Pioneer パイオニア SGX-CA600 GPS サイクルコンピュータ |
米国開催のinterbike 2018でWAHOO業務提携と併せて発表された「Pioneer/パイオニア SGX-CA600 GPS サイクルコンピュータ」。 従来モデルに不満があった同社パワーメーターユーザーは勿論、地図表示+ナビ機能が欲しい方も関心が高いモデルでないでしょうか?。
ちなみに、2019/1/16時点でWAHOOヘッドユニットでPIONEERのベクトル表示に対応しているのは、ELEMNTのみなのでご注意ください。BOLTは、WAHOOでソフト開発に時間を要しているとのこと。
閑話休題。そんな期待のヘッドユニット「パイオニア SGX-CA600」、装備される機能が多岐に渡ることもあって、公式WEBサイトや店舗向け資料を読んでも地図&ナビゲーションに関する情報が乏しかったので、その辺りを販売店向け説明会前にパイオニアさんに質問したら、理路整然と明確な回答を頂いています。
1.OSM/オープンストリートマップ データは、日本国内全域がサイコン内に収納可能。本体のユーザー領域が約2GBで、日本マップは約1GB程度になる。
2.海外の主要な地域で使う場合、OSMデータはCA600本体でWi-Fi機能を用いてパイオニア社サーバーから無償でダウンロード可能。ただし、パイオニア製品が展開されない地域のマップは用意されない。マップサイズが大きい場合は日本マップを一旦削除する必要がある場合があるが、日本マップは再度DL可能。
3.地図内の名称表示。交差点名称は表示無し。道路名称/駅名/主要施設等は表示ありで、スケールごとに表示できる情報が異なる。50mスケールでは、表示可能な情報はすべて表示するが、100→200→500mと情報を減らして表示される。道路名称以外は、ノースアップ時のみ表示可能。道路名称のみヘディングアップ時も表示可能。
4.CA600本体にオートリルートおよびルート検索機能は、無し。スマートフォンまたはPCのサービス・アプリ等を用いて作成したコースファイルをCA600に転送して、右左折やキューポイントの案内を行うナビゲーション。但し、コースアウト/コース復帰時のアラート機能あり。ナビゲーション利用中、スマートフォンとの常時接続は不要。
5.ボタンの数/配置は、Wahoo Fitness社のサイコンに似ているが、操作系は別物。側面配置の3つのボタンは、CA500と同等で常時ロギング&メニュー操作。天面の3つのボタンは、メニュー画面ではカーソルの移動や決定機能、ダイアログ表示の三択。メーター画面では拡大表示や設定画面への遷移等に用いる。
※各仕様は、最終製品やファームウェアアップデートで変更になる可能性があります。
先日、伺ったパイオニア社で行われた展示会で把握した追加情報は…。
1.ヘッドユニットSGX-CA600は、WAHOOとボタン配置が似ているが、ハード&ソフト共にパイオニアの完全独自開発。自社のペダリングモニター用としては勿論、サイコンとしてヘッドユニット単体でも競争力を持つ商品を目指したとのこと。
2.スマホアプリでセンサー本体のキャリブレーションやヘッドユニットのページ構成等が変更可能に。但し、センサー本体をANT+のみの旧型をお使いの場合は、キャリブレーションは従来通りとなりますのでご注意を。
3.ルート検索機能は、標準アプリ「Cyclo-Sphere Control App」には無いので、「Ride with GPS」や「Strava」データを転送して活用。FIT/TCXファイルに対応。
4.ベースマップは、OSMをアレンジ。これにより、生OSMにありがちな道路名の日本語と英語の混在表示等を回避して、見やすくしているとのこと。名称が逆さ表示される点は、順次改良予定。パイオニアは、自社でMapfan/インクリメント・ピーという地図会社を持っているのですが、要求される情報量が異なるということでOSMを採用することに。
5.インドアトレーニングの機能が大幅強化。FE-C対応でヘッドユニットとスマートトレーナを直結して実際の走行データ他をシミュレーションできます。ヒルクライムレースに参加されている方には、非常に便利かと。
6.「インテンシティ」表示がグラフィカルで直感的に。パワーメーターを使って効率的なトレーニングをする場合、限界のパワー≒FTPを基準に、負荷レベルを%設定するのが一般的です。ただ、最大酸素摂取量(VO2 max)、乳酸性作業閾値(LT値)などの測定は、諸々シンドイのが実情。パイオニアの場合、「シクロスフィア」に蓄積した過去データから、走行状況に合わせた限界パワーに対するインテンシティを自動表示。CA500でもあった機能ですが、直感的に使いやすくなっています。トレーニング強度は勿論、ヒルクライムでのペース配分やライブパートナーと併用して伴走者の余力を見るのにも最適です。
7.店主的には、走行中に「コースプロファイル」が表示できるのが便利かと。この先、どれくらいの標高を上るのか把握でき、ひとりツールドフランスごっこしながら、初見のコースで絶望感を味わえます。
正直、機能盛り沢山で説明しきれないので、下記のオフィシャル動画をご覧頂くのが分かりやすいかと。あとは、公式WEBサイト&らくライドをご覧ください。
