今回試したトラックボール 左:Logicool M575S / 右:Protoarc EM03 |
店主若かりし20~30代の頃、何度かトラックボールに挑戦しては挫折していましたが、このたび再び向き合ってみることに。思い返すとサラリーマン時代、機械CADを主業務としていた頃に腱鞘炎になり、左手マウスで凌いだこともありました。
久しぶりに真剣に図面を起こすことになって、作図効率化を図るために左手デバイス(プログラマブルキーボード)と右手トラックボールを試してみようと言うのがキッカケ。
まずは右手トラックボールに慣れるために、鉄板・ロングセラーの「Logicool/ロジクール M575S」を導入。使ってみると、トラックボールの操作がシンドイことが露呈しました。メカニック・同業者の方なら頷くと思いますが、日頃のブルーカラーワークで「親指」が酷使されているのが原因です。
ならばと、親指を避けて、「人差し指・中指」操作かつボール直径φ44mmで負担が小さそうな「Protoarc/プロトアーク EM03」を試してみることに。M575Sと比べると、ボール回転に時々引っかかりが感じられます。この形状のルーツを辿ると、Microsoft Trackball Explorer→サンワサプライ GRAVI MA-WTB182BK→Protoarc EM03という系譜になる模様。
ただ、このフォームファクターも、ホイールボタンが親指操作になってしまい結局負担が大きいことが判明。また、人差し指も親指同様に酷使されていて、ボール操作が辛い結果に。マウスの場合、無意識のうちに中指でホイールを回していたことを後で気が付きました。
自転車屋に限らず、手仕事をされている方なら、同様に両手の親指と人差し指を酷使していることが多いでしょう。そのため、大きな筋肉が使える一般的なマウスの方が負担が少ないですが、PC操作が増えると手首もやられてしまいます。
そうなると、最適なデバイスはトラックパッドか、それともパワーグローブなのか…。いや、銀河鉄道999のチケットを手に入れて、機械の身体を求めメガロポリスへ旅立つべきなのかもしれません。
※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。