SCHWALBE BILLY BONKERS | シュワルベ ビリーボンカーズ 26×2.25 装着例 |
「夏が来れば 思い出す~♪」のが、ハンドルグリップのベタツキ。この時期、オゾン/紫外線/熱のトリプルアタックによってゴム製品の劣化は進みます。
そんなタイミングで、乗車時に目に入る「グリップ」と駐輪時に主張する「タイヤ」を交換することで、見た目もリフレッシュができます。今回は、懐かしめなビンテージ 26インチ MTBを例に両者を交換してみました。
1.タイヤ
街乗り用で、「26インチ/サイドブラウン/とにかく太く/スリック」となるとMaxxis DTHが定番に挙げられますが、国内展開が始まったばかりの「SCHWALBE BILLY BONKERS | シュワルベ ビリーボンカーズ 26×2.25」を試履きすることに。ワイヤービードだと価格が3740円/本とお財布にも優しいのもセールスポイントです。
「BILLY BONKERS」は、パンプトラック・ダートジャンプ・スロープスタイル向けに開発されたタイヤ。トレッドのブロックは低いものの、センターリッジでないこともあって、スリックに比べるとロードノイズは大きめですが、許容できるレベルかと。
あと、シュワルベのタイヤは、エントリーからハイエンドモデルまでサイドレターの意匠が統一されていて、下位モデルも安っぽく見えないのが特徴です。カンパニョーロみたいな感じかと。
Cannondale TrailShroom Grip | キャノンデール トレイルシュルーム グリップ 装着例 |
2.グリップ
グリップやバーテープで汚れや耐久性を優先される方には、当店ではブラックをお勧めしていますが、交換も容易なロックオングリップで消耗品と割り切って明るいカラーにすると、車体が軽く見える効果があります。装着例では、タイヤのサイドカラーに合わせて明るめな「Camo」にしてみました。
「Cannondale TrailShroom Grip | キャノンデール トレイルシュルーム グリップ」は、価格を抑えたモデルながら、手の込んだ造りになっており、ODIの定番パターンに例えると。手の平が当たる面は、細かいひだ状のマッシュルームパターンを備えた「ATTACK」。指先部分は、細身の「RUFFIAN」を組み合わせた感じかと。
別ブランドのバイクにお乗りで、「Cannondale」の白ロゴが気になる方は、おそらく除光液で落とせます。確証は持てませんが…。
Before:交換前タイヤ |
Before:交換前グリップ |
こんな感じで、冷め切った倦怠期の夫婦のようになってしまったバイクでも、コスト抑えながら刺激を与えて「あの素晴しい愛をもう一度」のご提案でした。
全くの余談ですが、旧車MTBにお乗りの方から、フロントシングル化の相談を頂いても、多くの場合で3枚のまま残すことをお勧めしています。シングル化でチェーンライン確保しようとミドル位置へリングを配すると、チェーンステーと干渉して大きめなリングを付けられないケースが多いからです。
それだと、クロスバイク的な街乗り用途でギア比が低すぎて、すぐに脚が回り切ってしまいます。また、FDはチェーンキャッチャーの機能も有しているので、シングル化の際は、チェーンリングをナローワイドに交換する必要もあります。