Formosa C3825 Disc × Formula Hub 手組ホイール |
リムオフセット:前後で逆に設定 |
Formosa C3825 Disc 重量 |
完成車 標準ホイール JALCO (MADDUX) RD 2.0 重量 |
- Formosa C3825:ハイト38mm、重量406g/本
- 完成車ホイール :ハイト24mm、重量512g/本
Formosa C3825 Disc × Formula Hub 手組ホイール |
リムオフセット:前後で逆に設定 |
Formosa C3825 Disc 重量 |
完成車 標準ホイール JALCO (MADDUX) RD 2.0 重量 |
GARMIN Edge 1040 Solar 本体のみ(ソーラー充電対応) 109800円→完売 |
GARMIN Edge 1040 セット(ソーラー充電非対応) 99800円→完売 |
スペック比較 |
引越開始前:室内採寸 |
レイアウト検討図:向きがバラバラの文字はご愛敬 |
旧店舗:搬出準備 |
新店舗:何とか収めました |
Time ALPE D'HUEZ 21 × Campagnolo Chorus × BORA WTO 33 |
CAMPY メカニカル FD:ワイヤ角度によってボルト位置を前後切替 |
高い完成度を誇るフォールディング・e-Bike、「Tern Vektron S10 / ターン ヴェクトロン S10」。e-Bikeの心臓部ともいえるモータ制御ユニットは「Bosch」製。自動車部品で培ったテクノロジーを生かして、ヨーロッパでマーケットリーダーの地位を確立しています。
店主は、E-BIKE黎明期から国内外の展示会等で各社のバイクを乗り比べてきました。その経験を経てE-Bikeに乗るなら、モータアシストの「パンチ力」を体感できるモデルをお勧めしたいと思ってます。
日本国内の型式認定枠に収められたE-BIKEの中でも、「ボッシュ/Bosch」製モータを搭載したモデルは総じて、漕ぎだしや加速時のアシスト感が強い(=高いパンチ力がある)印象を店主は持っています。
産業用ACサーボモータは、短時間なら定格3倍の電流が流せることが知られていますが、E-BIKEに搭載されるDCブラシレスモータも同様に瞬間的な出力を上げることができます。市場のE-BIKEは、定格出力250Wのモータを搭載していますが、この許容電流や制御仕様が異なるので、モデルによって乗り味は大きく変わります。
また、日本国内のルールでは、24km/hまで段階的に出力は抑えられますが、人力100%+モーターアシスト200%=最大合計300%のパワーが出ます。公表されていませんが、殆どのメーカーは、量産バラツキを考慮して上限200%を超えないようマージンを取って低めな「アシスト比」を設定しています。
それに対して「Tern Vektron S10」搭載のボッシュ・エンジンは、上限ギリギリを狙ってチューニングされています。これが最初に述べた「パンチ力」に反映されている訳です。その一方、高い分解能によるきめ細かいモータ制御で、リニアでスムーズなモータアシストも実現しています。
折りたたみ機構も採用し、コンパクトな収納も可能です。バッシュガードが付いていて目立ちませんが、チェーンリングは、ナローワイドを採用してチェーン外れを防止してます。
アルテグラ R8000 11s ドライブトレーン × FC-R8100 12s クランク |
依然として供給が滞っていますが、2021年夏に発表されたシマノ新型・12sグループセット、「R9200系 DURA-ACE & R8100系 ULTEGRA」。
リムブレーキ用コンポも上梓されたのは意外でしたが、OLD142mmに最適化が進み、外側へ左右1mmずつオフセットされたクランクセット(Qファクター148mm/チェーンライン44.5mm)は、果たしてOLD130mmとの組み合わせでストレス無く使えるのかしら?と不安を覚えたのです。
併せて、下記のようなユースケースを想定して、シマノ11sドライブトレーン環境に12sクランクを組合せを試してみることに。
今回はチェーンライン的に厳しい、OLD130mmのリムブレーキ&リアセンター短めなフレームで、ワイヤ引き11sコンポと支障なく組合わせられるのか試してみました。
