2026年4月6日月曜日

台北サイクルショー 2026 | Taipei Cycle Show 2026 出張記 Tiger Air オンラインチェックイン/32インチホイール/RST グラベル倒立フォーク/CUVO 3Dプリントシャモアパッド/LIMOTEC Auto drop E-dropper #TPECY2026

桃園国際空港 / TPE MRT駅にて

店主が持つ情報の非対称性を埋めるべく、毎年恒例の『台北サイクルショー2026/Taipei Cycle 2026』に出張してきました。ショー全体の雑感としては、MTB向け32インチ規格のフレーム/ホイール/タイヤ/フォークの展示は増えていたものの、目立った新技術や明確なトレンドは感じられず、欧州市場の在庫調整を待っている印象を受けました。

各ブースは小規模化しているところが多く、依然として業界の低迷が反映されていました。一方で、中国本土系ブランドやそれらを扱う代理店の出展は増えていました。ただし、それらも本番は5月開催の上海ショーと言ったところで、目新しい製品はほとんど見られませんでした。

台北ショーは年々寂しくなってきています。それは、プラザ合意を挟んで自転車産業の主軸が日本から台湾へ移ったように、地政学リスクや製造コストの変化により、現在は台湾から中国本土/カンボジア/ベトナム/ポルトガルなどへ生産拠点が移行している表れとも捉えられます。

そんな台北ショー2026でしたが、店主目線で一番興味を惹いたのは本ポスト最後の方にご紹介している「LIMOTEC Auto drop E-dropper」が挙げられます

HND Tiger Air チェックインカウンター

今回も出張費を抑えるため、毎度のLCCで日帰り台湾へ。往路はTiger Air、復路はT'Way(しかも大邱経由)を利用しました。Tiger Airは以前までTPE発のみオンラインチェックインが可能でしたが、最近になってHND/NRT発便もオンラインチェックインが解禁に。

それなら、HNDで早めに制限エリアに入って仮眠できると期待していました。ところが、復路が他社便の場合はオンラインでできるのは座席確保までで、発券には復路の予約確認が必要らしく結局は有人カウンターに並ぶことに。

HL CORP
LIGHT METAL 3D FORGED COCKPIT / アルミ 3D鍛造 ハンドル-ステム一体成型
S3 SATORI Square System
SP connect/Quad Lock/Fidlock/Peak Designとアライアンス
PROMAXも同様な商品を発表していたので、完成車で一般的になりそう
コミューターもケーブルインターナル化
サイコンもステムにビルトイン、HL CORPがやるなら現実味を帯びてきます
KMC:ハーフリンクモデルを拡充
Massload:フェンダー一体型のリアラック MIK対応
ORA:カットサンプル
メインランドチャイナ・ブランド製品を扱う代理店

メインランドチャイナ・ブランド製品を扱う代理店

YUEN:リア側にオフセットしたリアラック&チャイルドシート
Armor:32インチ MTB サンプルバイク

Kenda:DAGGER 32インチ タイヤ

MAXXIS:Armor:32インチ MTB サンプルバイク
CST:C1809N OPERATIVE 14x1.75
KIDS用だが耐圧4.5BARなのでフォールディングバイクにも使えそう
RST:グラベルバイク用 電子制御+倒立フォーク
詳しくは、bikeradar記事をご覧ください
Driveline:ZELE クランクでシルバーも展開

SAMOX:ショートクランクの定着化
ロード&グラベルで160mm~、MTB&E-BIKEで150mm~と言ったところ
Hubsmith
KIND SHOCK:展示バイクが中国本土ブランドのQUICK PRO/XDS/Amflow
業界の潮流を感じさせます

TSB Technology:LAGET AERO ONE
チタニウム 3Dプリント製 エアロロード
トップチューブ最薄部の厚みは7mm

価格は1,000,000NTD(≒500万円)
JETSET:350g/本の軽量アルミリム
JETSET:32インチリム
JETSET:32インチリム
JETSET:耐リム打ちを狙ったと思われるコンセプトリム
TEKTRO / TRP
TEKTRO / TRP:すっかり総合コンポーネントメーカーに

Cuvo:3Dプリント製シャモアパッド

3Dプリント製シャモアパッドは、数年前にElastic Interface社が発表済み。しかし、モデルが少なく、かつ高価なため現在はハイエンドビブにのみ採用されている状況。Cuvoはシャモアパッドのサプライヤーで、顧客ニーズに応じたカスタマイズを得意としています。普及価格帯らしく、通気性や密度調整といった3Dプリントの利点を、より多くのユーザーが体験できることが期待されます。

BETO:メンテナンススタンド
ALLIGATOR:パラレルリンク+エラストマー仕様のサスペンションシートポスト

DOSUN:16インチ E-フォールディングバイク(L-TWOOコンポ)
国内だとライトブランドのイメージが強い同社ですが、完成車も手掛けています

acros:ヘッドセット & BBメーカー
CANYONで採用が多いかと
TRIGON & BLKTEC
TRIGON
TRIGON
TRIGON
SRAM
Atlas Mountain Raceを走ったJeff WebbのFARA Gr4
Atlas Mountain Raceを走ったJeff WebbのFARA Gr4

