DT SWISS 240 EXP × GROWTAC EQUAL カーボンリム 28H |
DT SWISS 240 EXP ハブ |
GROWTAC EQUAL カーボンリム 50mmハイト 28H |
RATCHET EXP |
#13-14バデッドスポーク |
DT SWISS REAR WHEEL 240 EXP DBCL FOR THRU AXLE 12MM |
After: DT SWISS 240 EXP × GROWTAC EQUAL カーボンリム 902g |
Before: DT SWISS R470 24mmハイト 1105g |
ブルベも嗜まれるオーナー様からリアホイールのビルドを承りました。大柄ライダーということもあって、強度と重量がバランスしたホイールをご要望。ホイール強度を上げるには、スポーク数/径やリム高/幅のUPが挙げられますが、重量やコストも勘案すると落とし処の見極めは難しいものです。
ロード系のパーツ流通量が多いのは24Hで、32や36Hまでスポーク数を増やすと、ハブやリムの選択肢が非常に狭まります。幾つか候補を考えましたが、万一スポークが飛んだ時の補修のし易さやパーツ入手性も考慮して、Jベンド・28Hで下記構成に。
ハブ:DT SWISS REAR WHEEL 240 EXP DBCL FOR THRU AXLE 12MM
リム:EQUAL カーボンリム 50mmハイト(型番:RMCD-292250-D)
スポーク:#13-14バデッドスポーク
ハブは、最新のRATCHET EXP機構を有するハイエンドモデル「DT SWISS 240 EXP」。フリーボディは面接触型クラッチの最新「RATCHET EXP」を採用。派手さはありませんが、面クラッチ特有の駆動剛性が特徴。36Tクラッチ音は控えめです。
リムは、「GROWTAC EQUAL カーボンリム 50mmハイト」。元々お使いのDT SWISS R470と比較して、リム重量は殆ど変わりませんが、リムハイトは24→50mmと2倍に。エアロ効果より、断面係数を稼ぐのが主目的です。
ディスクブレーキ&耐久性重視のご希望に沿って、これらを#13-14バデッドスポークを用いて、左右3クロス-JIS組で仕上げました。ハイエンド・ハブの恩恵で、重量は1105g→902gへと200g強の軽量化に。
ちなみに全くの余談ですが、2024/2月時点、DT SWISSは日本国内のセールスマネージャーを求人募集しています。