2026年1月13日火曜日

シマノ PD-A525 クリート遊びがない ゼロ・フロート 片面 SPDペダル

シマノ SPDペダル PD-A525

その堅牢な構造と耐久性から高い信頼性を誇る「シマノ・SPD」。1990年に PD‑M737 が上市されて以来、35年以上にわたって基本設計を踏襲しており、初期の構想設計のすばらしさを物語っています。トヨタ・ランドクルーザーの足回りと同様に、長年にわたり使い続けられる“柱”となる基本技術を築けるエンジニアはごくわずかであり、憧れの対象とも言えます。

さて、初代 SPD が発売されてしばらくして登場したのが「PD‑A525」。当時、シマノが SPD ペダル&シューズを街乗りにも普及させようとした先駆けのモデルで、女性やカジュアル層への訴求を狙い、ホワイト×パープルという、どこかドラゴンボールのフリーザを思わせるカラースキームが採用されました。

現行の SPD ペダルは、泥はけ性能や膝への負担を考慮し、すべて遊び(フロート)を持つ仕様のみとなっています。しかし発売当時の「PD‑A525」は、唯一の固定型ゼロ・フロート(fixed cleats / zero float)で、店主を含むごく一部の「遊びは悪」「固定クリート原理主義」ライダーは、そのパンチが利いた配色に文句を言いながらも愛用していた記憶があります。

その後、PD‑A525 は手堅いシルバー仕上げとなり、105 コンポーネントに組み込まれます。さらにシマノは、自社規格である SPD をロード用ラインナップにも拡大し、PD-7410→PD-7700(SPD-R)へと発展させる歴史を歩みました。

2025 年夏、30 年ぶりに SPD クリート「CL‑MT001」が投入され、テコ入れが図られたのも記憶に新しいところ。市場が今後も拡大を続けるなら、グラベルレース向けに「Wolf Tooth DEL Pedals」のような軽量片面 SPD ペダルがラインナップに加わる未来もあるかもしれません。


※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

当店の完成車&ホイールの在庫リストは、https://www.avelotokyo.com/p/sale_11.htmlをご覧ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2026年1月4日日曜日

Tern MASHUP Iron | ターン マッシュアップ アイアン MTB × アーバン DHバイク・フォルムなミニベロ 展示販売中

Tern MASHUP | ターン マッシュアップ
カラー:Iron | アイアン
サイズ:400mm :適応身長 155 ~ 180cm
価格:126,500円→115,000円(10%off現金特価、10%税込、店頭品のみ)

「MASHUP(マッシュアップ)」は、“混ぜ合わせる”を意味し、MTBの力強さとミニベロの軽快な機動性を融合させたアーバンストリートバイク。ミニベロのコンパクトなフォルムながら、シティユースでもアウトドアでも存在感を放ちます(参照:リリース記事)。

MTBスタイルのタフなクロモリフレームを採用。シートチューブは、現代MTBに倣って角度が起きた設計を採用しているため、ドロッパーシートポストを装着したときも上下変化がリニアです。また、随所にダボを配し拡張性も充実しております。

フルサスペンション・DHバイクのテイストをギュッと凝縮してミニベロに落とし込んだシルエットになっています。アメリカン・モーターサイクルが好きな方にもグッとくるデザインではないでしょうか?。
ダブルクラウン ロングリジッドフォーク

ダブルクラウン ロングリジッドフォークを搭載しており、27.5用サスペンションフォークに互換性を持たせたロングブレード設計になっています。両サイドに3連ダボやラックマウントを配し拡張性も確保されています。
ドロッパーシートポスト対応
52Tナローワイド 4アームクランクセット
直線的なシフト・ケーブルルーティング
フロント・タイヤクリアランス
リア・タイヤクリアランス
タイヤ:Kenda Small Block Eight 20X2.10
フロントハブ:シマノ HB-QC300
リアフリーハブ:シマノ FH-QC300-HM

搭載されるコンポーネントは、ナローワイド仕様のクランクセットを除き、全てシマノ製が採用されており信頼性と耐久性が確保されています。サードパーティ製が採用されることが多い、前後ハブやスプロケットも同社製で非常にスムーズです。また、万一な破損時もリペアパーツが入手しやすいのもウレシイ処です。

ダウンチューブ裏・アイレット
シートステー・アイレット
肉抜きされたクランクアーム
センターキックスタンド台座
フロント:油圧ディスクブレーキキャリパ
リア:油圧ディスクブレーキキャリパ
ガセットプレート装備


タイヤの選択肢が広い20インチ(ETRTO406サイズ)なので、もう少し欲張って、2.5インチ幅ほどの太めのスリックタイヤにし、サイドウォールをガム(ブラウン)カラーに変更するのも、面白いカスタマイズになるかと思います。

Tern MASHUP | ターン マッシュアップ(SPEC詳細→公式WEBサイト
カラー:Iron | アイアン
サイズ:400mm :適応身長 155 ~ 180cm
価格:126,500円→115,000円(10%off現金特価、10%税込、店頭品のみ)

※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

当店の完成車&ホイールの在庫リストは、https://www.avelotokyo.com/p/sale_11.htmlをご覧ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2026年1月3日土曜日

Voluptas | ウォルプタース Vブレーキ オリジナル スチール オールロードバイク 試作 ロゴ グラフィック偏 #VBAR

Voluptas | ウォルプタース Vブレーキ オリジナル スチール オールロードバイク プロトタイプ

「Cerakote | セラコート」処理を施した「Voluptas | ウォルプタース Vブレーキ  スチール オールロードバイク」の試作フレーム。コーティング作業のあいだ、店主は本格的にグラフィックの詰め作業に取りかかっていました。

