CY2023 Cannondale ロードバイク ポジショニングマップ ※当店が独断と偏見で作成 |
現代のロードバイクですが、エアロ/オールラウンド/エンデュランス/ライトウエイト/オールロード/グラベルと細分化が進み、お客様から結局何を選べば良いの?とご質問頂きます。
CY2023 Cannondale ロードバイク ポジショニングマップ ※当店が独断と偏見で作成 |
GROWTAC EQUAL | グロータック イコール 手組用ディスクブレーキハブ |
「NOVATEC・ABG」や「Bitex・Anti-Bite Systems」同様 噛みつき防止プレート装備 |
フリーボディ:SRAM・XD & CAMPY も対応 |
3D-CAD 断面図(グロータックWEBサイトから) |
店主、将棋は全く分からないのですが、「第72期王将戦」。藤井王将vs羽生九段の対局は、2勝2敗のタイとなり盛り上がりをみせておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて、「GROWTAC/グロータック」さんが、「EQUAL/イコール」ブランドで2023年春に発売を予定している「手組用ディスクブレーキハブ」。最初、WEBでサンプルを拝見したときは、お馴染み「NOVATEC」や「Bitex」標準品をカラーオーダーにしたものと思って、正直惹かれませんでした。
そんな新製品に俄然興味が湧いたキッカケは、なんと自社開発らしく、同社サイトに掲載されたハブ断面図にあった「ベアリング予圧システム」の文言。図を見る限り主軸キャップのねじ込みはドン突きなので、ウェーブワッシャーで内輪に予圧を掛ける構造なのかしら?と同社に確認したところ、その通りとのこと。本構造のメリットは3つが挙げられます。
MAVIC QRM AUTOと同様な仕組みですが、EQUALは3ポール式クラッチ採用で軸周りをシンプルにしてベアリングを大口径化、交換も容易になっているのが読み取れます。
そんな背景もあって、GROWTACさんの「Build your own bicycle.」と言う、選択肢をメーカー都合でなくライダー主体に取り戻すというポリシーは共感しますし、「手組用ディスクブレーキハブ」は大いに期待してます。
そんな同社商品ですが、全てを手放しで万人にお勧めしてはおりません。例えば、機械式ディスクブレーキ。着目点や思想は理解できますが、悪条件下でもエンデュランスに走るけどステア慣性を抑えたいライダーには、制動力/ロバスト性を踏まえて、当店では「油圧+Di2」をお勧めしてます。
ワイヤ駆動である限り、仕事は「引き量×力」で規定されます。GROWTACさんもそんなの百も承知で、その中で可能な限り機械損失の低減を図ってます。店主自身も1990年代にMTB機械式ディスクブレーキで、ケーブル損失を抑えるためアウターをステンレスパイプに変えたり試行錯誤したことがありますが、油圧式には敵わないと諦めた経緯があります。
30年程を経て、現代のワイヤ式ディスクブレーキは改良されましたが、ガッツリ走るライダーだとワイヤプル+油圧キャリパが妥協点なんじゃないかなとも。
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多分に余談を挟みましたが、開発投資&在庫リスクを冒してマスプロメーカーを起業、事業拡大されているGROWTACさんには敬服するばかりですし、新製品の「EQUAL 手組用ディスクブレーキハブ」は、良さそうだぞというお話でした。
※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。
お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。
Cannondale CAAD13 DISC × DT SWISS CRC 1400 SPLINE db24 24mmハイト ホイール |
Cannondale CAAD13 DISC × Formosa C3825 Disc 38mmハイト ホイール |
Cannondale CAAD Optimo 3 Black / Shimano SORA / サイズ:48/ 価格:165,000円→150,000円(10%off現金特価、10%税込、店頭品のみ) |
フロントフェンダーアイレット |
組立整備時にFDライナーに防水ブーツ追加 |