こんな感じで「SGX-CA600」のザックリしたイメージは、ユーザーが多い「GARMIN EDGE 520J+OSM/オープンストリートマップ」にナビ機能がアドオンした感じのちょうど良い塩梅な仕上がりだと思います。
Pioneer パイオニア SGX-CA600 GPS サイクルコンピュータ
価格:39744円→初回入荷分、完売しました。
お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。
1.OSM/オープンストリートマップ データは、日本国内全域がサイコン内に収納可能。本体のユーザー領域が約2GBで、日本マップは約1GB程度になる。
2.海外の主要な地域で使う場合、OSMデータはCA600本体でWi-Fi機能を用いてパイオニア社サーバーから無償でダウンロード可能。ただし、パイオニア製品が展開されない地域のマップは用意されない。マップサイズが大きい場合は日本マップを一旦削除する必要がある場合があるが、日本マップは再度DL可能。
3.地図内の名称表示。交差点名称は表示無し。道路名称/駅名/主要施設等は表示ありで、スケールごとに表示できる情報が異なる。50mスケールでは、表示可能な情報はすべて表示するが、100→200→500mと情報を減らして表示される。道路名称以外は、ノースアップ時のみ表示可能。道路名称のみヘディングアップ時も表示可能。
4.CA600本体にオートリルートおよびルート検索機能は、無し。スマートフォンまたはPCのサービス・アプリ等を用いて作成したコースファイルをCA600に転送して、右左折やキューポイントの案内を行うナビゲーション。但し、コースアウト/コース復帰時のアラート機能あり。ナビゲーション利用中、スマートフォンとの常時接続は不要。
5.ボタンの数/配置は、Wahoo Fitness社のサイコンに似ているが、操作系は別物。側面配置の3つのボタンは、CA500と同等で常時ロギング&メニュー操作。天面の3つのボタンは、メニュー画面ではカーソルの移動や決定機能、ダイアログ表示の三択。メーター画面では拡大表示や設定画面への遷移等に用いる。
※各仕様は、最終製品やファームウェアアップデートで変更になる可能性があります。
1.ヘッドユニットSGX-CA600は、WAHOOとボタン配置が似ているが、ハード&ソフト共にパイオニアの完全独自開発。自社のペダリングモニター用としては勿論、サイコンとしてヘッドユニット単体でも競争力を持つ商品を目指したとのこと。
2.スマホアプリでセンサー本体のキャリブレーションやヘッドユニットのページ構成等が変更可能に。但し、センサー本体をANT+のみの旧型をお使いの場合は、キャリブレーションは従来通りとなりますのでご注意を。
3.ルート検索機能は、標準アプリ「Cyclo-Sphere Control App」には無いので、「Ride with GPS」や「Strava」データを転送して活用。FIT/TCXファイルに対応。
4.ベースマップは、OSMをアレンジ。これにより、生OSMにありがちな道路名の日本語と英語の混在表示等を回避して、見やすくしているとのこと。名称が逆さ表示される点は、順次改良予定。パイオニアは、自社でMapfan/インクリメント・ピーという地図会社を持っているのですが、要求される情報量が異なるということでOSMを採用することに。
5.インドアトレーニングの機能が大幅強化。FE-C対応でヘッドユニットとスマートトレーナを直結して実際の走行データ他をシミュレーションできます。ヒルクライムレースに参加されている方には、非常に便利かと。
6.「インテンシティ」表示がグラフィカルで直感的に。パワーメーターを使って効率的なトレーニングをする場合、限界のパワー≒FTPを基準に、負荷レベルを%設定するのが一般的です。ただ、最大酸素摂取量(VO2 max)、乳酸性作業閾値(LT値)などの測定は、諸々シンドイのが実情。パイオニアの場合、「シクロスフィア」に蓄積した過去データから、走行状況に合わせた限界パワーに対するインテンシティを自動表示。CA500でもあった機能ですが、直感的に使いやすくなっています。トレーニング強度は勿論、ヒルクライムでのペース配分やライブパートナーと併用して伴走者の余力を見るのにも最適です。
7.店主的には、走行中に「コースプロファイル」が表示できるのが便利かと。この先、どれくらいの標高を上るのか把握でき、ひとりツールドフランスごっこしながら、初見のコースで絶望感を味わえます。
キューシート&コースプロファイル表示画面例 |
こんな感じで「SGX-CA600」のザックリしたイメージは、ユーザーが多い「GARMIN EDGE 520J+OSM/オープンストリートマップ」にナビ機能がアドオンした感じのちょうど良い塩梅な仕上がりだと思います。
Pioneer パイオニア SGX-CA600 GPS サイクルコンピュータ
価格:39744円→初回入荷分、完売しました。
お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。