実のところ、グラフィックやロゴは、ご注文品・デモバイクを問わず、毎回もっとも頭を悩ませる工程です。以前から温めてきたアイデアを取捨選択し、ブラッシュアップしながら、サイズや配置も検討する必要があります。

自転車の場合、ロゴ類は塗装工程で薄手デカールを貼り、クリアを吹いて仕上げるのが一般的です。しかし今回は、後貼りの「UVコーティングシール」を試すことに。存在自体は以前から知っていたものの、プリンター導入は高価すぎ、外注しようとするとMOQが大きすぎる点が課題でした。

良いタイミングで小ロットで製作できるルートを見つけられたため、試験的に導入することにしました。フレームの曲面やサテン仕上げの塗装面に対する接着性を確認する目的もあります。王道であるカッティングシートも候補に挙がりましたが、単色のみで細線処理に制限がある点がネックでした。

後貼り式なら、傷が付いた際や気分転換の際に、気軽にグラフィックを貼り替えられるメリットもあります。また、賛否はありますが、生成AIの普及によりアイデアを形にしやすくなっており、ユーザー自身が楽しむハードルも下がってきているのではないでしょうか?。

Voluptas | ウォルプタース ロゴ
レーザ水準器で位置合わせ
新しいヘッドマーク
PRO-TOTYPE ロゴ

トップチューブに配した「PROTOTYPE」は、Mark CavendishTeam SKYの絶頂期にシマノ PROがスポンサーとして投入していたプロトタイプパーツにあしらわれたロゴをトレースし、現代的にアレンジしたものです。

RIM BRAKES ONLY | リムブレーキ オンリー
Bicycle Police Department | 自転車警察

「RIM BRAKES ONLY」は、アメリカのゲームレーティング「ESRB (Entertainment Software Rating Board)」のアイコン「RATING PENDING」と「ADULTS ONLY 18+」をサンプリングしています。自転車警察を皮肉った「BCPD/Bicycle Police Department」をあしらっています。

巻き込み注意 PL警告表示 + Generalized

先のポストでも記しましたが、「Voluptas Vブレーキ オールロードバイク」のコンセプトは、「目くじら立てて速さを追求するというより、鼻歌まじりでカジュアルな普段着でも、ピチピチのサイクリングウェアでも様になるバイク」。故に、チェーンステーには「特殊化/専門化した」ではなく「Generalized/汎用機」ロゴを入れました。
最後になりますが、話は少し逸れてフレーム小物やアイレットについて。ダウンチューブとシートチューブにはボトルケージ台座を設けていますが、できるだけ低重心になるよう配置しています。また、シートチューブ側はFDバンドと干渉しないよう配慮しています。FDバンドの位置はチェーンリングの歯数だけでなくモデルによっても上下するため、この最適化は意外と頭を使う作業です。

ワイヤーはシフト・ブレーキともにフルアウター仕様ですが、固定小物は美しいルーティングと均等な割り付けはもちろん、垂線を下ろした位置に揃うよう配慮しています。

なお、当店オリジナルの「Voluptas Vブレーキ オールロードバイク」関連ポストは、#VBARをご覧ください。


※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

当店の完成車&ホイールの在庫リストは、https://www.avelotokyo.com/p/sale_11.htmlをご覧ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2026年1月2日金曜日

CANNONDALE SUPERSIX 6 TIAGRA | キャノンデール スーパーシックス 6 ティアグラ メンテナンス

CANNONDALE SUPERSIX 6 TIAGRA | キャノンデール スーパーシックス 6 ティアグラ MY2013
カラ-:カーボン / CRB

少し懐かしい「CANNONDALE SUPERSIX 6 TIAGRA|キャノンデール スーパーシックス 6 ティアグラ」のメンテナンスを承りました。店主の記憶をたどると、進化したSUPERSIX "EVO" が投入された後、初代 SUPERSIX(無印)フレームをベースに、お求めやすい価格で展開されたバリューの高いモデルだったと記憶しています(参照:The complete history of the Cannondale SuperSix)。

あまり乗られていなかったこともあり、入庫時のコンディションは良好でしたが、ワイヤ類とタイヤ周りは全て交換。併せて、コクピット周りのポジションも扱いやすいように調整しています。

メンテナンス完了後、動作確認のために試乗しましたが、各社が「軽量・高剛性」を追求していた時代のモデルということもあり、パリッとした「ロード“レーサー”」らしい乗り味です。正直なところ、軽量ホイールへ換装すれば、ヒルクライムなら今でも一線級の戦闘力があるかと。

整備前
RDハンガー修正前
RDハンガー修正後

RD ハンガーが内側に向いており、トップギアに入れた際にチェーンが 2nd ギアへ干渉する状態でしたので、修正を行いました。当時、Cannondale のリプレースブル・RDハンガーは、Supersix を含むロードバイク全般で硬めの素材が使われており、良好なシフトフィールに寄与する一方で靭性が低めです。そのため、治具を使って力任せに板金修正しようとすると、形状的にも応力集中しやすく、高い確率で折損してしまうので注意が必要です。

※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

当店の完成車&ホイールの在庫リストは、https://www.avelotokyo.com/p/sale_11.htmlをご覧ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。