2017年5月30日火曜日

VANMOOF Electrified X バンムーフ エレクトリフィードX E-BIKE スマートバイク 試乗してきました






ハンドル左側 ブーストボタン



















バンブーマンを彷彿させるフロントラゲッジ










お客様から「VANMOOF/バンムーフ」再上陸の情報をお聞きしたのが、5月GW。現地現物ということで、都内出張の合間に「Electrified X」試乗してきました。

尚、「VANMOOF Electrified X」は、ダイレクト販売方式なので、当店で取扱予定はありません。あくまで、個人的な購入検討とリサーチが目的です。

1.リアハブは、SRAM Automatix 2speed。経験的に、変速タイミングが身体リズムと合わないだよな~と身構えたのですが、電動アシストとの組合わせだと非常に自然な感じで良い仕上がり。変速は電子制御はされていないのですが、モータ制御が絶妙なのかもしれません。ただ、このハブは生産終了のアナウンスが出ているので、故障時が心配です。

2.バッテリーは、フレーム内蔵型で非常にクリーンな外観。現実的に充電を考えると、ユーザーは、戸建てやガレージ付住居にお住まいの方に限定されるかと。

3.アシスト用のモーターは、Boschやシマノが採用している主流のセンターユニット方式ではなく、Bafangライクなフロントハブドライブ方式。250Wモータ&日本基準に従ったアシスト制御なので、EU圏のスポーツE-BIKEのようなパンチ力はありません(ピンプラグ挿せば、リミッターカットできるのかしら…)。今回、アシストモードは最強で試乗したのですが、チャイルドシートを付けて2~3人乗りするならば、アシスト力はもう少し欲しい。その用途なら、制御面含めまだ国内3大メーカーに強みがあるかと。

4.ブーストボタンを押している間は、アシスト力UP。但し、高速ストレートでニトロ(NOS)投入するような効果ではなく、坂道発進や20km/h以下の坂道で使うとトルクが増して楽に走れる仕組み。

5.ブレーキは、旧モデルで多用していたシマノ ローラーブレーキではなく、前後メカニカルディスクだが、制動力は確保。

6.テンションプーリ付のチェーンカバーは、ノイズもなく好印象(旧モデルのチェーンカバーはノイズが酷かった…)。

7.今どきなクルマのようなオートロック装備。アシスト強度やライトは、スマホ専用アプリを用いて設定。

8.タイヤは、VANMOOFで昔から多用されているシュワルベ・ビッグアップル。E-BIKEは、マラソンのほうがベターな気も。

試乗用のサンプル車体ゆえ細かいところに粗はありますが、これまでのVANMOOFでネガティブだったところは、大部分払拭されている感じ。インターフェイス含め、工業製品としてちゃんとしてきた印象を持ちました(エラそうにスミマセン)。

個人的には、フロントに大きな荷台追加して、URSUS JUMBO 80 Double kickstandsに換装して働く自転車にしたら面白いと思います。