2023年11月6日月曜日

amazon導入 MUBEA E-CARGO BIKE / リヤカー付き電動アシスト自転車 比較しながら 国内PMVの将来を占う

欧州向けにアマゾンが導入するE-CARGO BIKE
独 MUBEA製 U-MOBILITY CARGO
日本経済新聞より
日本向けにアマゾンが導入するリヤカー付き電動アシスト自転車
シゲオー製 タイムランナー・エコ & ランドポーター
日本経済新聞より
BUSINESS INSIDERより

amazonは、提携するRivian/リビアンと共同開発したElectric Delivery Van/EDVを北米エリアで導入済みで、ドイツでも展開が始まってます。更に、欧州の主要都市では自動車の流入制限が敷かれることで、ラストワンマイル用途にE-カーゴバイクの需要が高まっており、同社はMUBEA製 U-MOBILITY CARGOも並行して展開を進める模様です。

一方、日本国内は依然として「軽バン」が主力ですが、シゲオー製タイムランナー・エコ & ランドポーターを補助的に導入する模様。ちなみにベース車体は、パナソニックサイクルテック製の商用電動アシスト自転車です。

サービスを展開するリージョンによって、法律/道路事情/治安等が異なるのは当然で、日本は、現実的な落としどころとして「電動アシスト自転車+リアカー」になったのかと。シゲオーさんの実を取るBtoBビジネスの成果には頭が上がらない一方、上記2モデルを比較するとスマートさに大きな隔たりも感じてしまいます。

操舵側二輪は、一般的な自転車とハンドリング特性が大きく変わりますが、積載量に対するホイールベースや旋回性を考慮すると、一体型スタイルの方が理にかなっているように思えます。

参考サイト
Cinelli bullitt vigorelli limited edition


EU圏の主要都市において、Omnium Cargo等のカーゴバイクやE-CARGO BIKEは、珍しくないモビリティになっており、台北ショー台中バイクウィークでも目新しくない存在です。

トラックバイクの雄、「Cinelli/チネリ」もアナログバイクながらロングジョン・BULLITTの製造元、Larry vs HarryとWネームで「bullitt vigorelli limited edition」とカーゴバイクに参入する時代に。

来たるべき自動運転&パーソナルモビリティー(PMV)時代を見据えると、日本市場のみだとスケールせず、国内の自転車大手三社は単独での車体&サービス開発は困難と店主は考えていて、結局PMVはクルマ及びモーターサイクル企業体が牽引して行く流れになるかと。

ヤマハ:トヨタ傘下かつGIANT提携済

パナソニックサイクルテック(PCT)さんの経営陣は、以前から自動運転時代を意識しているのが伺えましたが、スズキと共同開発に合意したことを2023年10月に発表。ちなみに、フワッとしたイメージで国内二輪メーカーのPMV取組みを鑑みると、両社提携は消去法的と言えながら順当とも。残るBSCは、重荷を抱えていることもあり厳しい立ち位置です。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。