| 桃園国際空港 / TPE MRT駅にて |
店主自身の情報の非対称性を埋めるべく、毎年恒例の『台北サイクルショー2026/Taipei Cycle 2026』に出張してきました。ショー全体の雑感としては、MTB向け32インチ規格のフレーム/ホイール/タイヤ/フォークの展示は増えていたものの、目立った新技術や明確なトレンドは感じられず、欧州市場の在庫調整を待っている印象を受けました。
各ブースは小規模化しているところが多く、依然として業界の低迷が反映されていました。一方で、中国本土系ブランドやそれらを扱う代理店の出展は増えていました。ただし、それらも本番は5月開催の上海ショーと言ったところで、目新しい製品はほとんど見られませんでした。
台北ショーは年々寂しくなってきています。それは、プラザ合意を挟んで自転車産業の主軸が日本から台湾へ移ったように、地政学リスクや製造コストの変化により、現在は台湾から中国本土/カンボジア/ベトナム/ポルトガルなどへ生産拠点が移行している表れとも捉えられます。
そんな台北ショー2026でしたが、店主目線で一番興味を惹いたのは本ポスト最後の方にご紹介している「LIMOTEC Auto drop E-dropper」が挙げられます。
| HND Tiger Air チェックインカウンター |
今回も出張費を抑えるため、毎度のLCCで日帰り台湾へ。往路はTiger Air、復路はT'Way(しかも大邱経由)を利用しました。Tiger Airは以前までTPE発のみオンラインチェックインが可能でしたが、最近になってHND/NRT発便もオンラインチェックインが解禁に。
それなら、HNDで早めに制限エリアに入って仮眠できると期待していました。ところが、復路が他社便の場合はオンラインでできるのは座席確保までで、発券には復路の予約確認が必要らしく結局は有人カウンターに並ぶことに。
| HL CORP LIGHT METAL 3D FORGED COCKPIT / アルミ 3D鍛造 ハンドル-ステム一体成型 |
| S3 SATORI Square System SP connect/Quad Lock/Fidlock/Peak Designとアライアンス PROMAXも同様な商品を発表していたので、完成車で一般的になりそう |
| コミューターもケーブルインターナル化 サイコンもステムにビルトイン、HL CORPがやるなら現実味を帯びてきます |
| KMC:ハーフリンクモデルを拡充 |
| Massload:フェンダー一体型のリアラック MIK対応 |
| ORA:カットサンプル |
| メインランドチャイナ・ブランド製品を扱う代理店 |
| メインランドチャイナ・ブランド製品を扱う代理店 |
| YUEN:リア側にオフセットしたリアラック&チャイルドシート |
| Armor:32インチ MTB サンプルバイク |
| Kenda:DAGGER 32インチ タイヤ |
| MAXXIS:Armor:32インチ MTB サンプルバイク |
| CST:C1809N OPERATIVE 14x1.75 KIDS用だが耐圧4.5BARなのでフォールディングバイクにも使えそう |
| RST:グラベルバイク用 電子制御+倒立フォーク 詳しくは、bikeradar記事をご覧ください |
| Driveline:ZELE クランクでシルバーも展開 |
| SAMOX:ショートクランクの定着化 ロード&グラベルで160mm~、MTB&E-BIKEで150mm~と言ったところ |
| Hubsmith |
| KIND SHOCK:展示バイクがQUICK PRO/XDS/Amflowで時代のうねりを感じさせます |
| TSB Technology:LAGET AERO ONE チタニウム 3Dプリント製 エアロロード |
| トップチューブ最薄部の厚みは7mm |
| 価格は1,000,000NTD(≒500万円) |
| JETSET:350g/本の軽量アルミリム |
| JETSET:32インチリム |
| JETSET:32インチリム |
| JETSET:耐リム打ちを狙ったと思われるコンセプトリム |
| TEKTRO / TRP |
| TEKTRO / TRP:すっかり総合コンポーネントメーカーに |
| Cuvo:3Dプリント製シャモアパッド |
3Dプリント製シャモアパッドは数年前にElastic Interface社が発表しましたが、モデルが少なく、かつ高価なため、現在はハイエンドビブにのみ採用されている状況。そんな中、Cuvoはシャモアパッドのサプライヤーで、顧客ニーズに応じたカスタマイズを得意としています。普及価格帯らしく、通気性や密度調整といった3Dプリントの利点を、より多くのユーザーが体験できることが期待されます。
