最近、広く知られるようになった「ヒッチメンバー」。自動車にトレーラーを連結して牽引したり、ラックやキャリアを追加できる便利な装備です。
|
車体側ヒッチメンバー |
今回は、ヒッチレシーバーのアダプターに追加工を施しました。事の起こりは、車体側のヒッチメンバーの差込部がドン付き穴&奥行き不足で、装着したいラックが取付できないからでした。
|
加工前:ヒッチレシーバー・アダプター |
車体のメンバー側を加工するのは憚られるので、当初これは積んだな~と思ったのですが、アダプター噛ませば良いのねと考え直し、手頃なモノを入手しました。これで目論見どおりラックは取付できたのですが、今度はモーメントが懸念になり、オーバーハングを短く追加工することに。
まずは、フライス盤でオフセットした位置にピン穴を開けます。こういう大物加工時は、装置能力の役不足は否めず、汎用ボール盤が欲しくなります。
|
アダプターカット前 |
カット前は、こんな位置関係。バックドア干渉を回避したいなら、距離があったほうが有利ですが、振動や荷重面が心配です。
|
アダプターカット後 |
最後にアダプターを最小限までカット、錆防止のため端面は塗装して仕上げました。
※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。