2011年10月10日月曜日

普通のことをちゃんとやる

最近では、ご存知の方も増えて来ましたが、その自転車がしっかり整備された否かを
簡単に見分けられるのが、ワイヤ長さなのです。

長すぎるワイヤの例。

車種は違いますが、当店で仕上げた同グレードの自転車。

最近では、コスト削減で整備時間を短縮する為、メーカーから箱で入荷して、そのまま組立てしまう小売店さんも有るようです。その差は、気づかない程小さなモノかもしれませんし、経営面、ビジネスとして、正しいのかもしれません。

確かに細かい調整は、手間が掛かるので、販売価格面では不利になるのは否めません。
感覚的に盆栽に近いのかもしれないし、整備士の自己満足に過ぎないのかもしれません。

でも、最適なワイヤ長さに仕上げたバイクの見た目は、勿論キレイですし、ワイヤの引きもスムースになります。同じモデルの自転車でも、一手間かけることで異なるフィーリングになるのです。

当店は、決して大きい店じゃありませんし、高級バイクが並ぶようなショップでもありません。でも、普通のことをちゃんとやって、信頼される自転車屋になりたいと思っています。