SCHWALBE:SX-R (ETRTO 30-451 / 20x1-3/8)
EUROBIKE 2025で見て気になっていましたが、日本でも流通する模様
PIRELLI:P ZERO RACE TLR SL-R

すでに販売が始まっているPIRELLIの新型「P ZERO RACE TLR SL-R」。チェーファーをサイドウォール側へ延長することでリム界面との凹凸低減してエアロダイナミクスを追求したタイヤです。

アイデア自体は、MAVICが2012年に発表した「エアロフラップ CX01ブレード」に近いので新鮮味はありませんが、厚めなサイドでも乗り心地やショルダーグリップを確保できているのか気になるところ。装着性は皆まで言うなでしょうが…。

SCHWALBEが先陣を切ったカーカスのセンター・オーバーラップを廃したケース構造。Vittoria / Continental / iRCも追従していますが、本モデルで「LiteCORE」と称してピレリも採用したことで技術動向として定着したと言えます。

Vision:Metron 45–60 RS CS Silver Edition Wheelset
CeramicSpeed ベアリング搭載
Vision:Tour de France 2025 Ben Healy's yellow Cannondale LAB71 SuperSix EVO
Cannondale System R-One Carbon one piece
Cannondale System R-One Carbon one piece
Pacific Cycles:E-BIRDY
Circum Avanti Co., Ltd.:ReGen Refillable Co2 Cartridge
再充填可能なCO2カートリッジ

LIMOTEC:Auto drop E-dropper
車速に応じて自動でサドル高が上下

個人的に「おおっ」と思ったのは「LIMOTEC Auto drop E‑dropper」。Taipei Cycle d&i awards 2026でGold Awardも受賞しています。ホイール回転を検出し、自転車が停止に近づくと自動的にサドルを下げ、再び走り出すと設定した高さに戻るシートポストです。

リモートやボタン操作が不要なのが特徴で、コミューター用途のE‑BIKEに標準装備される未来を想像させました。日本で広く普及している電動アシストのママチャリにも搭載される日が来るかもしれません。過酷な環境で使用されるので、耐久性/強度/防水性がハードルになりますが…。

現時点ではプロトタイプのようでしたが、既存技術の組み合わせによるものなので実装は現実的かと。また、ペダルバイクでも加速度センサーやサイコンの速度情報で同様の制御が可能と思われます。


iMOTEK:TEKFIT PRO 2026
LEOMOライクなフィッティング&トレーニングツール
ADUI BRAKE INDUSTRY INC.:DRIPSHIELD E-MOBILITY BRAKE PADS
E-cargo bike 向けの高耐久ブレーキパッド
ADUI BRAKE INDUSTRY INC.:DRIPSHIELD E-MOBILITY BRAKE PADS
安定のTIOGAさんブース
MTBオジサンは懐かしいDHサドル(フランスパン/寿司サドル)が復刻されます
台北サイクルショー 2027 | Taipei Cycle Show 2027:3/24-27開催予定

当店の「台北サイクルショー 2026 | Taipei Cycle Show 2026」関連記事は、#TPECY2026をご覧ください。

※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

当店の完成車&ホイールの在庫リストは、https://www.avelotokyo.com/p/sale_11.htmlをご覧ください。

お問合せは、info@avelotokyo.com または、070-5075-8192 まで。

2026年4月4日土曜日

Cannondale SuperX 3 Raw | キャノンデール スーパー エックス 3 ローカラー ブラック Shimano GRX 820 / DT Swiss G1800 SPLINE ホイール 装備 カーボン グラベルバイク

Cannondale SuperX 3 Raw | キャノンデール スーパー エックス 3
カラー:Raw |ロー ブラック
Shimano GRX 820 / DT Swiss G1800 SPLINE 装備

ハイスピードグラベルやグラベルレース向けに開発された「Cannondale SuperX 3|キャノンデール スーパーエックス 3」。Supersix EVO譲りの軽量性とエアロダイナミクスを備えたカーボンフレームに、「シマノ GRX 820」と「DT Swiss G1800」を搭載したモデルです。

機材スポーツゆえ、上を見ればキリがありませんが、「Cannondale SuperX 3」は絶妙に的を射たパーツアセンブリにより、吊るしのままでも通なライダーを満足させる仕上がりとなっています。また、ロードとグラベルの両方を楽しみたいものの、保管スペースや予算の都合から一台で賄いたいと考えるライダーにもおすすめです。

今回は、ベテランライダーのオーナー様からご注文頂きセットアップを進めました。基本的な構成はそのまま、挿し色を追加。実践的な一台に仕上がりました。

タイヤ:Vittoria Terreno T50 700x40c
厚めなチェーファーでTBR運用でも気密性が期待できます
ホイールセット:DT Swiss G1800
転がりの良いトレッドパターン
前後ハブ:DT Swiss 370 スターラチェット

