Cannondale CAAD13 × Challenge PARIS-ROUBAIX × BTP Reflective Bartape |
バーテープ:BTP Reflective Bartape カモ・パープルイエロー |
最近トレンドのタッキー系とは真逆な、ツルっとした表層を持ったバーテープ。汗をかくシーズンでもベタ付かず不快になりにくいかと。リフレクティブ機能は、思いのほか反射してビックリしました。実際、夜間にクルマと並走すると車間距離を大きめに取って貰えるので、視認性UPの効果はありそうです。
裏地が3mm厚のEVAフォームなので、過度に滑りませんが、同じPU表層で滑りにくさを重要視されるなら、SYNTHETIC SYNT GLO DROPの方が無難かと。BTPでも高タックなモデルが展開されていますが、現状で他社品との違いを訴求するのは難しいかしら?とも。
ブラケットカバー(フード):GRX ST-RX610 (12s) ラインテクスチャー流用 |
STレバーは、シマノ105のST-R7020 (11s)ですが、ブラケットカバーをラインテクスチャー付きのGRX ST-RX610 (12s) 用へ交換。模様自体は、先出のST-RX810を踏襲しているので新鮮味は有りませんが、ST-RX600ユーザーもカバー交換時の選択肢になるかと。
Challenge PARIS-ROUBAIX | チャレンジ パリ - ルーべ オープンチューブラー + TPU チューブ |
3.Challenge PARIS-ROUBAIX オープンチューブラー + TPU チューブ
最新のハイエンド・ロードバイクの足回りは、言わずもがな「ワイドリム+チューブレスレディ28~30C」。ただ、運用面も考慮すると、店主のような偶にしかロードバイクに乗らない方には不向きかとも。
チューブレスレディまでの運用コストは掛けられないけど、シルキーな乗り心地を求めるライダーには、当店では「コットンケーシング×オープンチューブラー×ラテックスチューブ」をお勧めしてます。ただ、これもケース耐久&エア保持の低さ、後述するタイヤ装着の難しさのハードルがあります。
それじゃ、もう一段楽な運用に寄せて「ワイドリム×ポリケースオープンチューブラー×TPUチューブ」を試してみようと、型落ちの「Challenge PARIS-ROUBAIX」を引っ張りだしてきました。ナイロンケーシングのVittoria CORSA N.EXTを先取りしたモデルとも言えます。
コットンに比べて耐候性に優れたポリエステルケーシングを採用しているものの、構造は変わらず「きし麺」状のオープンチューブラー。一度嵌めたビードが逃げないよう、結束バンド(インシュロック/タイバンド)等でビードを抑えながら、タイヤを装着する必要があって、万人にお勧めできるタイヤではありません。今回のような、ワイドリムと薄いTPUチューブと組み合わせると尚更です。
呼び寸法は、旧ETRTO基準の700×27cで、内幅22.5mmのワイドリムと組み合わせると実幅31mmに。エアボリュームとしなやかなケースの恩恵で、バルーンな身体に優しい乗り心地が得られます。
その一方、タイヤ重量が260g/本あるので、200g前後の軽量モデルから履き替えると、漕ぎ出しのモッサリ感は否めません。オープンチューブラーで重量を抑えるなら、耐パンク性に目をつぶってVELOFLEX Corsa RACE辺りが候補に挙がります。
長々とお付き合い頂きましたが、シーラント&タイヤインサートは煩わしいし、オープンチューブラーを装着するような職人芸は勘弁したい。一般的な加硫クリンチャー構造で、しなやかケースの太めで乗り心地が良くてソコソコな価格のモデルはないの?となると…。
最新モデルにも関わらず、SKU多すぎ&チューブド製品は注目されていない感の「Panaracer GRAVELKING R/パナレーサー グラベルキング R 700×28C」辺りが現実的な落とし処になるんじゃないかと思います。
※取付&加工法や使用パーツ等のご質問は、当店ノウハウのため、お応えしかねますことをご了承ください。
お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。