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fi'zi:k TEMPO BEAT | フィジーク テンポ ビート fi'zi:k official Instagram から |
2024/7/18に公開&販売開始された新作SPDシューズ「fi'zi:k fizik TEMPO BEAT | フィジーク テンポ ビート」。今まで同社ラインナップに無かった「GIRO REPUBLIC」と被るマーケットへの参入や、従来のロード用シューズデザイン・セオリーと逆を行く、踵部分を盛ったサイドビューに興味を引かれます。
それ以上に驚かされたのが、冒頭の同社Instagramに掲載された画像。これを見たときに、ずいぶん思い切ったプロモーションを仕掛けてきたなと思ったのです。ご存じの方も多いと思いますが、「fi'zi:k」は「Selle Royal Group」傘下ブランド。同グループには、ペダルを手掛ける「crankbrothers」も存在します。
これまでの慣習なら、ペダル・ポートフォリオを持たないCampagnolo EKARに、crankbrothers・ペダルと無難な組み合わせにするかと。そこを敢えて、意図的に圧倒的シェアを誇る「SHIMANO」ロゴを見せることで、ユーザー訴求を狙ったのかと。
この写真を良く眺めると、他ブランドロゴも隠れないような構図を取ってます。コラボ・キャンペーンとは思えないですし、最初はfi'zi:kがスポンサードしている「Team Standert Brandenburg」のチームバイクかとも思いましたが、パーツ構成を見ると違うようです。
- ペダル:SHIMANO
- コンポ:SRAM
- フレーム:Standert
- ホイール:SCOPE
- タイヤ:SCHWALBE
- ボトル:PAS Normal Studios
ディスクブレーキの浸透によって、アメリカ&EUマーケットにおいては、オールロードが主流になっている今日。各ジャンルの垣根が低くなって、ツーリング/ライトグラベル/アーバンのマルチユースをターゲットにしたのが、この「TEMPO BEAT」と言えます。
宣材写真&映像からは、俗に言うチームキットで無く、適材適所にアイテムを選ぶ現実的なライダーを想起させる戦略が透けて見えます。この辺りは、かつてRaphaがローンチしたときのリアル感に通じるものがあり、マーケティングの担い手も多分に意識しているんだろう想像できます。
他撮影に写っているバイクも最新エアロでは無くて、オッサンもとい玄人好み。例えば、今から20年以上前に上市された「Cannondale CAAD6」。2000年代初頭のモデルで、勿論リムブレーキ仕様です。確かフロントフォークがTime製だったような…。
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fi'zi:k TEMPO BEAT カラー展開(カワシマサイクルサプライより) |
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