オーナー様から部品支給でリアホイールのビルドを承りました。リムのニップル穴はセンターから5mmオフセット、それをキャノンデール・Aiオフセット規格で組み上げるという「オフセットの二乗」の変則オーダーでした。
スポークは、オーナー希望のSAPIM CX-RAY 14G。ディスクブレーキなので、オーソドックスな3クロス-JIS組で仕上げました。オフセット効果で、左右スポークテンションは均等に近づき、NDSがやや高めに。
リム:WTB CZR i30 29" TCS 2.0 / 32 hole カーボンリム
ハブ:シマノ XTR FH-M985 32H
スポーク:SAPIM CX-RAY 14G
ただ、旧規格のOLD135ゆえ、如何せんフランジ間距離が狭くスポークが立ち気味になるのは避けられません。横剛性を考えると、現代のBOOST規格は理にかなった進化と言えます。