2024年11月9日土曜日

ロードバイク アップライト・ポジション変更で腰痛対策


Before
Before
Before:130mm/-6° ステム

ロードバイクにお乗りのオーナー様から、「とにかく腰が痛い」ということで相談を承りました。実車を拝見すると、大きめなフレームサイズということもあって、ステムは「長さ130mm/ライズ-6度」となかなかのレーシングスタイル。ハンドル角度は、既に「しゃくる」ポジションになっており、ブラケット位置を調整しても効果は限定的な状況でした。

長距離を走ることはないとのことでしたので、ライザーバーやプロムナードバーを導入して、コクピット周りを街乗り方向へガラッと替えるのが効果的ですが、ハンドル/ブレーキレバー/シフター/グリップ/ワイヤが総入替になって、コストが嵩むます。まずは、ドロップハンドルのままで乗車姿勢を起こすことに。

幸いワイヤが長めだったので、コラム・エクステンションでハンドル高さを稼ぐ案が最初に浮かびますが、手前側には殆ど寄りません。今回は、ステムを前上がりモデルへ換装して「高く近い」ポジションを確保することに。長さを極端に短くするとライズが稼げないので、その辺りのバランスを勘案して選定。目論見通り、高さ距離ともに6~7cm寄せることができました。

アップライトなポジションに変更すると、腰や首の負担は減りますが、お尻に掛かる荷重が増えます。不快感がある場合は、サドルを幅広&ソフトなモデルに変更することをお勧めします。

※取付&加工法や使用パーツ等のご質問は、当店ノウハウのため、お応えしかねますことをご了承ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。