2017年12月10日日曜日

RAIZIN Slalom Bike / ライジン クロモリ スラバイ 旧い26"MTBを1×11sでクロスバイク風に あの美しい愛をもう一度

After
クロスバイク風 MTB
フレームサイズが小さめなので、FAT BIKEにみえますが、普通の26"MTBです




太めで軽い26"タイヤなら
VANS/CULT TIRE 26"x2.3"がおススメ








Fabric Scoop Radius Sport


Before
スラロームバイク/4X仕様

IRC ピラニア
三谷さんが懐かしい


XTショートケージ

8s Dura-ace クロスレシオ スプロケ


ここ一年、サスペンションフォークや油圧ディスクブレーキを主体にMTBメンテナンスのご依頼を多くいただいております。マーケットが29"や27.5"へシフトした昨今ですが、当店に入庫されるのはちょっと懐かしめな26"バイクばかりです(笑)。

さて、店主、今夏の都内展示会はママチャリで周ることが多かったのですが、徐々に走行距離が伸びて終盤は100km/日ほどに。さすがに尻の皮が剥けるので、もうちょっと走るバイクにスイッチしようと、重い腰を上げて20年ほど前のMTBをクロスバイク風にリフォームすることに。Turner After Burner DH編に続く「1×11s化」カスタムです。

1.フレーム
元は、スラロームやハードテールDH用。リア三角は、タンデム用チューブを使い頑丈な仕上がり。チェーンステーブリッジを廃し、当時のDHタイヤ「IRC MISSILE」を入れても余裕のクリアランス。最近はもっぱら「低いシート/短いクランク/高ケイデンス」を生かして、股関節の可動域を拡げる矯正リハビリマシンに。上記想定ゆえ、ボトルケージ台座が無く、ゆくゆくはフレームバッグを追加しようかなと。

2.フォーク
気付けば15年以上前のモデル「JUDY SL MY2002」。ノーメンテで久しぶりに触ったら、コンプレッション/リバウンド共に殆ど動かず。手間を考えたら、差替えもよぎりましたが、現代だとVブレーキ/OSコラム仕様のFサスは、エントリーモデルのごく一部しか残っていません。面倒臭いな~と、柔らかめのフォークオイルに交換したら無事復旧。カラクリでのセッティング範囲は限られていたり、ロックアウトも無いのですが、構造がシンプルなのが功を奏したのかなと。SURLY TROLL FORKでフルリジッド化されるのもおススメです。

3.クランク
XTの旧々々…型M737→旧型M782へ。当初、交換するつもりはなかったのですが、94BCD/5アームだとナローワイドで40T前後の歯数がなく、手持ちの型落ち品へ換装。ノウハウを少し披露すると、ナローワイド前提でクランクを新調されるなら、M7000系SLXがおススメです。まず、リング無しのクランク単体で入手できムダがありません。そして、チェーンラインをミドル側へ調整しやすいのが理由です。大きめリング&短いチェーンステーだと、ロー側ラインがどうしても苦しくなるからです。

4.タイヤ
耐パンク/マイルを考えると、シュワルベ・マラソン一択ですが、もうちょっとヤンチャでいたいと、太めで軽めなモデルを選択。このテイストなら、グラフィック含めて「VANS/CULT TIRE 26"x2.3"」がおススメです。 

5.サドル
防水で街乗りにもピッタリの「Fabric Scoop Radius Sport」をチョイス。個人的には、「フィジーク アリアンテ ガンマ」と並ぶ相性の良いサドルです。正直、私の尻なら、これら2つがあれば、他は要らないと思うほど。

6.グリップ
今回は交換しませんでしたが、紫外線に強い「Fabric SILICON LOCK-ON GRIPS」やオシャレな「PDW Speed Metal Grips」、長距離を走るなら「ERGON」がおススメです。

まあ、こんな風にいくら足掻いても、ホイールサイズが大きくなった最新バイクには敵わないのも事実。ちゃんと山やダートで走りたいライダーなら、スパッと2018モデルを導入されるのが経済的ですし、楽しめます。

そして、価格やメンテナンス性を考えると、15万円前後のアルミHTが現実的かと思います。「BOOST 110/148」「27.5”プラス/29”」「前後スルーアクスル」を装備した、店主がおススメする2018モデルは下記の通りです。

JAMIS KOMODO 27.5+ SPORT
Price¥128,000(税抜)

Kona HONZO AL
Price¥147,000(税抜)

Kona BIG HONZO
Price¥178,000(税抜)

kona PROCESS 153 AL/DL 29
Price¥388,000(税抜)
番外1:コスパに定評のあるフルサスAMバイクですが、従来は一手間必要でした。
2018モデルは、リンクがクリーンな造形に刷新されて好印象

Kona DR DEW
Price¥114,000(税抜)
番外2:前後フルフェンダー、油圧ディスクブレーキ、1*11ドライブトレーン装備で
恰好良いコミュータバイクの理想形

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。