| BETO:メンテナンススタンド |
| ALLIGATOR:パラレルリンク+エラストマー仕様のサスペンションシートポスト |
| DOSUN:16インチ E-フォールディングバイク(L-TWOOコンポ) 国内だとライトブランドのイメージが強い同社ですが、完成車も手掛けています |
| acros:ヘッドセット & BBメーカー CANYONで採用が多いかと |
| TRIGON & BLKTEC |
| TRIGON |
| TRIGON |
| TRIGON |
| SRAM |
| Atlas Mountain Raceを走ったJeff WebbのFARA Gr4 |
| Atlas Mountain Raceを走ったJeff WebbのFARA Gr4 |
| SCHWALBE:SX-R (ETRTO 30-451 / 20x1-3/8) EUROBIKE 2025で見て気になっていましたが、日本でも流通する模様 |
| PIRELLI:P ZERO RACE TLR SL-R |
すでに販売が始まっているPIRELLIの新型「P ZERO RACE TLR SL-R」。チェーファーをサイドウォール側へ延長することでリム界面との凹凸低減してエアロダイナミクスを追求したタイヤです。
アイデア自体は、MAVICが2012年に発表した「エアロフラップ CX01ブレード」に近いので新鮮味はありませんが、厚めなサイドでも乗り心地やショルダーグリップを確保できているのか気になるところ。装着性は皆まで言うなでしょうが…。
SCHWALBEが先陣を切ったカーカスのセンター・オーバーラップを廃したケース構造。Vittoria / Continental / iRCも追従していますが、本モデルで「LiteCORE」と称してピレリも採用したことで技術動向として定着したと言えます。
| Vision:Metron 45–60 RS CS Silver Edition Wheelset CeramicSpeed ベアリング搭載 |
| Vision:Tour de France 2025 Ben Healy's yellow Cannondale LAB71 SuperSix EVO |
| Cannondale System R-One Carbon one piece |
| Cannondale System R-One Carbon one piece |
| Pacific Cycles:E-BIRDY |
| Circum Avanti Co., Ltd.:ReGen Refillable Co2 Cartridge 再充填可能なCO2カートリッジ |
| LIMOTEC:Auto drop E-dropper 車速に応じて自動でサドル高を伸縮 |
個人的に「おおっ」と思ったのは「LIMOTEC Auto drop E‑dropper」。Taipei Cycle d&i awards 2026でGold Awardも受賞しています。ホイール回転を検出し、自転車が停止に近づくと自動的にサドルを下げ、再び走り出すと設定した高さに戻るシートポストです。
リモートやボタン操作が不要なのが特徴で、コミューター用途のE‑BIKEに標準装備される未来を想像させました。日本で広く普及している電動アシストのママチャリにも搭載される日が来るかもしれません。過酷な環境で使用されるので、耐久性/強度/防水性がハードルになりますが…。
現時点ではプロトタイプのようでしたが、既存技術の組み合わせによるものなので実装は現実的かと。また、ペダルバイクでも加速度センサーやサイコンの速度情報で同様の制御が可能だと思われます。
| iMOTEK:TEKFIT PRO 2026 LEOMOライクなフィッティング&トレーニングツール |
| ADUI BRAKE INDUSTRY INC.:DRIPSHIELD E-MOBILITY BRAKE PADS E-cargo bike 向けの高耐久ブレーキパッド |
| ADUI BRAKE INDUSTRY INC.:DRIPSHIELD E-MOBILITY BRAKE PADS |
| 安定のTIOGAさんブース MTBオジサンは懐かしいDHサドル(フランスパン/寿司サドル)が復刻されます |
| 台北サイクルショー 2027 | Taipei Cycle Show 2027:3/24-27開催予定 |
当店の「台北サイクルショー 2026 | Taipei Cycle Show 2026」関連記事は、#TPECY2026をご覧ください。
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