リアフェンダーアイレット |
広めなタイヤクリアランス |
CAAD12を彷彿させる「SAVE」チェーンステー |
リアスプロケットもシマノ製 |
店頭で組立整備中のシフトワイヤ・ルーティング 内蔵仕様ですが、メンテ性は良好 |
ハイドロフォーミングによる異形断面ながら、スムーズなウェルディング |
「Cannondale CAAD Optimo 3 | キャノンデール キャド オプティモ 3」が入荷しました。スポーツバイク初心者のエントリーバイクとしては勿論、通なベテランライダーの通勤&ツーリング用としても最適な1台。
リムブレーキ仕様かつ派手さはないですが、堅実で使いやすいお勧めのロードバイクです。前後フルフェンダーが取付られるようにアイレット(=ダボ穴)が装備され、スポルティーフとしての素養もあるのが高ポイント。
フレームワークは、ザックリ言うとCAAD12とCAAD13のミックスしたようなフォルム。ダウンチューブはスクエア断面ですが、トップチューブとの溶接部もキレイに仕上げられています。
コンポーネントは、クランクセット/スプロケット/チェーン/ブレーキキャリパ含めて、「シマノ・SORA」をフル搭載した貴重なモデルです。チェーンリングの平面度や歯間距離が適切ゆえ、変速動作もスムーズ&セッティングも容易です。
標準装備のタイヤは、新ETRTO基準の700×25C。リム内幅も19Cゆえ実幅25mmの仕上がりです。ブレーキキャリパの固定位置が懐深めに設定されていることもあって、フェンダーレスなら30-32Cぐらいまでは装着できそうです。ホイールをZONDAクラスに替えれば、グッと軽快感もUPします。
オーソドックスな規格を用いているので、トラブルが出にくく、かつベテランライダーなら遊休パーツを活用しやすいのも魅力です。BBはネジ切りJIS仕様、シートポストもφ27.2バンド止めの標準的な丸形状で汎用性が高くなっています。
日常的に使われるバイクだと気になる、ケーブル類のメンテナンス容易さとクリーンな外観が上手くバランスされてます。シフトワイヤは、ダウンチューブ内蔵ですが、BB側が開放になっているので、メンテンナンス性も担保されています。
シフトワイヤ交換時に、万一ライナーを抜いてしまってもトップチューブ側からワイヤを通せば自然に通せますし、視認性も良くファイバースコープ無しでルーティングを確認できます。余談ですが、剛性メリットに着目してこの構造を積極採用したのは、FELTが最初だったと思います。
その他、当店の完成車&ホイールの在庫リストは、コチラをご覧ください。
お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。
Fabric SCOOP PRO TEAM SHALLOW |
3T DORICO TEAM |
Campagnolo ZONDA | カンパニョーロ ゾンダ |
ホイール:Campagnolo Zonda DB/カンパニョーロ ゾンダ ディスクブレーキ |
ローター:アイステクノロジーフリーザ フィン付ローター |
ブレーキキャリパー:アイステクノロジー フィン付パッド |
従来のアルミフレーム概念を覆し、シットリした乗り味で人気の「Cannondale CAAD13 DISC | キャノンデール キャード13 ディスク」。以前のポストでダイレクトマウントRDハンガー等のカスタマイズをご紹介しています。
お気に入り自転車だと、色々イジリたくなるユーザーさんのお気持ちは、店主も重々承知します。ただ、CAAD13の車体価格を考えると、ホイール周りのアップグレードぐらいまでに留めた方が経済的です。
後から、カーボンホイール&パーツまで換装すると割高になるので、それなら最初に「Cannondale SuperSix EVO Carbon Disc Ultegra」クラス導入を視野に入れたほうが宜しいかと。
当店ではCAAD13でターマック用途なら、定番のZONDAをおススメしています。ディスクブレーキ対応ホイールは、強度確保の為にスポーク本数が多く、どうしても空気抵抗や重量がネックに感じられる方も多いので、足回りを上位モデルに換装すると効果を体感しやすいかと。今回ご依頼頂いたカスタマイズでは、併せてブレーキローター&パッドも上位モデルへ変更に。
※取付&加工法や使用パーツ等のご質問は、当店ノウハウのため、お応えしかねますことをご了承ください。
ジオメトリ表 |