Formosa C3825 Disc × Formula Hub 手組ホイール |
リムオフセット:前後で逆に設定 |
Formosa C3825 Disc 重量 |
完成車 標準ホイール JALCO (MADDUX) RD 2.0 重量 |
ロード用ホイールは、性能とコスパを考えた場合、各要素を専用設計された完組モデルをお勧めしているのは以前から変わりません。ただ、長期ツーリング/体重がある方/趣味性を重視したい方には、手組という選択肢があります。
今回は、Formosaのカーボンリム用いて、手組ホイールをビルド。2022年初頭のモデルチェンジに伴い型番が外幅→内幅に変更になったので、現行だとC3818に該当します。内幅18㎜でロード用リムとしては、新ETRTO準拠ですが、急速に進むワイド化によりトレンドはすでに22~25mmに。
当初、ハブはBITEX製のカラードにして、なんちゃってCHRIS KINGにでもしようかと考えましたが、結局はケチってSDGs的に未使用の完成車ホイールをバラシて、リムを入替えてリビルドすることに。
前後ハブは、Formula製。スポークも長さ加工して再利用。「前後28H/#14スポーク/前2クロス逆イタリアン/後3クロスJIS組」で、リアを気持ち耐久性重視で仕上げました。
正直、ホイール特性は、ほぼリムで決まってしまいます。ベアリングがゴリゴリでない限り、ハブの影響度は小さいかと。細かい話をすればリアハブは、フリーボディ同芯度やクラッチ構造の違いで伝達効率や空走ロスに多少の差はありますが。
リム重量を比較すると、ハイトUPながら、ホイール前後で約200gの軽量化になりました(内幅:共に18c)。
- Formosa C3825:ハイト38mm、重量406g/本
- 完成車ホイール :ハイト24mm、重量512g/本
最近のロードバイク用ホイールは、ディスクブレーキ化&内幅ワイド化で重量増が避けられません。アルミリムは顕著ですが、軽量化を意識してリムブレーキ時代よりも薄肉なプロファイルになってます。
一方、ハブ締結部に遊びがないスルーアクスル&ディスクブレーキ化で、踏み込みやブレーキング時にスポーク張力が強く掛かるようになったのか、ニップル周りが薄いリムは、早い段階でクラックが入ってしまいます。
現状のクリンチャー・カーボンリムだと、気を遣わずに使えるモノは400g/本~になるかと。そういう目安って、結局30年前のMAVIC GP4やREFLEXからさほど変わっていないと言えるかもしれません。