2022年9月18日日曜日

壊れかけのHDD/ハードディスク 復旧 MBR→MBR クローン作業

祗園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。自転車や工業製品等の形あるもの・ないもの、世の全ては移り変わり、生まれては死んでいくの繰返しです。

零細もといSDGsな弊社のメインPCは、12年と8年落ちのWinデスクトップ2台体制で、寿命を迎えたHDDを順次交換しながら使い続けています。交換HDDを選ぶ際、昔は三大メーカーのうち価格だけで選んでました。ただ、あまりにも交換サイクルが短かったため、故障率が高いメーカーを避けるようになり、それ以降の寿命は明らかに長くなりました(現在は、当時ほどの有意差は無い模様)。

通常だと、HDDの動作が怪しくなってきたらクローンして入替えているのですが、すったもんだしている時に予兆無しで突然死されると、なかなかシビレる状況に。復旧手順は、「故障したHDDを外して別PCに接続→とりあえず最低限のデータ吸出し→スキャンディスク→新HDDにクローン」となりますが、GPTなら未だしも「MBR→MBR」かつ「不良セクターあり」だと、クローンアプリとの相性も立ちはだかります。

例えば、「Acronis True Image WD Edition」は、操作しているPC形式に縛られMBR→GPTになってしまいます。PCにアプリの出入れを繰り返すと、不要ファイルが残るからイヤだなと悶々としながらも、いくつか試したところ今回は「MiniTool ShadowMaker」でクローニングできたので、同じ環境でお悩みの方はご参考まで。まぁ、今更「MBR/Master Boot Record/マスターブートレコード」のHDD使っているの?な意見もごもっともなのですが…。

さて、店主は前々職で電子部品メーカーに勤務していたこともあり、部品寿命が環境温度に依存するのが身に染みているので、熱がこもり易いコンパクトなPCは避けてきました。

一方、省電力化されたモデルも選べる現代PC。弊社用途なら、NUCライクなミニPCに移行してデータはNAS/クラウドに一元管理したほうが効率的な気も。ただ、一般的な工業製品なら壊れた時が交換時期として踏ん切り付きやすいですが、PCは壊れるとデータ復旧が付きまとうので、環境の再構築や投資タイミングの見極めが難しいところ。問題の先送りとも言い換えられますが。

apple MacBook ユーザーだと、毎年発売される新製品に絶えず乗り換え、リセールバリューが高いうちに下取りに出す、形を変えたリースみたいな運用をされる方もいらっしゃいますが、経年劣化や故障率を考えると合理的かもと頷けます。

※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。