2023年7月21日金曜日

シマノ Di2 11速 リアディレイラー RD-R9150/R8050 ステイケーブル/Stay Cable 流用方法 E-Tube エレクトリックワイヤー固定

Di2 11s リアディレイラーRD-R8050 Stay Cable 装着例

Di2・12速用リアディレイラーに付属し、E-Tube/エレクトリックワイヤーを固定する「Stay Cable/ステイケーブル」。それを先代11速「RD-R9150/R8050」へ流用する方法をご案内します。

正直、従来通りインシュロック(=結束バンド/タイラップ)や熱収縮チューブでエレクトリックワイヤーを固定しても支障は無く、Stay Cableの利点は飛行機輪行等でRDを外す際に億劫にならないぐらいかと。

Stay Cable/ステイケーブル
B-AXLE 2 比較
左:11s用RD-R8050/右:12s用RD-R9250
外寸は同じ模様
RD-R8050 B-AXLE 2 重量
RD-R9250 B-AXLE 2 重量
Before:標準状態

結論から言うと、「Stay Cable」を11s世代のRD-R9150/R8050に取付けるには、ダイレクトマウントハンガーとRDを固定する「B-AXLE 2」も12s世代へ併せて交換する必要があります。11s世代のB-AXLE 2は、先端が中実で穴が無く、Stay Cableを挿入出来ないからです。

余談を挟むと、この「B-AXLE 2」はパーツリストによって「ブラケット軸2(直付け用)/B軸2/Bジク2」と異なる名称が付られてます。

RD-R9250とR8150のB-AXLE 2で、両者素材はアルミで同じですが、アルマイト色の違いなのかパーツナンバーが異なります。価格が同じゆえ、どうせならDura-AceだろとRD-R9250用を取寄せましたが、外寸はRD-R8050と同じです。

機械加工の知識がある方なら、11s用のB-AXLE 2に旋盤でセンター穴を追加工すれば簡単じゃないの?と思われるかもしれません。実は、Stay Cableの差込み先端には「返し」が付いており、穴内部にはそれを引っかける「止め輪溝」が必要です。それらを処理する時間を考えたら、ボルトを購入したほうが経済的なのです。

※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。