2023年7月7日金曜日

Cannondale CAAD13 DISC | キャノンデール キャード13 ディスク 太めのタイヤ どこまで入るか実証

Cannondale CAAD13 DISC + Panaracer GravelKing SS 700×35C

ディスクブレーキ搭載が標準になった現代のロードバイク。リムブレーキキャリパのクリアランス制約からの解放、スルーアクスル及びワイドリム化による高剛性化を踏まえた快適性の確保を目的に、2020年ごろからタイヤ幅のワイド化が一気に進みました。

この流れに沿って、タイヤクリアランスの公称値は、ピュアレース向けで30C、オールロードで35C前後まで拡大され、初期のグラベルバイクと同等なタイヤ幅が咥えられるようになってます。ターマック向けのロードバイクでも、太めなタイヤを履かせることで走行フィールドを広げることが可能です。

ちなみに、2022 UCI GRAVEL WORLD CHA、MPIONSHIPS MEは、ドライコンディション+高速コースということもあって、グラベルタイヤを履かせたピュアロードバイクを駆ったGianni Vermeersch選手の優勝に終わり、マーケティング観点からはビミョーな空気が流れたのも記憶に新しい処です(グラベルバイクも準備されていたようですが…)。機材面に着目すると、WEの方がサスペンションフォークやリムハイト等でバラエティに富んでいました。

参考記事

そんなこんなで、公称タイヤクリアランス30mmの「Cannondale CAAD13 DISC | キャノンデール キャード13 ディスク」に太めのタイヤはどこまで入るのか、実証してみました。結論から言うと、実幅でフロント37mm/リア35mmが最大許容サイズです。

「Panaracer GravelKing SS 700×35C」を内幅22mmリムに装着して5bar入気すると、実幅は37mm。リアは、35Cだとチェーンステーで干渉するので32C推奨。それでも、エアを抜かないとフレームに収まりません。前後共にスピューカット要で手間が掛かります。

クリアランス1mm前後なので、ドライコンディションが前提です。プロファイルがほぼスリックのラウンド形状での検証でしたので、ブロック高めなタイヤならサイズを抑えたほうが無難です。
Cannondale CAAD13 DISC ターマック仕様
定番50mmハイトリムとの組み合わせ
Jagwire Pro LR2 Disc Brake Rotors φ160
ジャグワイヤー プロ エルアールツー ディスクブレーキローター


上記のように、1台のバイクで毛色の違うホイールを履き替えることで気分転換にもなります。調整を省くことを考慮すると、ハブ&ローターを統一するのが望ましいです。さらに言えば、ベアリング予圧がOLDに影響しない「GROWTAC EQUAL」のようなハブが理想的です。
Cannondale HollowGram SL 27 KNØT Carbon Seatpost - 15mm offset
Before: HollowGram 27 KNØT Seatpost
標準装備アルミ製 260g
After: HollowGram SL 27 KNØT Carbon Seatpost - 15mm offset
カーボン製 164g

余談ですが、SuperSix EVO Gen.3 / CAAD13にお乗りのライダーにおススメなのが、「HollowGram SL 27 KNØT Carbon Seatpost」。ヤグラ下の「くびれ」が、SAVEERGONシートポスト同様の効果を生み、シッティング時、路面からの突き上げをいなし、快適性を高めます。肝心の重量は、標準装備のアルミ製に比べ約100g軽量化でき、ダンシングやラックに掛ける際に効果を実感しやすいです。

CAAD13ユーザーや「Cannondale CAAD13 Disc EF Team Replica | キャノンデール キャード ディスク 13 EF チーム レプリカ」購入を検討されている方は、ご参考まで。

※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。