2025年10月14日火曜日

自作PCと自転車バラ完を考える

ここ数年、業務用メイン機はお弁当箱サイズのミニPCを使っていましたが、ちょっと負荷の高い処理をすると、排熱が追い付かずダウンしてしまう状況に。そんなこんなで2D-CADと3Dモデリングのために、重い腰を上げて自作PCを組むことにしました。

ゲームや動画編集はしないので、ハイエンドモデルは不要。1~2世代前の型落ちの枯れたパーツを底値で買い集めて、そこそこのスペックでまとめました。ただ、ディスクリートGPUを搭載したため電源は650Wを選択。常時フル出力で動くわけではありませんが、電子レンジ並みの定格を稼働させるのは少々気が引けます。

思い返すと、Windows95~98時代の「IBM PC AT互換機」や「DOS/V機」と呼ばれていた30年前に何台かデスクトップPCを自作しました。ちょうどその頃は、秋葉原にマハポーシャがあった時代です。

その後は、割安なDELLやHPなどのメーカー製PCが普及し、店主も自分でPCを組むことはなくなり、壊れたHDDの交換やSSD・メモリの増設といった程度に。今は亡き、GATEWAYやCOMPAQが懐かしいですね。


詳しく調べたわけではありませんが、同等スペックで比べると、デスクトップPCは「7〜8万円以下ならメーカー製、以上なら自作にコスト優位が出やすい」という大まかな目安が成り立ちます。

一方、スポーツバイク市場ではエントリーモデルを含めてメーカー完成車の方が価格面で圧倒的に有利です。どちらの業界も大量生産やOEM供給により部品単価は下がるはずですが、それでもミドルクラス以上のメーカー製PCが割高に見えるのは、市場規模や流通構造、組立やサポートにかかるコストといった産業構造の違いが影響しているためだと考えられます。あるいは、メーカーの保証やブランドが付加価値として価格に反映されているとも言えます。

組立工程だけに限って言えば、デスクトップPCは部品の規格性が高くバラつきが小さいうえに専用工具も不要です。対照的に自転車は専用工具や細かな調整が必要で、技術的ハードルが高いと思うのですが…。


※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

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