2025年6月9日月曜日

Cannondale CAAD13 DISC BBQ | キャノンデール キャード13 ディスク マットブラック シマノ 105 R7170 Di2/Hollowgram R-SL 50 Wheelset/Cannondale C1 Conceal/ダイレクトマウントRDハンガー

Cannondale CAAD13 DISC BBQ | キャノンデール キャード13 ディスク マットブラック
シマノ 105 R7170 Di2/Hollowgram R-SL 50 Wheelset
Cannondale C1 Conceal/ダイレクトマウントRDハンガー
Hollowgram R-SL 50 Wheelset

アルミロードバイク「Cannondale CAAD13」の部品交換と整備を承りました。入庫時点では、致命的では無いもののホース取り回しなど全体的にチグハグな整備状態でしたので、部品交換を挟みながらそれらも修正しました。

ステム:Cannondale C1 Conceal, Alloy
引上げボルト:汎用の皿ボルトへ

ステムは、アウトフロントブラケットをセンターに取り付けたいとの理由で、オーナーお持ちの「Cannondale C1 Conceal」へ交換。ただ、標準状態は引上げが特殊な中空ナット仕様ゆえ、そのままでは流用は不可能です。

トッププレートごとTOPSTONE CARBON Gen.3用に交換する必要があるかどうかを、いつもお世話になっているH&Mさんに相談。ザグリ形状は共通なので、ボルト交換のみで対処可能との結論に。いつも的確な情報提供をいただき、大変助かっています。

コンポーネント:シマノ SHIMANO 105 R7170 Di2 グループセット
ダイレクトマウントRDハンガー
ダイレクトマウントRDハンガー
グロメット追加
標準RDハンガーの場合
チェーンステードライブサイド:ブランキングプレート

RD周りのDi2・E-Tubeをスッキリしたルーティングに仕上げて欲しいとのオーナー要望に沿って、ダイレクトマウントRDハンガー換装&グロメット追加等で仕上げました。

ステム引上げ:体裁を問わねば、スイベルワッシャ+キャップスクリュでも代用可


※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

当店の完成車&ホイールの在庫リストは、https://www.avelotokyo.com/p/sale_11.htmlをご覧ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2025年6月8日日曜日

Tern Verge R10 / DAHON Dabrom / MINT BIKE フォールディング 折畳み自転車 ジェネリック・ブロンプトン考察 | CHINA CYCLE 2025 出張記

Tern ブース
出展主:天津盟倍力贸易有限公司

2025年5月に上海で開催された「CHINA CYCLE 2025」へ出張してきました。今回は、当店でも取り扱いのあるTern&Dahonをメインに、フォールディングバイクの展示状況をご紹介します。

「Tern/ターン」は、メインランドチャイナ圏でディストリビューションを担う「天津盟倍力贸易有限公司」が出展者でした。Ternは欧州で主軸商品をEカーゴバイクに移して展開されていますが、中国本土は依然としてフォールディングバイクが主流の模様です。

Tern Verge R10
Satin Dark Grey/Grey
Tern Verge R10
Satin Dark Grey/Grey
Tern Verge R10
Satin Dark Grey/Grey

日本では未展開の「Tern Verge R10」。「油圧ディスクブレーキ/ナローワイドチェーンリング/Schwalbe Big Apple 50-406」を装備した「PERFORMANCE MEETS COMFORT」な一台。

従来、日本でも「Verge P10」をホイールサイズを451→406にインチダウンして、ファットタイヤを履かせるカスタマイズが知られていますが、それを最初からパッケージにしたモデルとも言えます。日本国内でもMY2026から流通するのでは?と邪推しています。

Tern Verge D9 Gen. 2.00
Black/Brown

展示されていた「Tern Verge D9」のタグには「Gen. 2」表記がありましたが、変更点が何処かは不明。日本で流通しているものは、既に同モデルなのかもしれません。

DAHON ブース

「DAHON/ダホン」は、近年ロードバイクやノンフォールディング・ミニベロ他でラインナップを拡張しています。同社は、これまでに三つ折り(トライフォールディング)タイプの車体であるCURLを投入済ですが、ついにジェネリック・ブロンプトン「Dabrom」を本格展開を開始する模様(あくまで中国市場の話)。

Dahon K-Feather
Dahon K-Feather

「Dahon K-Feather」は、16inchホイールで24V/5AH Batteryを積んだフォールディングEバイク。車体重量12kgの軽量仕様。ヒデゥンバッテリーでスッキリした外観になっています。ただ、容量は小さいのでマイルドE-Bikeの味付けになるかと。

DAHON CURL D9 - 16"
DAHON Boardwalk D10
きわどいカスタマイズ(良いオトナは真似してはイケません)
DAHON Launch EX
DAHON VIGOR
DAHON Velodon 700C ロードバイク
DAHON PLAY ノンフォールディング・ミニベロ
DAHON Dabrom
DAHON Dabrom
DAHON Dabrom
DAHON Dabrom
DAHON Dabrom
ハンドル高さの調整機構あり

同社のジェネリック・ブロンプトンは、以前からあったような気もするのですが、今回は多くの展示車が並べてありました。モデル名は、「Dahon+Brompton=Dabrom?」で昔あったWEBの書き込みを思い起こします。

