| シマノ SPDペダル PD-A525 |
その堅牢な構造と耐久性から高い信頼性を誇る「シマノ・SPD」。1990年に PD‑M737 が上市されて以来、35年以上にわたって基本設計を踏襲しており、初期の構想設計のすばらしさを物語っています。トヨタ・ランドクルーザーの足回りと同様に、長年にわたり使い続けられる“柱”となる基本技術を築けるエンジニアはごくわずかであり、憧れの対象とも言えます。
さて、初代 SPD が発売されてしばらくして登場したのが「PD‑A525」。当時、シマノが SPD ペダル&シューズを街乗りにも普及させようとした先駆けのモデルで、女性やカジュアル層への訴求を狙い、ホワイト×パープルという、どこかドラゴンボールのフリーザを思わせるカラースキームが採用されました。
現行の SPD ペダルは、泥はけ性能や膝への負担を考慮し、すべて遊び(フロート)を持つ仕様のみとなっています。しかし発売当時の「PD‑A525」は、唯一の固定型ゼロ・フロート(fixed cleats / zero float)で、店主を含むごく一部の「遊びは悪」「固定クリート原理主義」ライダーは、そのパンチが利いた配色に文句を言いながらも愛用していた記憶があります。
その後、PD‑A525 は手堅いシルバー仕上げとなり、105 コンポーネントに組み込まれます。さらにシマノは、自社規格である SPD をロード用ラインナップにも拡大し、PD-7410→PD-7700(SPD-R)へと発展させる歴史を歩みました。
2025 年夏、30 年ぶりに SPD クリート「CL‑MT001」が投入され、テコ入れが図られたのも記憶に新しいところ。市場が今後も拡大を続けるなら、グラベルレース向けに「Wolf Tooth DEL Pedals」のような軽量片面 SPD ペダルがラインナップに加わる未来もあるかもしれません。
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