2023年11月4日土曜日

Campagnolo/Fulcrum | カンパニョーロ/フルクラム BORA WTO フリーボディ分解 ベアリング交換

走行中に、BBもしくはリアホイールから異音が出ている模様とのことで、ロードバイクのメンテナンスを承りました。オーナーさんからお聞きすると、ペダルを踏まない惰性時も音が出るとのことだったので、発生源はリアホイールが濃厚に。

車体の入庫時、スプロケットをゆするとガタがあったので下記が怪しい処です。
  1. カセットスプロケットのロックリング緩み
  2. ハブ主軸のロックナット緩み
  3. ベアリング破損
今回の原因は、3でした。幸い、ハブ本体のカップ&コーンに問題はなく、フリーボディのベアリングが破損してました。構造的には、分解して市販ベアリングに入れ替えて復旧することも可能です。例えば、両シール形にして防塵性を高めたり、内側シールを外して純正同様の構成にすると言ったところ。

ただ、使い込まれてたフリーボディは、スプラインがスプロケットに喰われてたり、ラチェット(=クラッチ)スプリングがヘタっていることが大半。趣味作業ならともかく、工数を考慮するとアッシー交換が現実的です。

また、RS-113等スチールボディならまだしも、R0-113等アルミボディは変形しやすく、ベアリングで真円性を保っている面もあるので、単体交換は積極的にはお勧めしてません。

※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。