテリーに関して振り返ると、PCT製電動アシスト自転車は、2010年代初頭までNECトーキン製でした。対するBSCとヤマハは、同時期まで三洋電機からバッテリー供給を受けていました。パナソニックが三洋電機を子会社化するタイミングで潮目が変わり、パナは自社系列のパナソニック エナジー製を採用、ライバル2社はSamsungやLGをサプライヤに加えた歴史があります。

店主が想像する15-20年後の電動パーソナルモビリティ(E-PMV)まで視野を広げると、PCTは自動運転カーとの共存を見据えた中長期戦略が伺えます。E-PMVで将来的に搭載が義務化されるだろう自動ブレーキも、パナソニック オートモーティブが自動車分野で既に上市してますし、SUNX(サンクス)系の汎用制御&センサー類も保有してます。ちなみに、シマノ・Di2は2線式の直流PLC(Power Line Communication)ですが、車載用HD-PLC/CAN Bus Systemがベースのようです。

クルマ業界からの参入が見込まれるE-Bike含むE-PMV市場で、PCTは自転車メーカーとして対抗できる数少ないプレイヤーとも言えますが、一方でグループ内でいくらアセットを揃えても、事業体ごとの縦割り意識が強くなると機能しません。正解のない組織論ですが、パナソニックグループもカンパニー制→事業会社制へと移行しており、この辺りが吉と出るか凶と出るかと言ったところかと…。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2023年8月17日木曜日

2023/8/17(木) 通常営業 & 2023/8/18(金) 終日休業 のご連絡

直近の御連絡になりますが、店主出張の為、以下の通りに変更させて頂きます。

2023/8/17 (木):定休日 → 9:00~18:00 営業
2023/8/18 (金):終日休業 

店頭業務(接客&作業)で電話対応できないことが多々ございます。お手数ですが、お時間をずらして再度お電話頂ければ幸いです。同理由でメール返信も遅延気味ですが、予めご了承ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2023年8月16日水曜日

Tern Quick Haul D8 Matte Black BIG APPLE Ver. | ターン クイックホール D8 マットブラック ビッグアップル仕様 E-Bike カーゴバイク 展示販売中

Tern Quick Haul D8 Matte Black BIG APPLE Ver.
ターン クイックホール D8 マットブラック ビッグアップル仕様
カラー:マットブラック
適用身長:150-195 cm
価格:327,800円→完売
Speedlifter Classic - by,schulz
ステム:ハンドル収縮時にセンターがズレない溝付き仕様
トップチューブ裏側:フレームバッグ装着用アイレット装備
タイヤ:転がり抵抗(RR)が小さいSCHWALBE BIG APPLE
ロングリアラック:50kgまで積載可能
サドル:クッションに富んだモデル
BATTERY: Bosch PowerPack 300
リアライト:バッテリー給電・自発光
保護プラグ:組立整備時に抜け防止処理済み
MOTOR:Bosch Active Line Plus
縦向きに駐輪可能なので、マンションのエレベーターや最小スペースで保管可能

チャイルドシート追加して、お子様送迎に

カーゴラックを追加して、ワンちゃんと一緒に


E-カーゴバイクの「Tern Quick Haul D8 | ターン クイックホール D8」を展示販売中です。
先に発売されたアナログバイク「Short Haul D8」を基に、モーターが追加されたE-Bikeと捉えて頂くとイメージしやすいかと。

また、同系のE-Bike「HSD P9」に比べて装備を簡素化することで、価格と重量を抑えたモデルとも言えます。例えば、フロントフォークはリジッド仕様、ハンドルは折畳み式ではなく伸縮式を採用しており、重量はトータルで3kg軽量になってます。

小径20インチホイール&前側から足を通せられるステップスルーフレームの組み合わせにより、抜群の跨ぎやすさを誇ります。また、ハンドルとサドル高さがワンタッチで調整可能で、 身長150-195cmのライダーに幅広く対応可能ゆえ、家族/パートナー/職場で共用するのも容易です。

前後ライトは、標準装備でメインバッテリーから給電されるので管理がラクチンです。フルフェンダー装備ながら、縦向きに駐輪&転がせるので、マンションのエレベーターへの積載、自宅/職場で室内保管する際も最小スペースに抑えることが可能です。フットプリントは、大人一人が立った面積と同等です。

勿論、カーゴバイクなので、大量の荷物を搬送することも可能。YEPP等のチャイルドシート追加して、子乗せ自転車で保育園/幼稚園/買い物用途にも使えますし、ワンちゃんとお散歩に行ったりアイデア次第で幅広い用途にご活用頂ける一台です。

Tern Quick Haul D8 Matte Black BIG APPLE Ver.(詳細SPEC→公式WEBサイト
ターン クイックホール D8 マットブラック ビッグアップル仕様
ホイールサイズ:20インチ(ETRTO 406)
スピード:1 x 8
適用身長:150-195 cm
航続距離:54-105 km(300 Wh)
重量:22.8kg(カタログ値)
カラー:Matte Black/マットブラック
価格:327,800円→完売

その他、当店の完成車&ホイールの在庫リストは、コチラをご覧ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。