「Giant ADVANCED SL」のメンテナンスをご用命頂きました。オーナー様は、吊るしの状態でお乗りなっていますが、不満点がなく完成度が高いバイクです。
Giantに限らず、今どきの大手メーカー完成車でアルテグラ以上が搭載されたモデルだと、ホイールも良いものが付いてくるし、全体的にスキがなくて、後でアッデートしようという気持ちが沸かないですね。展示会でパーツメーカーさんとも話しましたけど、アフターマーケット泣かせの時代です(笑)。
昔、クルマならオートバックス等でドリンクホルダーや芳香剤、車高調にエアロとか需要があったし、パソコンもDOS/V自作時代は、CPU等パーツ交換がメジャーでした。どの業界でも市場と製品の成熟化が進むと最初のパッケージで十分になるんでしょうね。自転車業界でいうと、E-BIKEが最たるものかと。
閑話休題。今回はメンテに併せて、クランクを「FC-R9100-P パワーメーター」へ換装。ベースコンポーネントは、一世代前の6800系アルテグラDi2でしたが問題なく動作。
チェーンリング配置が外側になったR9100以降のクランク装着時は、FDも併せて交換するのがメーカー推奨です。ただ、オフセット値は極小ですし、FD台座&ケーブルルーティングがシマノ基準のセンター値狙いで設計されているフレームなら、交換無しでOKです。
前述通りスキがない現代完成車ですが、クランクとブレーキキャリパを上位モデルに換装されると、効果を実感されやすいかと。今回、オーナー様も早速ロングライドに出かけられて、その差を体感頂けた模様です。
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