ホイールセットは、「DT Swiss G1800」。アルミリムですが、内幅24mmの現代的なプロファイルとエアロスポークの組み合わせ。370ハブは、「Ratchet LN」を採用。元祖スターラチェットの面クラッチ式ゆえ、駆動剛性も高くなっています。なお、公称タイヤクリアランスは、フロント51mm/リア48mmとなってます。

クランクセット:FC-RX820-2 / 48-31T
UDH + ダイレクトマウント・RDハンガー
リア カセットスプロケット:CS-R8101-12 ULTEGRA HYPERGLIDE+ 12スピード

コンポーネントは、ロードで言うアルテグラグレードに当たる12スピード メカニカルシフティングの「シマノ GRX 820」をフル装備。12sのアルテグラはDi2のみとなっていますが、GRXはメカニカルシフティングも継続展開しており、いわゆる「紐テグラ」グレードに該当します。
ブレーキ:Shimano GRX 820 & CL800 前後φ160mm ローター
Chain Suck Protector / チェーン サック プロテクター追加

シクロクロス兼用であった前作の「SuperSix EVO SE」や「SuperSix EVO CX」と比較してBBハイトが下げられ、高速巡行や安定性を重視したグラベル向けのジオメトリとなっています。

Cannondale SuperX 3 | キャノンデール スーパー エックス 3 (SPEC→公式サイト)
カラー:Raw | ロー(ブラック)
コンポーネント:Shimano GRX 820
ホイール:DT Swiss G1800

※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

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2026年4月3日金曜日

MICROSHIFT Cypher | マイクロシフト サイファー 1×10 電動コンポーネント #TPECY2026

MICROSHIFT Cypher
展示車体:GIANT LIV

毎年恒例の『台北サイクルショー2026/Taipei Cycle 2026』に出張してきました。20162017に発表した「eXCD」以降、電動コンポーネントから距離を置くMICROSHIFTですが、EUROBIKE 2025でシレっと登場させたのが「Cypher」です。

構成は1×10。近年、GIANT社が力を入れるキッズ&ジュニア向けロードバイクに向けて生産されたもので、ほぼ同社への専売商品と言ってよいポジションかと。

右ブリフター
MPH Youth Disc Brake System
ワイヤ→油圧駆動へ変換
左ブレーキレバー
ブレーキはメカニカル(ワイヤ駆動式)で、GIANTが展開するMPH Youth Disc Brake Systemを介してワイヤ→油圧駆動へ変換してディスブレーキを駆動します。変速スイッチは右ブリフターのみに装備。レバーは、ショートリーチ仕様なので展示車のような女性向けモデルにもマッチしそうです。
新型MTBコンポ 1x11s「Advent MX」も展示

当店の「台北サイクルショー 2026 | Taipei Cycle Show 2026」関連記事は、#TPECY2026をご覧ください。

※各パーツの詳細&セッティングに関するご質問は、当社ノウハウもございますのでご遠慮ください。

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2026年4月1日水曜日

DAHON K1 × SCHWALBE BIG APPLE | ダホン ケーワン × シュワルベ ビッグアップル ファット化 カスタマイズ 14インチ シングルスピード 軽量フォールディングバイク 折り畳み

DAHON K1 × SCHWALBE BIG APPLE | ダホン ケーワン × シュワルベ ビッグアップル
ファット化 カスタマイズ

人気の14インチ折り畳み「K3」のシングルスピードモデル、「DAHON K1 | ダホン ケーワン」。シンプルな構成でタウンユースを想定したモデル。都市部の平地を走るのに適したコンパクトコミューターです。

フレームデザインは、K3同様にEEZZ(イージー)をコンサバにしたスタイル。前三角は「Deltec」ケーブルで補強。後三角は標準的なトラス構造を採用。塗分けされたグラフィックもスポーティな雰囲気に仕上がっています。

SCHWALBE BIG APPLE
軽量シングルスピードの代表格、「DOVE UNO」や「DOVE PLUS」と比較すると。「K1」は、前後トライアングルを有して捻じれ剛性が高く、ホイールベースもが長いので安定した走行が可能。その反面、車体重量は約1kg重くなります。

DOVE系は、チョイ乗りコンビニバイク的な立ち位置でしたが、K1はもう少しちゃんと走りたい方向けかと。レンジ的には、DOVE<K1<K3と言ったところ。

そんな「K1」ですが、今回はタイヤ交換のタイミングでお馴染みの「SCHWALBE BIG APPLE」へ換装してファット化することに。タイヤ外径も大きくなるので、ギア比UPの効果も得られます。

ベースバイク
DAHON K1/ダホン ケーワン
Transmission:1 Speed(F42T/ R9T)
Wheel size:14 inch
Weight:7.8kg
Folding size:W65×H59×D27cm
Color:Steel Black | スティールブラック


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