2025年1月18日土曜日

ENVE SES Aero Pro One-Piece Bar | エンヴィ SES エアロ プロ ワンピース バー カーボンハンドルバー

ENVE SES Aero Pro One-Piece Bar
エンヴィ SES エアロ プロ ワンピース カーボン ハンドルバー
既存のSES エアロハンドルバーをベースに、ポガチャルのフィードバックを受けて開発が進められた、新型「ENVE SES Aero Pro One-Piece Bar | エンヴィ SES エアロ プロ ワンピース ハンドルバー」。グランツール等で気になっていた方も多いかと思いますが、2024年11月の公開直前にサンプルをハンズオンする機会に恵まれました。

各寸法を見ると、やや深めなドロップながら、フレア角度含めて最近のトレンドを踏襲しており、奇をてらった形状ではありません。偏平処理された上ハンも過度なウイング幅では無く、握りやすいデザインに仕上がっています。詳しくは、シクロワイアードさん記事をご覧ください。
ENVE IN-Route systemに対応。コンピューターマウントの固定穴が大きく設けられており、施工時のブレーキホース誘導も容易そう。ステム側の豚鼻を鑑みるとホース誘導は、フレーム側からのワンウェイになるかと。

こうしたステム一体型のワンピースハンドルは、以前から流通していましたが、極少数でどちらかと言えばマニアックなパーツとして捉えられていました。昨今では、ポジション設定の自由度が犠牲になるにも関わらず、各社がラインナップに加えています。

その背景は、油圧ディスクブレーキ化に伴い、コクピット周りのホースフル内蔵化(Hidden cables)が進んだことが一因に挙げられます。従来型のアルミ製ステム内にホースを通すとなると、強度&剛性確保の面から重量増は避けられず、カーボン一体成型することでそれらをクリアしています。

ENVE リム カットサンプル

最期に余談を。2025シーズンインに合わせて、シマノFizikのパートナーシップを発表したポガチャル擁する「UAE Team Emirates」。これら立て付けは、過去のTeam Sky黄金期を彷彿させます。

特にシマノ社とは、4年間の長期契約とのことなので、「Top-tier」であることが読み取れます。古くは、1990年前後のSPD開発、950系XTR開発期のスカンクチーム、USポスタルのLanceシフト等で垣間見られた、同社十八番とも言える欧米との時差を利用した、絶え間ない開発支援体制。

働き方改革が叫ばれる中。現実は、どちらの夜も寝られない最前線で奮闘するエンジニア達を想像すると目頭が熱くなります。機械モノは堺でデータを起こして、現地の金属3Dプリンタで試作品を出力と言った流れかと。

ENVE SES Aero Pro One-Piece Bar
エンヴィ SES エアロ プロ ワンピース バー カーボンハンドルバー
価格:228,800円(税込)
※完全受注生産

※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

その他、当店の完成車&ホイールの在庫リストは、コチラをご覧ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。