2026年8月30日日曜日

Cannondale CAAD4 Saeco x Shimano Dura-Ace 7700 x SPINERGY REV-X | キャノンデール キャード4 サエコ チームレプリカ x シマノ デュラエース 7700 x スピナジー レブX ヴィンテージ ロードバイク 時代感をキープしつつ現代的にセットアップ

Cannondale CAAD4 Saeco x Shimano Dura-Ace 7700 x SPINERGY REV-X

Cannondale CAAD4 は、1990年代後半のロードレースシーンを彩った名作アルミフレームです。とりわけ Mario Cipollini が所属した Saecoチームが使用したことで強烈な存在感を放ち、赤いフレームに黄色ロゴが映える Saecoカラーは、今なお多くのファンにとって象徴的なアイコンとなっています。

当時のロードレース界では、TREK や Cannondale といったアメリカンバイクブランドが、ヨーロッパの伝統的なロードレースシーンへ本格的に進出し始めた時期でした。長らくイタリア・フランス・ベルギー勢が中心だったプロチームの機材選択に、アメリカ製アルミフレームが存在感を示し始め、レースの現場で新しい潮流を生み出していったのです。

そんな “おっさんホイホイ” な Cannondale CAAD4 の組立整備をご依頼いただきました。
コンポーネントとホイールは、別のバイクから洗浄のうえ移植。当時の時代感を崩さないよう、Shimano Dura-Ace 7700 × SPINERGY REV-X の組み合わせで仕上げています。
フレーム構造としては、後のCAADシリーズの進化を決定づけた「Hourglassシートステー」 と 「S-Bendチェーンステー」 を採用。当時としては非常に先進的な形状で、アルミフレームながらしなやかさと剛性のバランスを高め、レースユースにふさわしい乗り味を実現していました。

Saecoが世界のトップレースで躍動したあの時代の空気をまといながら、Cannondaleらしいアルミ加工技術が凝縮されたCAAD4は、今見ても魅力が色褪せない“名作”と言える存在です。
Shimano Dura-Ace 7700
ハンドル:Dixna (ディズナ) ジェイフィットベーシック マットBK 390
ステム:日東(NITTO)NPステム BK 26.0
HANDMADE IN USA
カーボンフロントフォーク:Time 製
ボトルケージ:ELITE CIUSSI ブラック
前後ホイール:SPINERGY REV-X
前後ホイール:SPINERGY REV-X
タイヤ:Vittoria ZAFFIRO EVO Black/Para 700x28c
タイヤ:Vittoria ZAFFIRO EVO Black/Para 700x28c

リムブレーキ時代のナローリムでは、地味に頭を悩ませるのがタイヤ選定です。SPINERGY REV-X のリム内幅は 13mm。バルーン状のプロファイルに伴うコーナリング時の腰砕け感を避けるなら、新ETRTOの 25C を選び、22〜23mm 仕上がりを狙うのが手堅いところです。

ただし、今回装着するVittoria ZAFFIRO EVOは 60TPI でしなやかになったとはいえ、エントリークラスのモデル。であれば、エアボリュームを稼いだ方が総合的な恩恵が大きいと判断し、あえて 28C を選定しました。結果として、実測値は 25mm に仕上がり、REV-X のナローリムとの相性も良好です。

シートポスト&クランプ:Thomson 製
ペダル: MKS SYLVAN TOURING NEXT
ダウンチューブの4面ロゴ
確かオリンピック規定がキッカケに廃止になったような
同業者であれば、その作業の難しさを理解していただけるであろう
ステムとハンドルの組み合わせ

当時の時代感を維持しつつも、コクピットまわりはブラックカラーで統一し、乗りやすさを重視した現代的なセットアップをオーナー様からご希望いただきました。いまどきのショートリーチで、 Rが小さいドロップハンドルバーは、オープンクランプのアヘッドステムと組み合わせるのがセオリーです。

もちろん、スレッドレスコンバーター+オープンクランプ・アヘッドステムという構成にすれば選択肢は一気に広がります。しかし、どうしても見た目が野暮ったくなってしまうのが難点です。

取付が困難になることは、部品選定の段階から分かっていましたが、あえて クローズド・クイルステム × ショートリーチ・ドロップハンドル の組み合わせをセレクト。気合と根性――いや、創意と工夫でなんとか通し、すっきりとしたコクピットまわりを実現しています。


※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

当店の完成車&ホイールの在庫リストは、https://www.avelotokyo.com/p/sale_11.htmlをご覧ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。