Industry Nine/インダストリーナインは、米ノースカロライナ州に構えたブランドで、ベアリングとリム以外はアルマイト含め自社生産。工場内を映した動画を見ると、自転車パーツメーカーでは珍しいFANUC製ワイヤ放電加工機他が導入されているのが窺えます。同様にインハウスで手掛けるブランドは、英HOPEが頭に浮かびます。
Industry Nineのハブと聞くと、超絶690ノッチのHYDRA/ハイドラが筆頭に挙げられますが、ロード用の「Torch/トーチ」は、重量と駆動ロスを重視した60ノッチ。多ノッチは掛かりが早い反面、空走ロスとトレードオフゆえ、そのバランスを取ったモデルになります。ちなみにフルサスペンションバイクにおける、ノッチ数とキックバックの関係は、DT SWISS サイトでまとめられています。
余談をすると、この空走ロス・セロを追求したものの、上梓が見送られたのがシマノ「SCYLENCE/サイレンス」でした。個人的には、諦めず研究開発を継続して欲しいと思っていますが、外野からあーだこーだと言うと堺方面から艦砲射撃を受けることになりますので、閑話休題。
今回は、前述のIndustry Nine Torchをハブに。リムは、英「Parcours Velo Strade」をオーナー様から支給。Huntと並ぶ直販系・完組ホイールブランドみたいですね。通勤含め日常的にお使いになられるので、「前後28H/#14スポーク/前後2クロス/フロント逆イタリアン/リアJIS組」でオーソドックスにビルドしました。
そしてタイヤは、内圧保持を重視してレディじゃないチューブレス「IRC FORMULA PRO TUBELESS RBCC 28C」をセレクト。シーラントを注入してビードを上げました。