サンプルは、過去のポストで紹介したこともある15年落ち間近な旧車「SPECIALIZED S-WORKS TARMC SL2(MY2008)」。この車体をベースに、クランクをR9100(11s用)→中華モデル→R8100(12s用)と変更しました。
シマノ アルテグラ FC-R8100 クランクセット |
中空チェーンリングのプレスラインは、R9100設計を踏襲か |
FC-R8100 背面 |
スピンドル開口側:封止あり |
アクスル素材:従来同様のスチール製 |
R9100世代のFDは、このワイヤガイドが鬼門。ワイヤ角度によっては、 アウター→インナー変速時にC端面に引っかかるので、追加工orライナーetcで処理が必要 |
交換前のクランク |
インナーリングとチェーンステー隙間からチェーンラインが外気味なのが伺えます |
結果から言うと、OLD130mm環境下でも「R8000 11s ドライブトレーン × FC-R8100 12s クランクセット」の組合せは、問題なく動作しました。チェーンリング横方向の剛性が増したのか、変速性も好印象。アウター×ローでバック踏みしても、チェーンは外れにくいです。
FDセッティングは、幾分シビアになった感はありますが、サードパーティ製クランクセットのようなエキセントリックな調整は不要。Di2だと個別に位置決め可能ゆえ、なおさらFD調整は容易かと。
FC-R9100 | 中華モデル | FC-R8100 | |
チェーンライン(R9100対比) | 0mm | +2~3mm | +1mm |
アウター×ローバック踏み | ○ | × | ○ |
余談ですが、GROWTACさんが国内代理店になった低価格パワメ付きクランク「Magene P325 CS」もやや外側のチェーンラインらしく、OLD130mm環境下だとアウター×ローバック踏みするとチェーン落ちするケースがあります。7900世代頃までだと、外れて当たり前だった事象ですが。
気のせいかもしれませんが、FC-R8100はサンプルや初期ロットの色が薄くて、どことなく安っぽい印象でしたが、入荷品はアルマイト色調が濃くなった感でR8000コンポと組合せても違和感がありません。
さて、新型のR9200&R8100のシマノ発表当時に遡りますが、トピックスとしてFD変速時間の大幅な短縮が謡われました。メーカーが言う、FD機構の抜本見直しが寄与しているのは然は然り乍ら。
ただ、Di2ならインナー×トップ2枚はソフト的に回避されるので、クランクもそれに合わせた専用設計で、チェーンタッチを気にせずアウターリング裏のスパイクピンやら凸形状を高く出来たのが、貢献しているんじゃない?と店主は疑ったのです。
それだと、ワイヤ式コンポとミックスするのは難しいと思っていましたが、後にアルテグラ・R8100は、Di2だけどインナー×トップが入る(おそらくRDケージが長い)との情報を聞いて、それならワイヤ式のコンポでも使えると踏んだ次第。サードパーティ製のクランクセットやチェーンリングの多くが、シマノ12/11sコンパチを謳っているものが大半ですし。
一方、シマノ・スポンサードを受ける欧プロチームでも、12sクランクの供給が追い付かないことから、ティア1やエース選手以外は、R9200の12s環境に旧型11sクランクを組合せてレース参戦しているようで、それが原因でトラブルが出ているとの噂も耳にします。本件とは逆の組合せですが。
取り付けたアルテグラ・FC-R8100クランク単体の印象は…。
今回試してませんが、同じ11s条件下でも下記の懸念点が挙げられます。ゆえに賢い大人は、丸っとコンポを入れ替えるか、新型の完成車購入をお勧めします。
お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。
平素は格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。当店は事業再構築のため、2022/5/1から当面の間、休業させていただきます。営業再開に関しては、追ってお知らせいたします。
お客様にはご迷惑をお掛け致しますが、今後とも引き続きご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。
お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。