2018年3月27日火曜日

Turner Rail ターナー レイル 1×11s ドロッパーポスト仕込み エンデューロ風 カスタム

TURNER RAIL ENDURO風





ハンドルバーは、SimWorks Mowmow bar


Fabric SILICON LOCK-ON GRIPS


ドロッパーシートポスト KINDSHOCK E-30i

リモートレバー

Fabric Scoop Radius Sport

ジュラコンローラ騒がしかったのでBlackspire バッシュガード撤去、
ナローワイド チェーンリング38Tへ




Before

懐かしいライザーバー

Saint RD-M800


と続いた「シマノ M7000 SLX」を使ったMTB旧車の1×11s化ネタ。今回は、「TURNER RAIL」をカスタマイズ。当時、4バーリンケージ→DWリンクに移行した頃で2000DH後に4X用として開発され、国内だとパノラマCコースにピッタリと称された1台。

そんなバイクを4X/DH→ENDURO風にカスタマイズ。26インチバイクゆえ、料理の地中海”風”と同様に、あくまで風になってしまうところも現実ですが、それっぽい仕上がりに。

クルマで例えるなら、旧い空冷ポルシェ911をアホみたいに改造するより、最新のR35 GTRを買ったほうが安くて、速くて、ラクな正しい道なのは分かっているのですが…。それに反して旧い26インチをイジる理由の一つが、自身の体力低下・テク不足を「だって26インチだから…」と言い訳できる余地を残すというのもあるかと。

さて、簡単に見える26インチバイクのナローワイドを用いたフロントシングル化ですが、27.5や29インチに比べて大きなチェーンリング38~42Tで、リアセンターも短いため、実はチェーンライン調整はシビアです。ライン確保でミドル側にリングを配置するとステー干渉もあったりと現合必須。今回も当初40T予定でしたがチェーンステー干渉が大きく、38Tにサイズダウン&ステー切削で回避しました。

そして、φ27.2ドロッパーポストは、行き着くところの「KS/カインドショック」。当店のお客様だと、信号待ちをラクにしたい、ご夫婦で自転車を共有、スポーツバイクにチャイルドシート付けたときの足付き確保etcと、本来の用途から離れた使われ方がメイン。

お求めやすいE-TENクラスでインターナルケーブル仕様、「KINDSHOCK E-30i」が発売されたので、早速試してみることに。22000円(税抜)でリモートレバー付。ガタも少なく、動作もスムーズでおススメです。ただ、取付け時に一手間を加えることが必要です。メンテナンスは簡単そう…です(笑)。

RAILはシートチューブ角度が寝ているため、ポストを伸縮しても上下というより前後方向にシートが位置が変わる&サドル角度が前上がりになってしまうところが難点。シートチューブ下が開口になっているモデルなら、インターナルケーブル仕様のドロッパーが取付しやすいです。例えば、FOES SLAMMER/SPECIALIZED FSR DH/INTENSE M1/TAZER FS/KUWAHARA DIVER等。

また、旧いMTBのリビルドで困るのが26インチタイヤ、特にチューブレス/レディ。お求めやすく扱いやすいモデルとなると、「Michelin ワイルドグリッパー2 26×2.25、4400円/本(税抜)」ぐらいしかないのですが、次回入荷はまだまだ先になりそうです。

突然ですが、あの時君は若かった…2000年ごろ店主の思い出パーツ、ベスト3。

1.FC-M950/XTRの溶接中空クランク
シマノが鍛造のみ→溶接生産技術を確立したブレークスルーの一品。

2.RD-M800/SAINTのスルーアクスルマウントRD
ハブが限定される/ホイールの着脱面倒/側面の出っ張りが大きいというデメリットはあったが、ホイール軸との直角度が一元的に決まり、既存ドロップアウト制約の中で剛性を上げ、機械的な理想を追求したRD。ローノーマルでより大きな仕事をバネにやらせるという考えは革新的でしたが、ロー側へ多段変速が出来なかったのが致命的だったかと。

3.BR-M965/鍛造ワンピースキャリパー
現行ではBR-M9020のみのワンピースモデル。鍛造モノブロックをアンギュラヘッドを用いて切削するなら、開口幅が狭いのにどんな装置を使っているのかしら?と不思議だったのですが、片側にキャップがあるのでそこから同一軸でミリングすれば良いのだなと。

閑話休題。フロントシングルやドロッパーポストってどんな感じかと、ご興味ある方は、店頭でお試し頂けるのでお声がけください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。