SRAMやFSAのように高トルクが掛かる固定部で、固着を誘発するようなアルミ同士の組み合わせをしないことから分かるように、総じてシマノ製コンポーネントのボルト素材選定は的を得ています。
ただ、ロードバイク用ディスクブレーキ・コンポーネントに本格参入したSTレバーは、エンプラ適用の拡大等、mg単位で軽量化する設計意思が垣間見れ、荷重が掛からないブリードねじは素材にアルミを採用。
しかも、六角穴サイズは2mmで取扱いに神経を使います。ボールポイント厳禁、首の短い工具での作業が必須でした。こういう処こそ、トルクスじゃないの?とモヤモヤしていると、後発モデルは2.5mmになって幾分マシになったものの、依然としてアルミ製のままでした。
世代 | 型番 | 素材 | 六角サイズ | 該当STレバー |
1 | Y0C698030 | アルミ | 2mm | ST-R9170/R9120/R8070/ R8025/R8020/RX810 |
2 | Y0F398030 | アルミ | 2.5mm | ST-R7025/R7020/4725/ 4720/RX815/RX600/RX400 |
3 | Y0MX98020 | アルミ | 2.5mm | ST-R9270/R8170 |
4 | Y0RM98020 | ステンレス | 2.5mm | ST-R7170 |
それが、最後発の「ST-R7170」では、ボルト素材がステンレス(SUS304)製になりました。ちなみに、「Bikeradar」でも触れられていますが、新型ボルトは長さ等が異なるため11s時代のSTレバーには流用できません。
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