DAHON ブース
何故かトレーナー上にロゴがマスキングされた「JAVA ARIA カーボン」が…

Pacific Cycles ブース:Birdy GT

Pacific Cycles ブース:Birdy

Pacific Cycles ブース:KOLIBRI

OEM&ODMを担うNAICISPORTS ブース

OEM&ODMを担うNAICISPORTS ブース:Q.ik bike

Morfuns Bicycle ブース

ClassyCat ブース:E-ジェネリック・ブロンプトン
細身フレームでアルミ製らしく、強度に一抹の不安が…

MINT BIKE ブース
ジェネリック・ブロンプトンを主軸に据える同社

MINT BIKE ブース

ブロンプトンの特許が切れたことで、類似の折りたたみ自転車が市場に多数登場しています。この流れの初期に注目されたのは、韓国のGet2Get社が販売する「Chedech」が挙げられ、ブロンプトンと同じ三つ折り構造を採用。こうした自転車は、英語圏では「Brompton-style folding bikes」や「three-fold bikes」といった名称で呼ばれることが多いです。

特許が切れた後も、ブロンプトンのデザインは著作権の保護対象となる可能性があるため、完全なコピーではなく、微妙に異なるデザインや機構を採用するメーカーもあります。市場では、こうした類似モデルが「Brompton clones」や「Brompton-inspired bikes」といった形で紹介されることもあります。

参照WEBサイト

ただ、ブロンプトン側が意匠等で各国司法で争おうとも、雨後の筍ごとく類似品が大量に市場投入されては、対処するのは現実的に不可能に思えます。


※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

当店の完成車&ホイールの在庫リストは、https://www.avelotokyo.com/p/sale_11.htmlをご覧ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2025年6月7日土曜日

iRC BOKEN LIGHT TLR | アイアールシーボウケン ライト チューブレスレディ 700X40C タンサイド グラベルタイヤ 入荷

iRC BOKEN LIGHT TLR | アイアールシーボウケン ライト チューブレスレディ
サイズ:700X40C
カラー:タンサイド
価格:7370円→6260円/本(15%off現金特価/10%税込/店頭品のみ/工賃別途)

以前、プロトタイプの段階でご紹介した「iRC BOKEN LIGHT TLR | アイアールシーボウケン ライト チューブレスレディ」が入荷しました。

世界の二大グラベルレースである「Unbound Gravel(旧Dirty Kanza)」と「The Traka」の開催に合わせてデリバリー開始。新作の「LIGHT」仕様は、同社のサポートライダーである「Peter Stetina」や北米市場の要望を受けてカーカスを60→120TPIへ変更したモデルです。

こちらは、ベルトも排して、軽量化としなやかさを追求した構造を採用。これまで同社TLRは、「サイド汗かき(シーラント滲み)防止&耐サイドカット」を重視する設計思想が読み取れましたが、新作のLIGHTシリーズはパフォーマンスへ振ったグラベルタイヤと言えます。

ちなみに重量は、BOKEN LIGHT 40Cで460g/本。通常モデル対比、総じて約9%の軽量化しているとのこと。グラベルに限らず、オールロード用途でTPUチューブと組み合わせても宜しいかと。海外ブランドのタイヤに比べて、お財布にやさしい価格設定も魅力的です。

なお、基準リム内幅19mmで設計しているため、昨今のワイドリムと組み合わせると仕上がり幅は広めになるのご注意下さい。SPEC→https://ircbike.jp/product-list/gravel/boken-light-tlr/ をご覧下さい。

余談ですが、Unbound Gravel 2025を20位で完走したPeter Stetina選手は、本タイヤと同じカーカスを採用したワイドな「Boken Pro 700x47C(国内未展開)」を選択しています。


iRC BOKEN LIGHT TLR | アイアールシーボウケン ライト チューブレスレディ
サイズ:700X40C
重量:460g/本(カタログ値)
カラー:タンサイド
価格:7370円→6260円/本(15%off現金特価/10%税込/店頭品のみ/工賃別途)


※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

当店の完成車&ホイールの在庫リストは、https://www.avelotokyo.com/p/sale_11.htmlをご覧ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2025年6月6日金曜日

中華ブランド ロードフレーム考察 2025 JAVA / J-AIR | CHINA CYCLE 2025 出張記

JAVA / J-AIR ブース

2025年5月に上海で開催された「CHINA CYCLE 2025」へ出張してきました。2024年に引き続き今回も中国ブランドのアナログバイクを早足ですが、グルっと拝見してきました。加熱する中国国内の自転車市場を反映し、多くのブースでTT/トライアスロンバイクを含むハイエンドモデルが投入されている様子が見受けられました。

J-AIR MTB
J-AIR MTB
J-AIR タイムトライアルバイク
J-AIR タイムトライアルバイク
JAVA クロスバイク(=ハイブリッドバイク)
JAVA ジェネリック・ブロンプトン
韓国ブランド「3sixty」のロゴ入り
JAVA / J-AIR ブース

近年、JAVAは上位ブランドのJ-AIRも展開。直近の台北サイクルショー 2025TAPEI SHOWでは、台数を抑えて魅せる展示スタイルでしたが、一転して本ショーでは物量で攻める内容に。

主軸となるロードバイクの他に、MTB/クロスバイク/フォールディングバイクと幅広いラインナップを展示。正直、現地の車体数量が多すぎて綺麗なお姉さん達しか記憶に残っていません。


※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

当店の完成車&ホイールの在庫リストは、https://www.avelotokyo.com/p/sale_11.htmlをご覧ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。