2017年3月7日火曜日

シマノ ケーブルピッチ異なる 10段STレバー で11段RDを動かすの巻



ユーザー様ご自身でリアドライブトレーンの部品換装したら、上手く変速できないということで調整を承りました。原点位置とワイヤ張り不良かと思いきや、下記のような「6700系10sアルテグラベース」+「RD周り6800系11s」なヘンテコ組合せ。

STレバー: ST-6700 10s
RD: RD-6800-GS 11s
スプロケット: CS-6800 11-32T 11s
チェーン: CN-HG601 11s

軽いギア比がご希望なら、旧ケーブルピッチ10s環境のまま「RD-5701-GS + CS-HG500 11-32T」のような変更なら問題なかったのですが、こうなったら10段STレバーで11段RDを動かすしかありません。

そうは言っても、昔のサンツアー・コマンドシフターみたいにインデクスプランジャーの穴を追加して、段数を増やすことはできないので、STレバー(=デュアルコントロールレバー)のゲートは10sのまま。ただ、ケーブルピッチが違うので、簡単にはいきません。

結果、ST-7400時代のRD奥/手前引きの要領で上手くシンクロできました。まあ、RD-6800はSSとGSで設計が違いますし、他環境で同じ手が使えるかは不明です。勿論、メーカー保証は受けられなくなるので、その辺りは自己責任ということで。

スラント角が合うかは未検証ですが、上記策に加えて「Gevenalle HOUP」を追加すれば、RDセッティングは容易になりそうです。規格違いのパーツで組上げたい方はご参考まで。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。